『めし』@<成瀬巳喜男>監督
3月
19日
本日<13:00>より「NHK-BS」にて、1951年11月23日より公開されました『めし』の放送があります。
『めし』は、<林芙美子>により1951年(昭和26年)4月1日から7月6日まで『朝日新聞』に連載、同年6月28日の著者の急死に伴い150回の予定を97回で連載終了し、およそ3分の2を書き上げて未完の絶筆となりました小説を原作としています。
大恋愛の末に結ばれた「岡本初之輔」、「三千代」の大阪在住の夫婦は結婚から5年を経て、倦怠期に突入していました。世間からは美男美女の幸福な家庭と見られていますが、些細なことで衝突が続きます。
そんな中、初之輔の姪である「里子」が家出をして、東京から大阪へやってきます。家計をやりくりし家事に追われるだけの日々に疑問を持ち、不満をつのらせていた「三千代」は、楽しそうな「初之輔」と「里子」の姿にも苛立ちを覚えます。「三千代」は「里子」に帰京を促し、「里子」を送る名目で東京の実家に里帰りし、久々にのんびりとした時間を過ごします。東京での職探しをいとこに頼み自立を考えるも、悶々と考えあぐねる「三千代」のもとに、ある日夫の「初之輔」が訪ねてきます。
「岡本初之輔」に<上原謙>、「岡本三千代」に<原節子>、「岡本里子」に<島崎雪子>、「村田光子」に<杉葉子>、「村田まつ」に<杉村春子>、「村田信三」に<小林桂樹>ほかが出演、監督は<成瀬巳喜男>が務めています。