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ブログの内容を抜粋してまとめました。
 

同種免疫

妊娠の成立と継続に重要な働きを持つ免疫のお話です。


子宮内膜炎

着床失敗と流産の直接的な原因は子宮の免疫異常であり、免疫異常を引き起こす主な原因が炎症であり、炎症の原因の一部が病原性感染です、というお話です。


ピシバニール

人間の体の常在菌が妊娠の継続に極めて重要です。その理由は常在菌が免疫を寛容にしているからのようです。拒絶の免疫と生着の免疫を検査して、生着促進のためにはピシバニール治療、拒絶抑制のためにはステロイド治療、ときに併用治療が良い、というお話です。


アスピリン

原因不明の不育症にアスピリン治療は効果がないばかりでなく、出血が起こりやすくなるため、かえって危険です、というお話です。また、アスピリン・ジレンマもあり、服用量にも注意が必要です、というお話です。


妊娠ストレス

妊娠前と妊娠初期のストレスは着床と妊娠初期に危険です。その理由はストレスが子宮の細動脈をより細くし、さらに炎症を引き起こすためです、というお話と、その実例、治療についてのお話です。


甲状腺

着床と妊娠の継続のためには特別な甲状腺機能の管理が必要です、というお話です。


プロラクチン

乳腺を刺激する作用のプロラクチン(ホルモン)は、卵巣機能の抑制と、拒絶免疫の促進作用もあるため、妊娠前からの高値は不妊・不育の原因になる、というお話です。夜に高くなる傾向があり、ストレスによっても高くなりますので、検査には負荷試験が必要です、というお話です。


PGT-A、着床前スクリーニング

PGTA(着床前胚異数性検査)の利点と限界についてのお話です。


染色体検査

なぜ流産したかを知る方法は、流産手術のときの流産内容物の染色体検査です。流産する運命を背負った小さな命だったのか、そうではなかったのかがわかります。検査により納得できますし、今後、治療が必要かどうかがわかります、というお話です。


着床障害(ごく初期の不育症)

3回以上胚移植しても妊娠しないか化学流産の場合、着床障害と考えられますが、着床障害とは「ごく初期の不育症」と考えられます、というお話です。


二人目の不育症

正常出産の後に、流産を2回以上繰り返す続発性不育症(2人目の不育症)についてのお話です。出産後に流産しやすい子宮内環境になってしまう原因についてのお話です。


妊娠初期の注意点

妊娠初期の出血の意味や生活の注意点等についてのお話です。


抗リン脂質抗体

胎盤になる組織の血管に血栓を作ることによって、流産の原因になる自己抗体等の検査と治療についてのお話です。


妊娠の認知行動療法

自分の心と体を楽にさせるため、努力して考え方や生活の仕方を変える認知行動療法についてのお話です。


こころブログ

日々の診療のなか、「こころのつぶやき」を書いたブログを抜粋しました。

ワオ!と言っているユーザー

ブログ内容一覧No.601~

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ブログ内容一覧No.301~600

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ブログ内容一覧No.1~300

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827.当院15年間の(最終)治療実績

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827.当院15年間の(最終)...
2008年5月より2023年4月までの、
15年間の「治療実績」を
何とかまとめることができました。
 

過去の流産回数2~16回、
平均年齢35歳、
不育症初診者、5139名のうち、
治療された2121名の
(1回の妊娠につき)
治療成功率は、78% でした。
 
40歳以上の方の
(1回の妊娠につき)
治療成功率は、55% でした。
 

過去の胚移植回数5~28回、
平均年齢38歳、
治療された1673名の
(1回の治療につき)
治療成功率は、24% でした。
 
40歳以上の方の
(1回の治療につき)
治療成功率は、12% でした。
 
 
詳細は不育症と着床障害の
治療実績をご覧ください。

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826.“2024年2月20日” に閉院します

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826.“2024年2月20日...
明けましておめでとうございます。
 
この三が日は能登の地震や飛行機事故など、
心が落ち着かない年始となってしまいました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
 
ご報告ですが、
当院はビル開業ですので、
いろいろな事情もあり、
今年の2月20日を最後に
閉院とさせていただきます。
 
よろしくお願い申し上げます。
 

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825.“閉院のおしらせ”

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825.“閉院のおしらせ”
通院中の患者様には、
大変ご迷惑をおかけしてしまい
申し訳ありません。

小生、古希を過ぎて
体力、気力とも顕著に
衰えを感じていました。

残念ではありますが、
2024年2月末にて閉院させて頂きます。


約16年間、日本で最初に
不育症と着床障害の専門クリニックとして
診療してまいりましたが、
その間のお励まし(叱咤激励)に
心から感謝申し上げます。


なお、当院通院中の患者様には、
閉院までの期間で個々に
対応させて頂きます。

また、当院を初めて受診される
患者様(初診)については、
受付を2023年9月末まで
と、させて頂きます。

よろしくお願い申し上げます。


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824.腑に落ちる説明(後悔)

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824.腑に落ちる説明(後悔)
なぜ育たないのか?

患者さん個人の背景に合わせて、
腑に落ちる説明を
簡潔にできるよう
努力していますが、

まだまだ後悔することがあります。


検査もいろいろありますが、
患者さん毎に、
検査の優先順位を話し、

治療も、
患者さんの背景に合わせて、
安心を感じていただけるよう
気分、ホルモン、免疫等の
複数治療を心がけています。

しかし、
運命と技術の未熟等により、
ご期待に応えられなかった
こともあります。


不育症、着床障害の
原因は運命も含めて複数あり、
それが時間とともに
複数絡み合ってくるのです。


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823.「君たちはどう生きるか」

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823.「君たちはどう生きるか...
話題の映画を見てきました。

シニア世代にとって、
今までの自分の人生を
「どう生きてきたか」
考えさせられました。

これからのもう少し続く
「第二の人生」を
どう生きるか、参考になりました。



 

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822.令和5年7月・札幌・不育症学会にて

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822.令和5年7月・札幌・不...
先日の7月15~16日に、
札幌で開催された日本不育症学会へ
出席してきました。

思うに、
不育症の研究の歴史は、
1980年前後より、
免疫学の進歩が引き金となり、
世界的に加速されました。

日本でも、
(当時)東京大の桑原先生、藤井先生、
京都大の森先生、慶応大の牧野先生、
新潟大の竹内先生、高桑先生、
兵庫医大の磯島先生、大阪大の佐治先生、
奈良医大・富山大の斎藤先生、日本大の山本先生、
そして、名古屋市大の八神先生、私が
第一世代(?)として、
生殖の免疫(不妊、不育)の臨床研究を
盛んに行っていたものです。


今回の学会では、
第三世代(?)とも考えられる若手研究医も、
多くの最新の研究成果を発表されており、

あれから、
もう40年以上になることを実感しました。
人生はあっという間です。

私もそろそろ引退の時期ですね。


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