「火垂るの墓」の記念碑完成@西宮震災記念碑公園内
6月
5日
地元住民らでつくる建碑実行委員会の寄付の呼び掛けに1440人・団体が応じ、集まった約800万円が費用に充てられました。戦後75年の節目に平和な世の中を祈って7日、午後1時半から関係者のみで距離を保って除幕式が行なわれます
『火垂るの墓』は神戸大空襲で母を亡くし、西宮の親類宅に身を寄せた後、防空壕で暮らした14歳の少年「清太」と4歳の妹「節子」の物語です。<野坂昭如>さん自身の体験が基になっており、西宮市の満池谷や香櫨園浜を舞台に物語がつづられています。
碑は高さ2・2メートルで台座が本の形になっている。両脇には、<野坂昭如>さんの経歴を紹介する碑と、その戦争体験を解説する碑が並んでいます。そばには 「アンネのバラ」 の教会(同市甲陽園西山町)から寄贈されたバラやあじさいを植えて彩りを添えています。