419. わずかな甲状腺ホルモン不足でも悪影響
3月
1日
一般的には正常範囲の、
わずかな甲状腺ホルモン不足でも
妊娠に悪影響がある可能性があります。
胎児の脳の発達にも影響がある
という報告もあります。
TSH値が2.5から5の間の
軽度の潜在性甲状腺機能低下症
であっても、
流産率が69%増加したという
前方視的研究報告もあります。
(J Clin Endocrinol Metab 95:E44, 2010)
2012年の妊娠時の甲状腺疾患管理の
アメリカ内分泌学会ガイドラインでは、
TSH値が2.5以上にならないように
妊娠前から治療しておく
ことが推薦されています。
ブログNo.374のチラージン(甲状腺の薬)
の飲み方も参考にしてください。