「1ドル=146円15銭~146円17銭」(7月8日)
7月
8日
8日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日続落でした。17時時点では前日の同時点に比べ85銭の円安・ドル高の「1ドル=146円04〜06銭」で推移しています。
一時は2週間ぶり安値となる「1ドル=146円44銭」近辺をつけています。米関税政策が米国の利下げと日本の利上げをそれぞれ遅らせかねないとの見方から、日米金利差が開いた状態がしばらく続くとして円売り・ドル買いが優勢となりま146円円台では損失覚悟の円売り注文も断続的に出ています。
7日、<トランプ米大統領>は自身のSNSで日本と韓国からの輸入品に(25%)の関税率を課すと表明しました。新税率は8月1日から適用する予定です。
関税の発動によって米国内のインフレが再燃すれば米連邦準備理事会(FRB)は利下げに動きにくくなるとの見方が強まりました。半面、米関税政策による国内景気への影響を見極めるために日銀は早期の利上げに踏み切りづらいとして、日米の金利差を意識した円売り・ドル買いが膨らんでいます。
中値決済にかけて国内輸入企業などによる円売り・ドル買いが活発だったとみられます。市場では、円高進行の可能性が遠のいたとして、ドルの手当てが遅れていた企業が動いたようです。