『天使たち』@<木村ナイマ>監督
5月
23日
新宿・歌舞伎町を舞台に、さまざまな背景を持った女性たちが働くガールズバーで出会った2人の少女が、若さを売り、求められる姿を演じ続けることで、次第に自分が本当に望むことがわからなくなっていく様を描いた『天使たち』が、2025年5月28日より公開されます。
新人監督の登竜門になっています第18回田辺・弁慶映画祭で映画.com賞を受賞した作品で、田辺・弁慶映画祭の受賞作品を上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2024」(2024年5月9日~6月5日=テアトル新宿/2024年6月20~26日=テアトル梅田)で劇場上映されています。
高校卒業後、実家を出るためにガールズバーで働きはじめた19歳の「なる」と、奨学金返済のため大学に通いながらガールズバーで働いてきた21歳の「マリア」でした。
夜の町のネオンに照らされながら、「なる」は特別な存在になりたいと願い、「マリア」は普通の大学生になりたいと願います。そんな中、「なる」は歌舞伎町の路上であるホストと出会い、「マリア」は客から店外での裏引きを持ちかけられます。
「なる」に<龍村仁美>、「マリア」に<河野聖香>、「一ノ瀬京也」に<今田竜人>、「三村カズ」に<本田カズ>ほかが出演、監督・脚本は、これが2作目の監督作で初長編作品となった<木村ナイマ>が務めています。監督自身が学生時代にガールズバーで働いた経験から、物語の着想を得たといいます。