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710. コロナ・パンデミックと妊娠

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710. コロナ・パンデミック...
コロナの世界的大流行は、
今までの生活を一変させました。

当院の変化として、
以前は、全国から患者さんを
受けていましたが、
現在は制限しています。

また、マスク、フェイスシールド、
間仕切り、消毒、換気以外に、
密を避けるため、
来院数を減らしています。
午前は多くて10人まで、
午後は多くて8人までです。


何かと制約の息苦しさを感じますが、
授かる命は、
大きな希望ですから、

コロナ・ストレスと、
みんなで
上手に
付き合っていきましょう。

付き合っていくしかないですからね。

これも与えられた運命でしょうね。


焦らず、慎重に。。。



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709. 妊娠の同種免疫 異常とは

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709. 妊娠の同種免疫 異常...
正常妊娠において、
胚は半分異物(夫由来)ですが、

胚の胎盤になる細胞が
子宮内膜の奥深くへ侵入して
増殖しなければなりません。

そのために
胚の胎盤になる細胞(非自己)と
子宮内膜の免疫細胞等(自己)は
盛んにメッセージ物質を
交換していることがわかっています。


その交流のバランスが壊れると、
胞状奇胎や絨毛癌になったり(頻度は低い)、
胚の発育が止まったりするのです。


子宮内における
母児間の同種免疫は
特殊な免疫環境です。

胚が正常に発育するために、

子宮内の免疫細胞は、
生着を抑える働き以外に、
生着を促進する働きも持っているのです。


ですから、
妊娠の同種免疫 異常とは、
胎児を攻撃するだけではなく、

胎児の生着を助ける働きの低下も
含まれているのです。

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708. 当院12年間の治療実績

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708. 当院12年間の治療実...
2008年5月~2020年4月の12年間
の治療実績がやっと判明しました。

2020年8月時点で集計を開始しましたが、
1年分のカルテのチェックですから、
約4ヵ月かかりました。

(集計結果)
12年間で不育症患者さんが4,697名受診され、
平均年齢は35歳でした。
当院での治療を受けられた方は、1,942名でした。
その平均妊娠継続成功率は、77%でした。

40歳以上の受診された方は、833名であり、
不育症患者さん全体の17.7%でした。
当院治療による(1回の妊娠につき)
平均妊娠継続成功率は、57%でした。


12年間で着床障害(過去に3回以上の胚移植不成功)
の患者さんが、2,354名受診され、
平均年齢は38歳でした。

そのうち5回以上の胚移植不成功の経験があり、
移植前からの当院治療を受けられた1,451名の
1回の治療についての妊娠継続成功率は、
24%でした。



過去の毎年の治療実績については、
下記の #(ハッシュタグ) を
クリックすると、検索できます。



#治療実績


#治療実績

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707. コロナ禍の2021年1月

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707. コロナ禍の2021年...
2020年3月頃より
新型コロナウイルスの脅威が
世界中に蔓延しています。

他人との密な距離、接触がダメですから、
こころの孤立が広がりやすいですが、

逆に、夫婦間の関係は
今まで以上に密の状態ではないですか。

夫婦共同でコロナに負けないように
がんばるしかないのですから。


ところで、
赤ちゃんを授かるためには、
ピリピリ、イライラの交感神経系を
できるだけ、
なだめておくことが大切ですよ。


交感神経の過剰な緊張は、
子宮内のらせん動脈を細くし、
子宮内の免疫を攻撃的にしますから。


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706. 子宮の老化

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706. 子宮の老化
加齢により卵巣機能が低下して、
妊娠が困難になることは
良く知られていますが、


子宮も加齢により、
胚を育てにくくなるのです。

その原因は、
卵巣からの女性ホルモンの減少により
子宮内膜が薄くなるためだけではなく、


同種免疫の状態においても、
加齢により、
免疫的なバランスが
壊れやすくなるからです。


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705. アスピリン、ヘパリン治療が危険な人

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705. アスピリン、ヘパリン...
消化管潰瘍がひどく、
消化管出血もある人が、
当院を受診されました。

