<藤井聡太名人>(341)@第83期名人戦七番勝負第5局
5月
30日
29日、<藤井聡太名人>(22)に<永瀬拓矢九段>(32)が挑戦し、<藤井聡太名人>の3勝1敗で迎えました第83期名人戦七番勝負の第5局が、茨城県古河市の「ホテル山水」で始まっています。角換わりの出だしから双方が手待ちを繰り返し、相手の出方をうかがう序盤戦となりました。
<藤井聡太名人>が右玉に構えると、<永瀬拓矢九段>は5八の金を4八金(41手目)と遠ざける珍しい手待ちに加え、飛車を2六→2九→2八へと動く縦運動で後手陣の乱れを狙います。
<藤井颯太>名人は5一金(42手目)と見慣れない場所に金を引きます。その後、<藤井聡太名人>は5二→6二→6一と金を四角形を描くように動かして先手からの仕掛けを待つ姿勢に徹しました。
午後6時40分に先手の永瀬が67手目を封じ初日を終え、持ち時間は各9時間のうち、初日の消費時間は<永瀬拓矢九段>が4時間8分、<藤井聡太名人>が3時間48分。本日午前9時より、2日目は<永瀬拓矢九段>が4時間52分、<藤井聡太名人12分の分の残り時間で、名人は決着を、挑戦者は連勝を目指す第5局が、指し継がれます。