(画像:建碑実行委員会)
太平洋戦争中の子どもを描き 「アニメ映画」 (1988年・監督:高畑勲 )にもなった<野坂昭如>(1930年(昭和5年)10月10日~2015年(平成27年)12月9日)さんの小説『火垂るの墓』(1968年(昭和43年)3月25日・文藝春秋刊)の記念碑が兵庫県西宮市奥畑の西宮震災記念碑公園内に完成しています。
地元住民らでつくる建碑実行委員会の寄付の呼び掛けに1440人・団体が応じ、集まった約800万円が費用に充てられました。戦後75年の節目に平和な世の中を祈って7日、午後1時半から関係者のみで距離を保って除幕式が行なわれます
『火垂るの墓』は神戸大空襲で母を亡くし、西宮の親類宅に身を寄せた後、防空壕で暮らした14歳の少年「清太」と4歳の妹「節子」の物語です。<野坂昭如>さん自身の体験が基になっており、西宮市の満池谷や香櫨園浜を舞台に物語がつづられています。
碑は高さ2・2メートルで台座が本の形になっている。両脇には、<野坂昭如>さんの経歴を紹介する碑と、その戦争体験を解説する碑が並んでいます。そばには 「アンネのバラ」 の教会(同市甲陽園西山町)から寄贈されたバラやあじさいを植えて彩りを添えています。
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