注目ブログ
同種免疫
妊娠の成立と継続に重要な働きを持つ免疫のお話です。
- 813.受精卵を子宮内で育てる免疫
- 810.免疫学的妊娠維持機構
- 798.当院ではタクロリムスではなくステロイドです
- 785.免疫寛容の不良による流産・着床不成功(新知見)
- 764.移植5日目には母児の交流あり
- 731.常在菌は、妊娠継続に必要
- 730.#Th1/Th2、#タクロリムスの背景
- 709.妊娠の同種免疫 異常とは
- 681.コロナ禍にタクロリムスは危険
- 677.妊娠に必要な物質の測定(M-CSF)
- 676.流産させる物質の測定(TNF-α)
- 546.胎盤(絨毛)細胞と子宮免疫の関係
- 27. 免疫と不育症の関係
子宮内膜炎
着床失敗と流産の直接的な原因は子宮の免疫異常であり、免疫異常を引き起こす主な原因が炎症であり、炎症の原因の一部が病原性感染です、というお話です。
- 797.妊娠は生理的な子宮内膜炎
- 782.子宮内の善玉菌、悪玉菌
- 759.子宮内膜症、子宮腺筋症、慢性子宮内膜炎は病的な炎症
- 682.感染ではなく、過剰な炎症が原因
- 657.感染より免疫が流産の原因
- 576.慢性子宮内膜炎による同種免疫異常
- 572.慢性子宮内膜炎について
- 541.ヨーグルトが子宮内環境に良い?
- 528.無菌性炎症と流産の関係
- 516.着床障害と卵管留水腫と炎症
ピシバニール
人間の体の常在菌が妊娠の継続に極めて重要です。その理由は常在菌が免疫を寛容にしているからのようです。拒絶の免疫と生着の免疫を検査して、生着促進のためにはピシバニール治療、拒絶抑制のためにはステロイド治療、ときに併用治療が良い、というお話です。
- 812.ピシバニール免疫治療とは?
- 762.難治性の不育症、着床障害
- 615.抗不安薬・免役調節治療により出産
- 473.受精卵と母体の適度な交流
- 432.インフルエンザ予防接種は死産を防ぐ
- 406.寄生虫は妊娠を助ける
- 214.自分を信じぬいた胚移植29回目の奇跡
- 105.流産16回後の出産
- 38. NK細胞と不育症
アスピリン
原因不明の不育症にアスピリン治療は効果がないばかりでなく、出血が起こりやすくなるため、かえって危険です、というお話です。また、アスピリン・ジレンマもあり、服用量にも注意が必要です、というお話です。
- 807.改めて、アスピリンの飲み方
- 745.アスピリンの飲み方
- 703.バイアスピリンとバッファリン配合錠A81の違い
- 651.バイアスピリンと絨毛膜下血種
- 530.バファリン等は血が止まりにくい
- 525.慣習的なバファリン服用は効果?
