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496.子宮外妊娠は人間だけ

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496.子宮外妊娠は人間だけ
子宮外妊娠って怖いですよね。
子宮ではなく、卵管などで妊娠してしまうと、
卵が大きくなることができないために
破裂する危険があるからです。

人間のすべての妊娠の1%ぐらいに
起こっているらしいです。

体外受精・胚移植の場合には、
自然妊娠より高率に起こっているようです。


ところで、
この子宮外妊娠という現象は、
人間以外の動物では
お猿さんでも見られていないのですよ。

不思議ですね。


この不思議のなかに、
人間の卵の
着床の始まりの謎があるようです。


ワオ!と言っているユーザー

495.今日も良し

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495.今日も良し
何か気がかりなことがあるとき、
心配しすぎると、不安が広がります。

心配なことがあれば、
当然、いろいろ調べたり、
いろいろ考えたりしますが、

そこで解決できなければ、
かえって、
不安が広がります。


そんなとき、
不安で疲れてしまったとき、
いったん 「保留」 しときましょう。

今までも何とか乗り切って、
過ごして来られたのですから、
時間の経過に身を任せ、

「今日も良し」 
「今日の所はこれで良し」
と、
自分で自分に言い聞かせましょう。


人生、することはたくさんあり、
健康寿命は短いのです。

さっさと次へ行きましょう。

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494.第16回 「青クリの会」 のご報告

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494.第16回 「青クリの会...
2017年6月4日(日曜日)の午後に
ミッドランドスクエア会議室で
第16回「青クリの会」を開催しました。

晴天に恵まれ、
多くの方に参加していただきました。
90%以上がご夫婦の参加でした。


今回は最近の注目すべき
欧米の研究報告内容もお話ししました。

全体的な講演内容は、以下の三つです。
1、 発生学から見た着床前後・妊娠初期の
子宮内(培養)環境の変化とその異常。
~免疫・凝固・血管神経・ホルモン系~
2、 特に重要な自己免疫異常と
同種免疫異常についての検査と治療。
3、 受精卵・胎児のライフラインである
子宮内栄養細動脈(ラセン動脈)
の神経支配に関係する検査と治療。


一例として、
3、 に関係する 「支持的精神療法の威力」
を示す注目すべき研究内容をお話ししました。

1983年にニュージーランドから世界で初めて
抗リン脂質抗体症候群の診断と
その治療方法としての
低用量アスピリン(バッファリン、バイアスピリン)と
ステロイド治療の効果が
発表されたのですが、

その国から2000年に、
産婦人科で最も権威のある
Am J Obstet Gynecolという医学誌に、
無作為二重盲検比較試験という
信頼性の高い研究方法を使い、
血栓症や膠原病のない
抗リン脂質抗体症候群と診断された
3回以上流産を繰り返した患者さんに対して、
アスピリン薬か、あるいは、
栄養薬を飲んでもらいました。
飲む薬の中身は医療側も患者さんも
わからないようにされました。

その結果、写真のように、
アスピリンを飲んだ集団と
そうでない集団では、
治療成績に有意差がなく、
両群で約80%の好成績だったのです。


この結果の重要なポイントとして、
臨床試験に参加してもらうために、
すべての患者さんには、
妊娠前から妊娠初期にかけて、
十分な支持的精神療法が
(Supportive Care)
(Tender Loving Care)
医師と看護師からなされたのです。


もちろん、患者総数が多くはないので、
これだけで断定はできませんが、
アスピリンで血管内をサラサラにしなくても、
(アスピリンは原因不明には効果がなく、
さらに出血しやすくしてしまいます)
支持的精神療法で血管の収縮を予防すれば、
同じような治療効果が得られる可能性が
あるのです。


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493.映画「光をくれた人」は不育症の物語

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493.映画「光をくれた人」は...
映画「光をくれた人」を見てきました。

主なストーリーは、
主人公の妻が2回連続流産して、
失意のどん底にあるとき、
身元不明の赤ちゃんに遭遇するのです。

妻は夫に警察へ届けないよう懇願し、
夫はその切なる願いを受け入れ、
3人は本当に家族のように
幸福に暮らしました。

その数年後、
本当の母親が現れたのです。


すべての人が普通のいい人なのですが、
夫婦は過ちを犯しました。

この過ちをのりこえる過程が、
本能的母性と
夫婦愛のぶつかり合いで
感動的であり、泣けてきました。


不育症、着床障害で
現在がんばっている人は、
特に一見の価値があると思います。


夫婦のきずなが強くなってきますよ。

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492.運命は不変、生き方は可変

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492.運命は不変、生き方は可...
約40年間、日々、
不育症の方と接して、
人の運命を痛切に感じています。

一例ですが、
ご夫婦ともドクターで、
ご夫婦とも染色体検査は正常
であるのもかかわらず、
何回も、妊娠中期に
子宮内胎児死亡を経験されていました。

当院でも
可能性のある治療はすべてしましたが、
残念な結果に終わってしまいました。

死産児の運命を知るために、
普通の染色体検査ではなく、
染色体の微小欠失や微小重複まで
検出できるマイクロアレイ検査をした結果、
微小染色体の不均衡が判明しました。

