ダウ平均株価(5月30日)終値4万2270ドル07セント
5月
31日
30日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。<トランプ米大統領>が貿易政策について、中国が合意を順守していないとの認識を示し、関税を巡る不透明感が強まり、投資家が主力株に売りを出しています。
30日、<トランプ米大統領>は自身のSNSに、中国が米国との「合意を完全に破っている」と投稿しています。29日には、<ベッセント米財務長官>が中国との貿易交渉について「やや行き詰まっている」との認識を示したと伝わりました。米中の緊張が再び高まるとの懸念が出ています。
29日、米連邦巡回区控訴裁判所は<トランプ政権>の関税の大部分を差し止めるとする米国際貿易裁判所の命令を一時的に停止する判断を下しました。一方で、<トランプ政権>が違う手段を用いて関税を課すとの観測もあります。貿易政策を巡る市場の先行き不安感は強いようです。
30日、米商務省発表の4月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で「2.1%上昇」でした。上昇率は市場予想(2.2%)を下回りました。インフレに対する懸念の後退は米株相場を下支えしています。
ダウ平均株価は、前日比54ドル34セント(0.13%)高の4万2270ドル07セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比62.11ポイント(0.32%)安の1万9113.77で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比0.48ポイント (0.0081%)安の5911.69で終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比62.11ポイント(0.32%)安の1万9113.77で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比0.48ポイント (0.0081%)安の5911.69で終えています。