- 361.念のためのバファリンは効果なし
- 29. アスピリンジレンマ
妊娠ストレス
妊娠前と妊娠初期のストレスは着床と妊娠初期に危険です。その理由はストレスが子宮の細動脈をより細くし、さらに炎症を引き起こすためです、というお話と、その実例、治療についてのお話です。
- 819.こころ免疫
- 734.5人分の命をもらった子
- 714.妊娠初期のストレスが危険な理由
- 686.ストレスによる慢性子宮内膜炎
- 673.ストレスによる炎症
- 638.子宮内膜の血管収縮
- 615.抗不安薬・免役調節治療により出産
- 367.実母がストレス源
- 353.人体発生学から見た妊娠ごく初期のストレスの危険性
- 212.赤ちゃんと一緒に死んでしまいたい
- 138.人においてストレスは流産の原因か
- 136.動物実験でもストレスは流産の原因です
- 130.亡くした赤ちゃんへ感謝の心を
甲状腺
着床と妊娠の継続のためには特別な甲状腺機能の管理が必要です、というお話です。
- 724.#甲状腺と#子宮内膜の関係
- 723.#甲状腺と#胎盤の関係
- 722.#生殖医療下の#甲状腺検査と治療
- 721.#甲状腺検査値の全国的な調整
- 626.#甲状腺薬治療しても流産した方へ
- 625.#妊娠したら#甲状腺の薬を増量
プロラクチン
乳腺を刺激する作用のプロラクチン(ホルモン)は、卵巣機能の抑制と、拒絶免疫の促進作用もあるため、妊娠前からの高値は不妊・不育の原因になる、というお話です。夜に高くなる傾向があり、ストレスによっても高くなりますので、検査には負荷試験が必要です、というお話です。
PGT-A、着床前スクリーニング
PGTA(着床前胚異数性検査)の利点と限界についてのお話です。
- 769.PGT-A異常胚でも健康児を出産
- 754.PGT-A(Aランク)でも不成功
- 729.#PGT-A、#着床前スクリーニングの限界
- 701.PGT-A正常胚を移植したのに陰性
- 683.PGT-Aに利点がある方
- 639.着床前スクリーニングの開始(臨床研究)
- 539.着床前スクリーニングについて(6)
- 484.着床前スクリーニング(PGS)の利点と欠点
- 296.良い卵であっても、移植不成功、あるいは流産してしまう
染色体検査
なぜ流産したかを知る方法は、流産手術のときの流産内容物の染色体検査です。流産する運命を背負った小さな命だったのか、そうではなかったのかがわかります。検査により納得できますし、今後、治療が必要かどうかがわかります、というお話です。
- 741.流産絨毛(赤ちゃん)の染色体検査が正常ならば母体に原因
- 612.流産した時の胎児の染色体検査は必要か?
- 341.流産の原因の約3~4割は卵の質以外が原因
- 287.流産したら流産内容物の染色体検査を
- 176.夫婦の染色体検査は必要か
- 167.流産手術のときの染色体検査は大切です
- 32. 運命の赤ちゃんと助けられた赤ちゃん
着床障害(ごく初期の不育症)
3回以上胚移植しても妊娠しないか化学流産の場合、着床障害と考えられますが、着床障害とは「ごく初期の不育症」と考えられます、というお話です。
- 803.「着床の窓」ERA検査に有効性なし(高レベル論文)
- 789.着床障害にプライミング効果が関係?
- 787.受精卵への不寛容
- 786.着床の発生学
- 772.子宮に移植した胚が育たない
- 753.続発性の着床障害
- 319.「ごく初期の不育症」と「不育症」の違いは
- 318.「着床障害」とは「ごく初期の不育症」です
- 299.「不育症」と「着床障害」の原因は偶然と必然、多くはその混在
- 297.「不育症」と「着床障害」と「不妊症」とは?
- 200.私は不育症ですか?着床障害ですか?
- 186.着床障害について: イギリスからの報告
二人目の不育症
正常出産の後に、流産を2回以上繰り返す続発性不育症(2人目の不育症)についてのお話です。出産後に流産しやすい子宮内環境になってしまう原因についてのお話です。
妊娠初期の注意点
妊娠初期の出血の意味や生活の注意点等についてのお話です。
- 795.移植後・妊娠初期は、カイロより腹巻を
- 750.子宮内に血腫ができたとき
- 665.1日1.5リットル以上の水分
- 628.妊娠初期の出血
- 501.レモン水、炭酸水、スポーツドリンクを
- 389.心配するなら水を飲め
- 320.妊娠初期、赤ちゃんから見て、してほしいこと
- 131.妊娠初期、出血なんか恐くない
抗リン脂質抗体
胎盤になる組織の血管に血栓を作ることによって、流産の原因になる自己抗体等の検査と治療についてのお話です。
妊娠の認知行動療法
自分の心と体を楽にさせるため、努力して考え方や生活の仕方を変える認知行動療法についてのお話です。
こころブログ
日々の診療のなか、「こころのつぶやき」を書いたブログを抜粋しました。
- 788.命をつないでくれた
- 767.レモンを見ると唾液が出る
- 735.子供のように笑いたい
- 696.生・老・病・死
- 675.のんびりしたい
- 647.子作りのヒキギワ
- 641.生きる意味?