子宮の中だけで生きられる
数か月間の命だったのです。


運命的な出来事だったのです。


夫婦どちらかの微小染色体の均衡転座が
原因である可能性をお話ししましたが、
検査はされませんでした。

きっと、
ご夫婦は運命を呪ったことと思います。


運命は変えられませんが、
これからの
ご夫婦の生き方は変えられます。

死産した子供たちのためにも、
運命に負けないよう
お祈りしています。



下記の #(ハッシュタグ) をクリニックすると、
同じような内容のブログを検索できます。

#染色体検査

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491.ポイントは胎盤になる細胞を増やすこと

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491.ポイントは胎盤になる細...
精子と卵子がであった(受精)とき、
細胞は、一つですが、
それから倍々に増えていきます。

そして、
胎児になる細胞集団と
胎盤になる細胞集団に分かれるのです。

子宮の中で
まず胎盤になる細胞が増えないことには、
赤ちゃんは育ちません。


なぜならば、
胎盤という細胞集団が、
胎児にとっての肺、肝臓、腎臓等の役割を
荷なっているからです。


胎盤になる細胞が増えるためには、
酸素や栄養が必要ですから、
子宮内膜環境が
水はけの良い肥えた土のように
なることが大切です。

また、胎盤になる細胞も
半分は夫由来ですから半分異物ですので、
それを受け入れる免疫状態になるため、
こころもからだも
青空に浮かぶ白い雲のように
なることも大切なのです。

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490.受けた治療法から考える

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490.受けた治療法から考える
流産や胚移植不成功を繰り返し、
一通りの検査を受け、
治療したのに、
まだ辛い状態にある方へ。

今まで受けた治療法からも、
これからの事を考えてみてください。


ホルモン治療、
身体的安静治療、
漢方・ビタミン内服治療、
手術治療、
アスピリン(ヘパリン)治療、
ステロイド内服治療、

上記の治療法は、
ほぼ一般的な治療法です。


これら以外に、
免疫グロブリン大量点滴治療、
子宮内洗浄(培養液等)治療、
イントラリピッド点滴治療、
子宮内膜スクラッチ治療、
夫リンパ球接種免疫治療、
精神(薬物)治療、
ピシバニール接種免疫治療、

などが、
重複して行われています。

それぞれの治療法は
一般的なものではないため、
具体的方法と治療成績は
施設ごとに違っています。


同じ治療法を繰り返し行って
良い結果が得られていなければ、
その治療法が不完全である
可能性が高いのですよ。


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489.治療法は免疫系を刺激?抑制?

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489.治療法は免疫系を刺激?...
免疫系は、
自分以外の物質(細菌やウイルスなど)や、
異常な細胞(ガン細胞など)を見つけて、
攻撃するシステムです。
生きるために絶対に必要なものです。

免疫系が弱ってくると、
感染症や、ガンになりやすくなり、

免疫系が敏感になりすぎると、
アレルギーになりやすくなります。


受精卵と子宮内膜の関係も同じです。

受精卵は半分旦那さん由来ですから、
半分異物です。


子宮内膜内の免疫系が弱ってくると、
初期着床過程に必要な
炎症シグナルが不足して、
接着さえ不成功になってしまうようなのです。
(免疫情報伝達物質による接着因子の誘導)


逆に、
子宮内膜内の免疫系が過敏になると、
受精卵由来の胎盤になる細胞を
攻撃して死滅させてしまうようなのです。


この免疫系は
神経伝達物質によっても影響を受けています。


ですから、
治療法としては、
免疫系と神経系の状態をチェックして、
ほど良い (寛容) 状態に
調節 (治療)
することが基本になるのです。


詳しい内容は、
6月4日(日)の「青クリの会」で
お話ししますので、
ご参加をお待ちしています。



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#免疫

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488.流産手術後、生理2~3回は避妊

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488.流産手術後、生理2~3...
流産手術後の避妊期間として、
原則、
生理が3回来るまでは
避妊されたほうが良いと思います。

そうしないと、
子宮内膜の深層に炎症が残ってしまい、
その炎症状態が免疫的な新たな原因を
作ってしまう可能性があるからです。


高齢で体外受精を受けられている方は、
時間的に余裕がないため、
焦ってしまいがちですが、

それでも、
1回生理後すぐに移植されると、
私の経験上、
頻繁に血腫が発生して、
予後が悪いのです。

少なくとも、
2回は生理を見送ってください。


ワオ!と言っているユーザー

487.妊娠子宮には白血球がいっぱい

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487.妊娠子宮には白血球がい...
排卵前の子宮内膜層細胞の
約8%が白血球細胞であるのに比べて、

妊娠初期の子宮内膜(脱落膜)層細胞の
約30%が白血球細胞であることは、
以前より報告されています。

卵(受精卵)を育てるのに、
必要な変化なのです。


白血球は異物から体を守る免疫を
担当している細胞ですが、

その白血球が卵を育てるのに
大きな役割を果たしているのは、
不思議ですね。


また、その白血球の種類も

妊娠初期の子宮内膜(脱落膜)層
の白血球は、
約70%が脱落膜NK細胞、
約20%がマクロファージ、
約10%がリンパ球(T細胞)であり、

血管の中(末梢血)の白血球の割合と
大きく違っています。
( 上の図を参照してください )

ですから、
免疫状態を知ることが、
妊娠維持にとって非常に大切なのです。

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