『能登デモクラシー』@<五百旗頭幸男>監督
5月
16日
『はりぼて』・『裸のムラ』といった政治ドキュメンタリー作品を手がけてきた<五百旗頭幸男>監督が、能登半島の中央に位置する石川県穴水町を取材したドキュメンタリー『能登デモクラシー』が、2025年5月17日より公開されます。
人口が7000人を下回り、若者と高齢者の数がともに減りゆく「人口減少の最終段階」に入った石川県穴水町です。
元中学校教諭の<滝井元之>さんは、2020年から手書きの新聞『紡ぐ』を発行し、利益誘導型の政策や町の未来に警鐘を鳴らし続けてきました。<五百旗頭>監督ら石川テレビのクルーたちは、市井からのまなざしにローカルメディアの存在意義を重ねながら、惰性と忖度がはびこる役場と町議会のいびつな関係を浮き彫りにしていきます。
そして2024年の元日、能登半島地震が発生。カメラは思わぬ事態に見舞われた町と人々の営みをつぶさに見つめます。やがて<五百旗頭>監督は、まことしやかに囁かれる穴水町最大のタブーに切り込んでいきます。