- 563.あるお寺さんの死
- 524.自分だけの幸せの形
- 515.時の流れが日々早くなる
- 492.運命は不変、生き方は可変
- 466.40歳以上のあなたへ
- 456.流産した子が守ってくれる
- 351.末期(まつご)の眼
- 335.この世は無常
- 313.産んでみたかった
- 305.神様に祈る、そして感謝する
- 283.がんばる心と受け入れる心
- 262.退屈な時間
- 260.赤ちゃんが来てくれなくても幸せになれます
- 254.納得と覚悟
- 195.輪廻転生
- 188.ある患者さんからのご報告
- 183.泣いてもいいんだよ
- 179.涙が重い
- 166.ごめんね
- 149.「女性性」 として輝いて
- 137.勝気なあなたへ
- 130.亡くした赤ちゃんへ感謝の心を
- 127.心の声
- 120.フイク(不育)の神様
- 113.今、赤ちゃんにしてあげられること
- 109.チャップリンの残してくれた言葉より
- 91.寛容から生まれる命
- 50.胎児は物ですか人ですか
- 33.やさしい思いをくれた赤ちゃんたちへ
- 26.無量の死
- 24.白い天使
827.当院15年間の(最終)治療実績
15年間の「治療実績」を
何とかまとめることができました。
過去の流産回数2~16回、
平均年齢35歳、
不育症初診者、5139名のうち、
治療された2121名の
(1回の妊娠につき)
治療成功率は、78% でした。
(1回の妊娠につき)
治療成功率は、55% でした。
過去の胚移植回数5~28回、
平均年齢38歳、
治療された1673名の
(1回の治療につき)
治療成功率は、24% でした。
(1回の治療につき)
治療成功率は、12% でした。
治療実績をご覧ください。
826.“2024年2月20日” に閉院します
心が落ち着かない年始となってしまいました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
当院はビル開業ですので、
今年の2月20日を最後に
閉院とさせていただきます。
825.“閉院のおしらせ”
大変ご迷惑をおかけしてしまい
申し訳ありません。
小生、古希を過ぎて
体力、気力とも顕著に
衰えを感じていました。
残念ではありますが、
2024年2月末にて閉院させて頂きます。
約16年間、日本で最初に
不育症と着床障害の専門クリニックとして
診療してまいりましたが、
その間のお励まし(叱咤激励)に
心から感謝申し上げます。
なお、当院通院中の患者様には、
閉院までの期間で個々に
対応させて頂きます。
また、当院を初めて受診される
患者様(初診)については、
受付を2023年9月末まで
と、させて頂きます。
よろしくお願い申し上げます。
824.腑に落ちる説明(後悔)
患者さん個人の背景に合わせて、
腑に落ちる説明を
簡潔にできるよう
努力していますが、
まだまだ後悔することがあります。
検査もいろいろありますが、
患者さん毎に、
検査の優先順位を話し、
治療も、
患者さんの背景に合わせて、
安心を感じていただけるよう
気分、ホルモン、免疫等の
複数治療を心がけています。
しかし、
運命と技術の未熟等により、
ご期待に応えられなかった
こともあります。
不育症、着床障害の
原因は運命も含めて複数あり、
それが時間とともに
複数絡み合ってくるのです。
823.「君たちはどう生きるか」
シニア世代にとって、
今までの自分の人生を
「どう生きてきたか」
考えさせられました。
これからのもう少し続く
「第二の人生」を
どう生きるか、参考になりました。