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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(30)『ムービー・トラベラーズ・ガイドー映画好きに贈る夢の旅行ガイドー』(翻訳)井上舞(パイ インターナショナル)

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今年の読書(30)『ムービー・...
映画ファンとして興味を引く『ムービー・トラベラーズ・ガイドー映画好きに贈る夢の旅行ガイドー』が、5月23日に発売されています。
 
同書はハリウッド大作、SF映画、最新ドラマなど75もの海外作品のロケ地を解説しています。地図や舞台設定といった情報とたっぷりのビジュアルのフルカラーの224ページで構成されています。
 
取り上げられたのは「ハリー・ポッター」シリーズ、「グランド・ブダペスト・ホテル」、「スター・ウォーズ」シリーズ、「インディ・ジョーンズ」シリーズ、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シリーズ、「ツイン・ピークス」シリーズなど75作品。コラムを含めますと150作品以上が同書で紹介されています。
 
本書片手に旅に出る夢を持ちながら、自宅で作品の世界に没入できる、映画好き必携の旅行ガイドになっていて、楽しめる一冊です。
#ロケ地 #単行本 #映画 #読書

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今年の読書(28・29)『天路の旅人(上・下)』沢木幸太郎(新潮文庫)

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今年の読書(28・29)『天路...
本書『天路の旅人』は、2022年10月に単行本刊行され、2025年5月1日に文庫本(上・下)として発売されています。
 
第二次世界大戦末期、敵国の中国大陸の奥地まで密偵として潜入した若き日本人がいました。著者は、この日本人<西川一三>に興味を抱き、本人へのインタビューを繰り返し、8年にわたり中国北部からインドまで果てしなく長い路を歩み続けた男の話を聞き取ります。
 
満鉄に勤めるも高給を捨て、「興亜義塾」生として学びますが、途中退学するも、未知なる中国奥地の世界への好奇心に突き動かされた男は日本の密偵としてラマ僧に扮し、極寒の雪道、延々と続く砂漠、幾重もの峠、匪賊の襲撃や飢えを乗り越えていきます。
 
対談後、著作『秘境西蔵八年の潜行』の3000枚を超える生原稿が保管されていることが判明、著者は、聞き取りと生原稿を基にして、8年間の<西川一三>の足取りをたどる、壮大な物語が綴られ、第二次世界大戦の裏側での歴史が浮き彫りにされています。
 
冒頭に、<西川一三>の商売論を聞いて、『ヤマザキ、天皇を撃て』の<奥崎謙三>の名前が出てきたときには、驚きました。
#文庫本 #読書

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今年の読書(27)『寝台特急「あさかぜ1号」殺人事件』西村京太郎(光文社文庫)

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今年の読書(27)『寝台特急「...
前回(26)の『鬼面女殺人事件』に続いて、息抜き的に<西村京太郎>の〈鉄道ミステリー〉シリーズは、1978年に光文社から刊行されました『寝台特急殺人事件』がシリーズの第1作ですが、その系統としてとしての『寝台特急「あさかぜ1号」殺人事件』です。〈カッパブックス〉(光文社)として1988年12月に刊行、1992年4月20日に文庫本が発売されています。
 
母の葬儀のために実家のある岩国まで博多行寝台特急「あさかぜ1号」に乗車していた、警視庁の<杉本刑事>でしたが、車中で、老人と旅行中の心惹かれる女性と遭遇しますが、その女性は、早朝岡山で下車するのを目撃、その後車中の個室で男が毒殺されたのが発見されます。被害者は成城に広大な邸を持つ不動産屋の資産家でした。
 
東京在住のsg比参加「本田剛」ということで、警視庁に捜査依頼が入り、捜査に向かった自宅近くで、<杉本>はその女を見かけます。話を聞くと、女は「本田」とは偶然駅で出会い、一緒に旅をして欲しいと頼まれただけだといいいます。しかし、<杉本>は女が何か秘密を隠していると直感、女の車のナンバーから彼女が「白井マユミ」というモデルだととわかります。<杉本>は、気になる「マユミ」の行動を尾行。飛行機で北海道へ向かった「マユミ」を尾行します。「マユミ」の乗車した「北斗4号」・「おおとり」車中では第二・第三の殺人事件が起こっていました。
 
