6月の消費者物価指数「3・3%上昇」@総務省
7月
18日
18日、 総務省が発表しました6月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く)は、前年同月比「3・3%上昇」の(111.4)でした。上げ幅は5月の(3.7%)から(0.4ポイント)縮小しましたが、7か月連続で(3%台)となりました。
コメ類の価格が前年同月の約2倍となるなど、食料品の価格が引き続き伸び、全体を押し上げています。20日に投開票が迫った参院選では物価高対策が最大の争点となっていますが、根強い上昇が確認されました。
コメ類は(100.2%)伸び、上昇率は9カ月ぶりに過去最大を更新しなかったものの、比較可能な1971年以降で2番目の大きさとなりました。農林水産省がコメ価格を下げるため随意契約で政府備蓄米を大量放出していますが、影響は限定的だったとみられます。
6月はコメ以外の食料品でも価格上昇が多くありました。おにぎりが(19.1%)、チョコレートは(39.2%)それぞれ上昇でし。コーヒー豆も(40.2%)上がっています。原材料価格の高騰などが響いています。
(3%を超える)物価上昇が続いたことで、日銀の追加利上げの判断にも影響を与える可能性があります。