『ザ・ウォーク 少女アマル、8000キロの旅』@<タマラ・コテフスカ>監督
7月
8日
戦争により日常生活のすべてを失った子どもたちの声を伝えるためヨーロッパ横断の旅をする巨大な操り人形〈アマル〉のプロジェクトを追った2023年イギリス製作のドキュメンタリー『ザ・ウォーク 少女アマル、8000キロの旅』が、2025年7月11日より公開されます。
世界で1億人以上が難民状態にあり、そのうちの約4割が18歳未満の子どもである現代社会。戦争により家や大切な人、教育を受ける権利を奪われた子どもたちの悲しみや願いを伝えるため、2021年、9歳のシリア難民の少女をかたどった身長約3.5メートルの人形〈アマル〉(アラビア語で「希望」を意味する)が世界中を旅するアートプロジェクト「The Walk」が始まりました。
本作では、〈アマル〉がトルコのシリア国境からヨーロッパを横断する旅路を追いながら各地の実情をとらえ、難民たちの声に耳を傾けていきます。
監督は、2019年の映画『ハニーランド 永遠の谷』が第92回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞と国際長編映画賞に同時ノミネートされ話題を集めた<タマラ・コテフスカ>が務めています。