「1ドル=148円28銭~148円30銭」(3月6日)
3月
6日
6日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に反発でした。17時時点では前日の同時点に比べ1円08銭円高・ドル安の「1ドル=148円37〜39銭」で推移しています。
欧州の取引時間帯に入る17時過ぎに「1ドル=148円20銭近辺まで上げています。欧州の金利上昇をきっかけに日本の長期金利が(1.515%)と15年9カ月ぶりの高さをつけ、円買い・ドル売りを後押ししました。
夕刻にかけて円は一段高となりました。連合が6日に発表しました2025年春季労使交渉(春闘)で要求する平均賃上げ率が(6.09%)と32年ぶりの高水準となり、日銀の追加利上げ観測が強まっています。
国防費増強などを受け5日にドイツの長期金利が急上昇でした。6日の国内債券市場では朝方から売りが優勢で、幅広い年限で利回りが記録的な上昇幅となりました。長期金利の前日からの上げ幅は昨年8月以来の大きさで、欧州の市場参加者が活発に円を買い進めています。
5日に発表されました2月のADP全米雇用リポートでは、非農業部門の雇用者数が前月比「7万7千人増」と市場予想(14万8千人)を大きく下回りました。7日に2月の米雇用統計の発表などを控え、米労働市場の軟化が意識されたのも円買い材料でした。