ダウ平均株価(6月20日)終値4万2206ドル82セント
6月
21日
20日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反発して始まりました。米国がイランへの軍事介入を判断する前に交渉の余地があるとの考えを示し、欧州を含めた外交努力による事態打開への期待が株式相場を支えています。
イスラエルとイランの軍事衝突を巡って、<トランプ米大統領>は19日、イランへの軍事介入の是非を2週間以内に判断するとの考えを表明しました。イランと協議する可能性があるためだといいます。市場では、米国による軍事介入が切迫した状況は後退したとの見方が広がっています。
イランはイスラエルの攻撃が止まらない限り、米国と協議しない姿勢を示しています。一方で、ウラン濃縮の制限を議論する用意があるといいます。20日には英独仏の外相とイランの<アラグチ外相>がスイス・ジュネーブで協議します。軍事的な緊張の沈静化に向けた外交努力が続いており、投資家心理を支えています。
米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測も株式相場の支えとなっているようです。<ウォラー理事>は、関税による物価の押し上げは一時的との見方を示しています。労働市場が悪化するまで待つべきではないとして、利下げの時期については「早ければ7月」と語っています。
ダウ平均株価は、前営業日比35ドル16セント(0.083%)高の4万2206ドル82セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前営業日比98.86ポイント(0.51%)安の1万9447.41で終えています。
S&P500種株価指数は、前営業日比13.03ポイント (0.22%)安の5967.84で終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前営業日比98.86ポイント(0.51%)安の1万9447.41で終えています。
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