美人に惹かれた<杉本>ですが、上司の「戸津川警部」に事情を話すとともに、「白井まゆみ」の捜査に本格的に乗り出します。
 
〈鉄道ミステリー〉らしいタイトルですが、列車舞台の殺人事件の比重はあまり重くなく、<杉本>の刑事としての男の立場と、事件の背景を探る物語が主体のミステリーでした。
#文庫本 #読書

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今年の読書(26)『鬼女面殺人事件』西村京太郎(徳間文庫)

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今年の読書(26)『鬼女面殺人...
著者<西村 京太郎>は、2022年3月3日に91歳亡くなられていますが、いまだ書籍の新刊案内が新聞広告等に掲載されている人気作家の一人で、600冊を超える著作があります。
 
本書『鬼女面殺人事件』は、1973年3月の刊行で、1981年1月15日に文庫本が発売、2011年3月に文庫新装版が出ています。
 
東京に戻る新幹線の車中で「中原正弘弁護士」の隣席の男が、「早くしないと妹も」という謎の言葉と、ポケットから取り出した朱い〈アカベの花〉を残してハブの毒で悶死します。男が持っていた東京の弁護士「湯山」という男に接触する「中原」でしたが、「湯山」も名古屋港で水死体で発見されます。
 
その花が日本で唯一自生するのは南海の孤島・恩根島でした。月に1往復しか名古屋港から船が出ないその島は、徳川幕府によって廃藩、遠流の憂き目にあった喜多川秀髙一族が怨念の習俗を今に伝える島でもありました。折しも、二十年に一度だけ開花し、その時必ず不吉な事件が起きるという〈アカベ〉が咲き乱れる島に、「中原」は秘書の「高島京子」と事件解決のために出向きます。
 
半世紀まえに執筆されているだけに、新幹線内の社内喫煙や食堂車などの描写や、百科事典で調べる行為などに時代を感じさせてくれますが、物語の構成自体は、かなり緻密な伏線が散りばめられており、楽しめただけに、おもわず、「恩根島」を検索してみましたが、著者作成の架空の島のようで、閉鎖的な離島のものがたりとして、『南海威島』の短編を思い出しました。離島という設定は、密室事件と同様に限られた状況が楽しめるようです。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(25)『ミッション:インポッシブル&トム・クルーズ大解剖』(三栄書房)

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今年の読書(25)『ミッション...
映画「ミッション:インポッシブル」シリーズと<トム・クルーズ>の映画人生に迫るムック本、「ミッション:インポッシブル&トム・クルーズ大解剖」が、5月22日に発売されています。
 
5月23日より<トム・クルーズ>主演の「ミッション:インポッシブル」のシリーズ第8作『ミッション・インポッシブル ファイナル・レコニング』が、劇場公開されていますが、スパイアクションの金字塔「ミッション:インポッシブル」シリーズと、クルーズが参加した映画作品を解説しています。
 
<トム・クルーズ>のロングインタビュー、公開中の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』」の来日プロモーション会見の模様、映画字幕翻訳家<戸田奈津子>と声優<森川智之>それぞれのインタビュー、<坂本浩一>が語る「アクション俳優、トム・クルーズ」のコーナー、イラストギャラリーなどが収録されています。
 
全国で上映中の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』では、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』のラストでスパイ組織IMFに所属する<トム・クルーズ>演じる主人公「イーサン・ハント」が〈鍵〉を手にしたところから物語が展開していきます。
#ブログ #映画 #読書 #雑誌

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今年の読書(24)『ウルトラファイト 秘蔵スチール集』(講談社)

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今年の読書(24)『ウルトラフ...
テレビ番組『ウルトラファイト』」に加え、昭和に放送されたウルトラマンシリーズ6作品の秘蔵写真を掲載した書籍『テレビマガジン特別編集 ウルトラファイト&昭和ウルトラマンシリーズ 秘蔵スチール集』(編集:講談社 ・監修 :円谷プロダクション )が、5月22日に発売されています。
 
