17日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。朝方発表の米小売売上高や雇用関連指標が経済の底堅さを示し、投資家心理を支えています。ハイテク株買いが続いています。
6月の小売売上高は前月比(0.6%増)と、市場予想(0.2%増)を上回り、5月の同(0.9%減)から改善しています。市場では関税の影響による今後の消費減速への懸念は根強いものの「消費者は依然としてお金を使い続けており、経済成長を支えている」と受け止められています。
17日発表の
週間の失業保険申請件数は22万1000件と前週から減り、市場予想(23万4000件)を下回りました。7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は(15.9)と、前月の(マイナス4.0)から改善し、市場予想(マイナス1.0)も上回った。米経済は底堅いとの見方につながっています。
市場では、主要企業の決算発表にも関心が集まっています。17日朝に市場予想を上回る決算を発表したペプシコが買われています。通常取引終了後にはネットフリックスが発表を控えています。
ダウ平均株価は、前日比229ドル71セント(0.52%)高の4万4484ドル49セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比153.78ポイント(0.74%)高の2万0884.27で終え、
(7月16日)の「2万0730.49」に続き4営業日連続で最高値を更新しています
S&P500種株価指数は、前日比33.66ポイント (0.54%)高の6297.36で終え、
(7月10日)の「6280.46」を超え最高値を更新しています。