671. 卵子提供による着床障害
6月
4日
すでに高齢となり、
それでも強い希望があり、
海外で
卵子提供による体外受精を受け、
(着床前胚染色体異数性検査は正常胚)
それでも不成功が連続して、
当院を受診された方が
現在までに、
数十名いらっしゃいます。
そのほとんどの方には、
共通して、
「強い生殖ストレスと
同種免疫異常による
不都合な子宮内環境」
という原因が
存在していました。
その治療方法として、
当院では、
「生殖ストレス検査」
に基づいた
支持的精神療法
(必要により精神薬物療法)
と、
「3種類以上の同種免疫検査」
に基づいた
ピシバニール免疫調節療法、
あるいは
ステロイド免疫抑制療法
(必要により
ステロイド子宮内洗浄療法)
の
併用治療を行っています。
現在までに、
17症例の出産報告を
いただいています。
当院治療後、
その後の妊娠帰結が
不明な方もみえますので、
正確な成功率はわかりませんが、
推定、約50%の方が
当院の治療により、
出産されています。