米商務省が29日の朝方発表しました2025年1~3月期の実質GDP(国内総生産)改定値は、季節調整済み年率換算で前期比(0.2%減)でした。設備投資が上振れし、速報値(0.3%減)から小幅に上方修正されています。
このペースが1年間続くと仮定した年率換算では(0・7%減)と、4四半期ぶりのマイナス成長となりました。物価高の再加速で個人消費が伸び悩んだほか、輸出も減少でした。
設備投資が速報値の(9・8%増)から(10・3%増)に上方修正となり、全体の引き上げに影響しました。輸入は(41・3%増)から(42・6%増)に、輸出も(1・8%増)から(2・4%増)にそれぞれ上方修正されています。政府支出も、(1・4%減)から(0・7%減)に引き上げています。
一方、個人消費は(1・8%増)から(1・2%増)に下方修正されています。住宅投資は(1・3%増)から(0・6%減)のマイナスに転じました。
また29日、米労働省が発表しました米新規失業保険申請(季節調整済み)は、24日までの1週間で前週比1万4000件増の24万件と、市場予想の23万件よりも悪化しています。