 『ウルトラファイト』」は1970年9月から約1年間、毎週月曜日から金曜日まで毎日5分間放送されましたテレビ番組です。当初は「ウルトラマン」「ウルトラセブン」からウルトラヒーロー対怪獣のバトルシーンを抽出した作品となる予定でしたが、番組が好評となり新エピソードを撮影する必要に迫られ「新撮影編」が誕生しています。
 
ウルトラセブンや怪獣たちのスーツを着用したアクターによって、1話完結のストーリーが120エピソード以上製作されました。撮影はミニチュアセットの設置や合成処理を行うこともなく、ほとんどが神奈川の造成地など屋外で行われています。
 
 本書『テレビマガジン特別編集 ウルトラファイト&昭和ウルトラマンシリーズ 秘蔵スチール集』ではウルトラセブンが泥まみれになって〈テレスドン〉、〈ゴドラ〉などの怪獣と戦うカットを多数掲載。さらに講談社の倉庫などから新たに発掘されました「ウルトラマン」・「ウルトラセブン」・「帰ってきたウルトラマン」・「ウルトラマンA」「ウルトラマンタロウ」・「ウルトラマンレオ」といった昭和のウルトラマンシリーズの写真が60ページ以上のボリュームで収められています。
#テレビ番組 #ブログ #単行本 #読書

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今年の読書(24)『刑事コロンボ研究(上巻)』菊地成孔(星海社新書 )

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今年の読書(24)『刑事コロン...
著書『菊地成孔の映画関税撤廃』(2020年・blueprint)、『クチから出まかせ 菊地成孔のディープリラックス映画批評』(2024年・集英社)などがある<菊地成孔>が著した新書『刑事コロンボ研究』(上巻)が、4月22日に発売されています。
 
よれよれのコートに葉巻が印象的な「コロンボ」が、さまざまな事件を捜査をしていく『刑事コロンボ』です。1968年にテレビ映画として始まり、ドラマシリーズ化され、2003年までの35年間で全69エピソードが制作されました。日本においては、アメリカでの初放映が1968年から1978年までの45本は『刑事コロンボ』、アメリカでの初放映が1989年から2003年までの24本は『新・刑事コロンボ』との邦題で放映されました。
 
主演は、<ピーター・フォーク>です。犯人が最初から判明しており、その後にトリックや真相を追う倒叙ミステリーの代表的作品としても知られています。<ヘンリー・マンシーニ>によるテーマ曲も、ドラマを十分に盛り上げていました。
 
「刑事コロンボ研究」は音楽家・文筆家の<菊地成孔>にとって初の書き下ろしの新書として、<菊地成孔>による批評・研究の成果がまとめられ、星海社の公式サイトでは「新鮮にして最大級の賛辞と愛を送る方法を模索する実験は、転倒と迂回を芳醇に含む、つまりは倒叙形式の書である。そして厳密には『続・倒叙形式の書』がより正しいことは言うまでもない」と紹介されています。
 
本書には内容補完のために制作されたオリジナル音源が付属。(下巻)は今秋に発売される予定です。
#テレビドラマ #ブログ #新書 #読書

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今年の読書(21)『南インド映画クリニクル』安宅 直子 編著(PICK UP PRESS)

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今年の読書(21)『南インド映...
本書『南インド映画クロニクル』では、全337本以上のインド映画を紹介しています
 
南インドから生まれた作品は、日本のインド映画ブームの先駆けとなったタミル語映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』や、世界的な大ヒットとなったテルグ語映画『RRR』などの人気作品があります。
 
本書はタミル語・テルグ語・カンナダ語・マラヤーラム語の4言語圏で製作される南インド映画を中心に解説され、日本未公開作を含む全337作品が取り上げられています。
 
国内で映像メディアとして発売された南インド映画68作品を総覧するほか、2000年から2024年までの四半世紀の歩みを振り返る125作品、カースト、神話、ホラーなどのテーマで選んだ必見の144作、南インド映画に精通したゲストによる特別寄稿やコラムも掲載されています。〈聖地巡礼〉に役立つ代表的ロケ地のガイドと地図も収録されています。
 
