21日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前日比247円99銭(0.58%)安の4万2640円56銭でした。
前日の米ハイテク株安を背景にソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株が売られ、日経平均を下押ししています。外国為替市場で円相場が対ドルで強含んだことも相場全体の重荷となりました。もっとも、朝安後は小幅高に転じる場面もあるなど、日本株の根強い先高観や下値の堅さも意識されています。
前日の米株式市場では、利益確定や持ち高調整の売りでハイテク株比率が高い
ナスダック総合株価指数が2営業日続けて続落でした。東京市場でも東エレクなど半導体関連株の一角に売りが優勢となりました。外国為替市場で円相場が「1ドル=147円台前半」と前日夕に比べて小幅ながら円高・ドル安が進んだことも相場の重荷となりました。
売り一巡後は下げ渋っています。米利下げ期待や国内企業の来期の業績改善期待から、下値では押し目買いが入り、相場を支えました。市場では、米(ジャクソンホール会議)を前にいったんは利益確定売りが出ていますが、日本株の先高観は変わらないとみられています。
おわりねは、前日比278円38銭(0.65%)安の4万2610円17銭で終えています。