「1ドル=148円65銭~148円67銭」(7月18日)
7月
18日
18日の東京外国為替市場で、円相場は横ばい圏で推移しています。17時時点では前日からほぼ横ばいの「1ドル=148円72〜74銭」でした。早期の米利下げが意識されて円買い・ドル売りが先行しました。
20日投開票の参院選の結果によっては一段と拡張的な財政政策がとられるとの見方も根強く、持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いも出て相場は方向感に欠けています。
円相場は8時すぎに「1ドル=148円台前半」まで上昇でした。米連邦準備理事会(FRB)の<ウォラー理事>は17日、米景気減速のリスクがあるとして7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを主張しました。日本時間18日の取引で米長期金利が低下するなど米金利の先高観が後退するとの見方が円買い・ドル売りを誘っています。
買いが一巡すると円相場は伸び悩んでいます。各メディアが実施した世論調査では、参院選では自民・公明両党の議席数が非改選を含めて過半を下回る可能性があるようです。
市場では結果次第で野党の掲げる消費税減税が現実味を帯び、財政収支が一段と悪化しかねないとの見方が広がっており、円売り・ドル買いが増えて「1ドル=148円88銭」近辺まで下落する場面がありました。