『国宝』、興行収入95億3000万円
8月
13日
<李相日>監督の『国宝』は、2025年6月6日より公開されていますが、8月11日までの公開67日間で観客動員677万人、興行収入95・3億円を突破したと12日、東宝が発表しています。100億円の大台突破が目前に迫りました。
後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれました。抗争によって父を亡くした「立花喜久雄」は、上方歌舞伎の名門の当主「花井半二郎」に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込みます。そこで、「半二郎」の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司「俊介」と出会います。
正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人はライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのですが、多くの出会いと別れが運命の歯車を狂わせてゆきます。血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。「歌舞伎」という誰も見たことのない禁断の世界で、激動の時代を生き抜きながら、世界でただひとりの存在へと芸に生涯をささげる物語です。
公開2か月が過ぎても勢いは衰えていないようです。歌舞伎俳優<中村鴈治郎>らの指導を受け、1年半の猛特訓で歌舞伎を習得した<吉沢亮>が「「立花喜久雄(花井東一郎)」、<横浜流星>が「大垣俊介(花井半弥)」を熱演しています。