『ひみつきちのつくりかた』@<板橋知也>監督
7月
30日
大人になっても心の奥底に宿る子ども心をテーマに、友人の突然の死をきっかけに再会した初老の男4人組が、少年時代に夢見た「ひみつきち」作りに没頭する姿を描いた『ひみつきちのつくりかた』が、2025年8月1日より公開されます。
ある夏の日、都内のアパートの小さな一室で、50歳を迎えた「佐藤」がスパゲッティに頭を突っ込み急死します。「佐藤」の小学校時代からの旧友である「山上」は、「佐藤」の葬儀に出席するため帰省し、そこで同じく同級生の「御手洗」、「工藤」、「豊永」と再会します。
大人になり別々の人生を歩んできた4人は、昔話に花を咲かせます。すると「工藤」が1冊のノートを取り出します。そこには、「佐藤」が小学生のころに考えていた「ひみつきち建設計画」が描かれていました。4人は忘れていた子ども心を取り戻し、あの頃に抱いていた夢の「ひみつきち」を実現させようとしますが、そんな彼らの前にさまざまな〈大人の事情〉が立ちはだかります。
監督は、短編『ある母』で門真国際映画祭2020の最優秀脚本賞を受賞した<板橋知也>が務めています。撮影は全編、監督が幼少期を過ごした東京都あきる野市で敢行しています。キャストには、映像ユニット「群青いろ」でも知られ、インディペンデント映画界で存在感を放つに<廣末哲万>が「 山上謙一(ケン)」を筆頭に、「 御手洗典雄(ノリ)」に<藤田健彦>、「 豊永光彦(ミッチー)」に<佐藤貢三>、「 工藤哲治(クドー)」に<もりたかお>ほかが出演しています。