日経平均株価(6月3日)終値3万7446円81銭
6月
3日
3日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比76円18銭(0.20%)高の3万7546円85銭でした。
米中協議の進展期待から前日の米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、東京市場でも値がさの半導体関連が買われ指数を押し上げました。半面、トヨタや三菱UFJなど時価総額の大きい銘柄群には売りが優勢となり、日経平均の上値を抑えています。
3日午前に、日銀の<植田和男総裁>は参院財政金融委員会に出席し、「将来の利下げ余地をつくるために、経済・物価の改善が見込めない中で無理に政策金利を引き上げる考えはない」と述べています。総裁発言後に外国為替市場で円相場は「1ドル=143円台前半」まで下げ、円の下落に歩調を合わせて株価指数先物に買いが強まりました。
<植田和男総裁>の発言は金融引き締めに消極的なハト派的な印象で、しばらくは緩和的な金融環境が続くと市場は受け止めたようです。
日本時間今夜の米国では<パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長>の講演のほか、4月の米雇用動態調査(JOLTS)が発表されることもあり、投資家の様子見姿勢が強まっています。
終値3日営業日続落し、前日比23円86銭(0.06%)安の3万7446円81銭で終えています。