17.ある不育症患者さんの手記(2−4)
3月
2日
そんな時、
「 不育症 」 という言葉を知り、
青木先生を知る事となった。
妊娠初期での流産を繰り返すという人は多くいても、
私のように中期、後期で・・・
という人にはなかなか出会えず、
原因はあるのか治療は出来るものなのかと
不安になっていた。
そして、私の疑問や不安を青木先生にメールで送ってみた。
翌日、まさかこんなに早く返事を頂けるとは思っていなかった。
「 死産された胎児は男の子でしたか?
女の子でしたか?
名前は付けられましたか?
今は十分に供養してあげることが何よりです。
自分を責めてはいけません。
誰に対しても責めないで下さい。
あなたの赤ちゃんは、
あなたの子宮の中で精一杯生きたのですから。 」
「 まだ、若いから。 」
今まで死産をした病院では、
そんな言葉くらいしかかけてもらえなかった。
若いなら、赤ちゃんが死んでしまっても大丈夫なの?
死んだら、また、次に産めばいいというものなの?
青木先生から、亡くなった赤ちゃんに対する言葉をもらい、
すごく嬉しくて、涙が出て仕方なかった。
真っ暗闇の中に、光が差した様だった。