『生きがい IKIGAI』@<宮本亞門>監督
7月
6日
演出家の<宮本亞門>が、1998年 の初監督作品 映画『BEAT』以来となる監督を務め、能登半島地震を経た人々の再生と希望を描いた(28分)のショートフィルム『生きがい IKIGAI』が、2025年7月11日より、本作のメイキング撮影から生まれたドキュメンタリー『能登の声 The Voice of NOTO』」との併映で公開されます。
2024年元日に発生した能登半島地震で甚大な被害を受け、さらに8カ月後の豪雨によって2度目の災害に見舞われた能登で、ボランティア活動に参加した<宮本亞門>が復興支援を目的に製作され、作品の収益の一部は、能登復興のために寄付されます。
石川県・能登の山奥。元教師で〈黒鬼〉と呼ばれていた「山本信三」は、土砂災害で家を失い、避難所にもなじめず、崩壊した自宅の一角で孤独に暮らしていました。ある日、彼のもとを被災地ボランティアの青年が訪れ、自宅の片づけを手伝ってくれることになります。しかしその青年が、「信三」の亡き妻の形見をうっかり捨てようとしたことで、激怒した「信三」は彼を追い出してしまいます。
だが後日、再び現れた青年は、自身もまた深い喪失を抱えていることを打ち明けます。その話を聞いた「信三」の心にも、次第に変化が芽生えていきます。やがて「信三」は、被災して倒壊した家に閉じ込められていたときの体験を語り始めます。
「山本信三」には石川県金沢市出身の<鹿賀丈史>。共演には<根岸季衣>、<小林虎之介>、<杉浦文紀>、<美緑トモハル>、<宗村春菜>、<津田寛治>、<常盤貴子>、が名を連ねています。