ニューヨーク「渋滞税」徴収
1月
6日
5日、米ニューヨークでマンハッタン中心部に乗り入れる車への「渋滞税」の徴収が始まりました。慢性的な渋滞の解消と、老朽化が著しい地下鉄の改修などの交通インフラ改修の財源確保が目的です。米国初の取り組みですが、市民の負担が増えるとの懸念から反対も根強くあるようです
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<トランプ次期大統領>はニューヨークの競争力をそぐとして導入に反発しており、1月20日の大統領就任後に撤廃を試みる可能性があります。
対象地域はタイムズスクエアやウォール街を含むマンハッタン中部から南部です。日中、乗用車の乗り入れに9ドル(約1400円)、バスやトラックは14.40ドルを徴収します。午後9時から翌朝までは75%引きとなります。徴収は1日1回に限られます。
ニューヨーク州の<ホークル知事>は昨年6月に予定されていました「渋滞税」導入を、物価高を背景に導入を先送りしていました。11月の大統領選後に徴収額を15ドルから9ドルに下げ、実施を決定しました。<トランプ次期大統領>の就任前に導入する狙いがあったとみられています。
州は対象地域内の交通量を1割程度減らせると試算。環境保護団体は、温室効果ガスの削減につながると歓迎しています。