『よみがえる声』@<朴壽南&朴麻衣>監督
7月
18日
今年90歳になる在日朝鮮人2世の映画作家<朴壽南(パク・スナム)>と、彼女の娘<朴麻衣>が共同監督を務めたドキュメンタリー映画『よみがえる声』が、2025年8月2日より公開されます。
本作は広島や長崎で原爆被害を受けた朝鮮人、長崎の軍艦島に連行された徴用工、沖縄戦に動員された朝鮮人元軍属、日本軍の慰安婦にされた女性たちの声なき声に焦点を当てたドキュメンタリーです。
小松川事件で死刑となった在日朝鮮人2世の少年<李珍宇(イ・ジヌ)>との往復書簡「罪と死と愛と」や、慰安婦の実相を追った映画『アリランのうたーオキナワからの証言』」などの<朴壽南>が、約40年前から16mmフィルムで撮り続けた映像をもとに制作されています。
2023年に第28回釜山国際映画祭のワイドアングル部門で初披露され、ドキュメンタリーコンペティションの最優秀賞にあたるビーフメセナ賞を受賞。翌年には第74回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に「豊かで脱植民地的なアーカイブ」として正式招待。さらに2025年2月の第16回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルではコンペティション部門の大賞に輝いた作品です。