抗リン脂質抗体が陽性であり、
他院でアスピリン治療を受けていましたが、
消化管出血がひどく、
妊娠の継続ができなかった人でした。


このような場合、当院では、
従来の抗凝固治療はお勧めしません。


水分をこまめに一日1.5リットル以上
飲んで、
体を冷やさず、

赤ちゃん関係のことはできるだけ
考えないようにするために
いつもの忙しい生活を維持して、

体をよく動かす生活を
指導しています。

場合により、
精神安定剤を頓服で少量
服用するよう
お話ししています。


その医学的根拠として、

最近の多くの研究報告では、
抗リン脂質抗体が強陽性でないならば、
ヘパリン治療は必要なく、
アスピリン単独治療で十分という内容です。
私も同じ見解です。

さらに、
特殊な研究報告ですが、
抗リン脂質抗体のアスピリン治療を
世界で最初に報告したニュージーランド
(Lubbe, WF, et al. : Lancet, 1:1361, 1983)
から、

抗リン脂質抗体が陽性の患者さんに
アスピリン治療しなくても、

十分な生活指導と
妊娠中のこまめな医学的サポート
(支持的精神療法)により、
アスピリン治療患者さんと同程度の
高い治療成績が得られたことが
報告されています。
(Pattison, NS, et al. :
Am J Obstet Gynecol, 183:1008, 2000)



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704. 抗リン脂質抗体陽性の治療

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704. 抗リン脂質抗体陽性の...
不育症と着床障害の検査のなかで、
抗リン脂質抗体(約9種類)と、
プロテインS、第12凝固因子が、
よく調べられています。

異常値ならば、胚、胎児のまわりに
血栓ができやすく、
妊娠の継続ができにくくなるのです。


どこまで調べる必要があるのか、
治療はどうするのかは、
担当医師の専門知識と治療経験により、
また、患者様の状況と希望により、
実際は、まちまちです。


また、検査値の異常のレベルによって、
治療方法が違ってきます。


一般的には、
抗リン脂質抗体が弱~中程度陽性、
プロテインS、第12凝固因子が弱低値ならば、
まずは、アスピリン単独治療がお勧めです。



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703. バイアスピリンとバッファリン配合錠A81の違い

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703. バイアスピリンとバッ...
不育症と着床障害の治療のなかで、
バイアスピリンとバッファリンが
よく使われています。

同じ少量アスピリンですが、
バイアスピリンはアスピリンが100mg、
バッファリンは81mg含まれています。


両者の違いは、
量だけではなく、
溶ける場所が違います。

バイアスピリンは腸溶錠ですから、
主に腸で溶けますが、
バッファリンは主に胃で溶けますから、
胃に刺激性があります。

両者とも消化管出血、
消化管潰瘍等の副作用があり、
消化管を荒らしやすく、
出血しやすくなります。



さらに詳しく知りたい方は、
ブログNo.
29、361、401、447、
525、530、552、651
をチェックしてみてください。

ブログNo.29は、特にお勧めです。

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702. コロナ禍の環境が妊娠継続に味方?

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702. コロナ禍の環境が妊娠...
ここ数か月間の当院での診療内容の印象です。

以前より多くの方が、
妊娠され妊娠継続に成功されている
ように感じています。

コロナ禍の緊張した環境が
相対的に、
生殖に対するストレスを軽減して
何らかの良い影響を及ぼしている
のかもしれません。

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701. PGT-A正常胚を移植したのに陰性

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701. PGT-A正常胚を移...
移植前の胚の23対ある染色体の数を
すべて調べるPGT-A検査が
始まっています。

高額な検査ですが、
胚の異常の有無について
染色体レベルで検査できます。

5日目胚盤胞の
総数約100個強の細胞の中の
胎盤になる外側の細胞約5個の
染色体の数をすべて調べる検査です。


注意点としては、
30%ぐらいの胚にモザイクがあるらしく、
胎児になる胚の中側の細胞は
調べられませんので、

結局、
PGT-A正常胚でも
じつは異常胚の可能性は約30%
あるようです。


ただ、
PGT-A正常胚を移植したのに
陰性ならば、

その原因は、
子宮側(子宮内環境)の問題
である可能性が、
より高いということになります。


より詳しい情報は、
ブログNo.639
「着床前スクリーニングの開始(臨床研究)」
と、
ブログのなかの
#着床前スクリーニング
をチェックしてみてください。



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