今年の読書(21)『南インド映画クリニクル』安宅 直子 編著(PICK UP PRESS)
5月
2日
本書『南インド映画クロニクル』では、全337本以上のインド映画を紹介しています
南インドから生まれた作品は、日本のインド映画ブームの先駆けとなったタミル語映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』や、世界的な大ヒットとなったテルグ語映画『RRR』などの人気作品があります。
南インドから生まれた作品は、日本のインド映画ブームの先駆けとなったタミル語映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』や、世界的な大ヒットとなったテルグ語映画『RRR』などの人気作品があります。
本書はタミル語・テルグ語・カンナダ語・マラヤーラム語の4言語圏で製作される南インド映画を中心に解説され、日本未公開作を含む全337作品が取り上げられています。
国内で映像メディアとして発売された南インド映画68作品を総覧するほか、2000年から2024年までの四半世紀の歩みを振り返る125作品、カースト、神話、ホラーなどのテーマで選んだ必見の144作、南インド映画に精通したゲストによる特別寄稿やコラムも掲載されています。〈聖地巡礼〉に役立つ代表的ロケ地のガイドと地図も収録されています。
編著は『RRRをめぐる対話 大ヒットのインド映画を読み解く』を編集した<安宅直子>が担当しています。著者には、多数のタミル語映画の字幕監修を担う<深尾淳一>、『RRR』などテルグ語映画の字幕監修者として知られる<山田桂子>、『ジガルタンダ』などの字幕翻訳を手がけた<矢内美貴>が名を連ねています。