編著は『RRRをめぐる対話 大ヒットのインド映画を読み解く』を編集した<安宅直子>が担当しています。著者には、多数のタミル語映画の字幕監修を担う<深尾淳一>、『RRR』などテルグ語映画の字幕監修者として知られる<山田桂子>、『ジガルタンダ』などの字幕翻訳を手がけた<矢内美貴>が名を連ねています。
#インド映画 #ブログ #単行本 #読書

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今年の読書(20)『英雄の悲鳴』堂場瞬一(文春文庫)

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今年の読書(20)『英雄の悲鳴...
『ラストライン』で始まる「ラストライン」シリーズも『灰色の階段』に続いて本書『英雄の悲鳴』で7作目になり、文庫本書下ろしとして、2025年3月10日に発売されています。
 
本書では、前作でも匂わされていましたが、本庁捜査一課長の強い引きで、所轄の立川中央署から捜査一課に復帰した「岩倉剛」です。愛弟子とも言うべき「伊藤彩香」とのコンビも復活しています。
 
そんな「岩倉」でしたが、町田市の公園で若い男性の刺殺体が発見されます。めぼしい遺留品はなく目撃者もなし。防犯カメラにも怪しい人物は見当たりませんでしたた。
 
「岩倉」たちの懸命の捜査で遺体の身元は、「津田友毅」だと明らかになりましたが、フリーターで殺人事件との関連がでてきません。やがて「津田」にはストーカー疑惑が持ち上がります。
 
一方、何らかの事故に遭い病院に連れていかれた女性が、病院を抜け出すというできごとが起こります。「岩倉」は、相方の「伊藤」と共に行方不明の女性を追うことになります。著者の他のシリーズ「失踪課」も登場、堂場ファンにはたまらない構成で物語は進んでいきます。
 
読みなれた読者は、死体の人物がストーカーで、病院を抜け出したっ女性が被害者だと読みつなげると思いますが、着地点までは読み解けません。タイトルの〈英雄〉の意味合いが最後に重くのしかかってきます。
 
「岩蔵」に同行していた新米刑事「前田優吾」の今後の動向も気になりながら、面白く読み終えました。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(19)『家出してカルト映画が観られるようになった』北村匡平(書肆侃侃房)

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今年の読書(19)『家出してカ...
本書『家出してカルト映画が観られるようになった』は、東京科学大学リベラルアーツ研究教育院で映画学、映像文化論といった研究分野の准教授を務め、これまでに『スター女優の文化社会学——戦後日本が欲望した聖女と魔女』(作品社)にて第9回表象文化論学会・奨励賞受賞、『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩書房)にて令和2年度手島精一記念研究賞・著述賞受賞。『彼女たちのまなざし 日本映画の女性作家』(児玉美月との共著)などを執筆してきた映画研究者 / 批評家の<北村匡平>の初のエッセー集です。
 
日本経済新聞『プロムナード』の連載に書き下ろしを加えて書籍化されています。27歳のときに受験した大学のことや家族のこと、学生との会話で思うことなどがつづられています。
 
ここにおさめられたエッセイには、個人の人生の息苦しさと規範から逸れてゆく解放感、日常の些細なシーンにおける疑問や葛藤、そして怒りや歓び、あるいは非日常の時間に遭遇した、かけがえのない経験が記されています。社会が決める正しいルートなどない。多くの人が、他人にではなく、自分自身の人生を豊かに感じられる道を歩んでほしい、そういう願いが込められています。
 
作家の<伊藤亜紗>は「潔癖症なのに約30カ国を旅し、27歳でようやく大学受験。『リスク回避』・『コスパ重視』の社会が到来する前の時代、まだ若かった先生は、敷かれたレールをひたむきに踏み外していた。北村さんは、最後の『変な大人』なのかもしれない」と帯にコメントを寄せています。
#ブログ #単行本 #映画 #読書

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