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705. アスピリン、ヘパリン治療が危険な人

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705. アスピリン、ヘパリン...
消化管潰瘍がひどく、
消化管出血もある人が、
当院を受診されました。

抗リン脂質抗体が陽性であり、
他院でアスピリン治療を受けていましたが、
消化管出血がひどく、
妊娠の継続ができなかった人でした。


このような場合、当院では、
従来の抗凝固治療はお勧めしません。


水分をこまめに一日1.5リットル以上
飲んで、
体を冷やさず、

赤ちゃん関係のことはできるだけ
考えないようにするために
いつもの忙しい生活を維持して、

体をよく動かす生活を
指導しています。

場合により、
精神安定剤を頓服で少量
服用するよう
お話ししています。


その医学的根拠として、

最近の多くの研究報告では、
抗リン脂質抗体が強陽性でないならば、
ヘパリン治療は必要なく、
アスピリン単独治療で十分という内容です。
私も同じ見解です。

さらに、
特殊な研究報告ですが、
抗リン脂質抗体のアスピリン治療を
世界で最初に報告したニュージーランド
(Lubbe, WF, et al. : Lancet, 1:1361, 1983)
から、

抗リン脂質抗体が陽性の患者さんに
アスピリン治療しなくても、

十分な生活指導と
妊娠中のこまめな医学的サポート
(支持的精神療法)により、
アスピリン治療患者さんと同程度の
高い治療成績が得られたことが
報告されています。
(Pattison, NS, et al. :
Am J Obstet Gynecol, 183:1008, 2000)



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