62. 妊娠初期は特に心おだやかに
11月
8日
今の治療法で良いのかどうか、
他の治療法のほうが良いのではないか、
と、大いに迷い悩まれる人がみえます。
そのような人から時々相談を受けています。
そんなとき、私は、
「今回は、赤ちゃんの生命力を信じて、
日々、いつものような生活をしてください。」
「何も特別なことをせずに、しかし、
水分だけは十分にとってください。」
と、お話しています。
なぜならば、
妊娠初期には、
ストレスが大きな流産危険因子であるからです。
たとえば、妊娠初期の時期に、
今までに受けた検査値の判断は正しいのかどうか、
提示された治療法で効果があるのかどうか、
他の治療法はないのかどうか、
等のご質問に対して、
そのときの担当医と違う見解をお知らせすれば、
その行為自体が、ストレスの原因となり、
そのときのお腹の赤ちゃんに
悪影響があると考えるからです。
不育症の検査は妊娠前に完了しておき、
見つけた原因に対する流産予防治療法について、
十分に納得していなければなりません。
そのうえで、次回妊娠の運命をも受け入れる
という覚悟を持って、
心おだやかに、
妊娠初期を過ごすことが最良の方法と思っています。
投稿日 2009-11-08 19:09
ワオ!と言っているユーザー