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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(10)『神戸・生田の杜から日本を考える』加藤隆久(アートヴィレッジ)

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今年の読書(10)『神戸・生田...
著者の<加藤隆久>氏は、昭和9年岡山県生まれ。甲南大学文学部卒業、国學院大學大学院文学研究科専攻。修士課程を修了し、生田神社の神職を務める傍ら大学で教鞭をとり、神戸女子大学教授、生田神社宮司を経て現在は生田神社名誉宮司です。
 
〈神社〉とは「神と出会い、人々が交わるコミュニティー・センター」であるという持論の下、阪神・淡路大震災から復興した生田神社には、古代から現代までの不屈の歴史が刻まれていますが、生田神社と神戸の歴史をわかりやすくたどります。
 
学者神職として、明治の国づくりと神道、神仏習合の歴史、神道と日本人の心性を紐解き、神戸と日本を見守ってきた著者が、グローバル時代の神道として、国際宗教都市としての神戸から、混迷を深める日本と世界に告げるメッセージが収められています。
#ブログ #単行本 #宮司 #神社 #読書

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今年の読書(9)『冬の狩人(下)』大沢在昌(幻冬舎文庫)

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今年の読書(9)『冬の狩人(下...
2023年12月10日に文庫本として(上・下)2分冊として発売されています。(8)『冬の狩り人(上)』に続く『冬の狩り人(下)』です。
 
なかなか大量殺人の所轄署のH県警に出頭できない消えた重要参考人「阿部佳奈」は、何者かに命を狙われ続けていました。H県で彼女を保護しようとする新宿署の「佐江」とH県警の「川村」に、謎めく殺し屋『中国人』の魔の手が迫ります。県警内の裏切り者、地元本郷の大企業の乗っ取り計画。事件の背景が明らかになる時、三年前に惨劇が起きた料亭「冬湖楼」が再び修羅場と化します。
 
裏社会の描写では、著者の独特の世界観と描写で、読み手を引き付けていきます。「佐江」の相棒として組んだ「川村」もこの事件を通じて、刑事として一皮むけた感じです。「狩人」シリーズとして、今後も刑事として再び登場してきそうな設定でした。
 
筋金入りのマル暴刑事「佐江」と愚直な新米デカ「川村」でしたが、「狩人」シリーズ屈指の異色タッグが恐るべき陰謀に立ち向かう!、圧巻のスケールで描ききるノンストップ・エンタテインメントとして、楽しめた『冬の狩人』でした。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(8)『冬の狩人』大沢在昌(幻冬舎文庫)

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今年の読書(8)『冬の狩人』大...
本書『冬の狩人』は、2020年11月18日に単行本として刊行され、2023年12月10日に文庫本として(上・下)2分冊として発売されています。
 
H県警刑事部捜査一課の未解決事件のメールボックスの担当者「川村芳樹」は、3年前に4人が銃殺された事件現場にいて、逃走している「阿部佳奈」から、出頭したいが新宿署の「佐江警部補」の護衛でないと困るとの連絡を確認します。
 
退職を決めていた新宿署の「佐江」は面識もない引退間近の中年刑事をなぜ指名するのかとわからないまま、H県警の新米刑事「川村」と組み、女と接触をはかりますが、情報が漏れ、接触場所のホテルではやくざ組織の殺し屋に狙われてしまいます。
 
最終的に事件の起こったH県本郷市での接触を試みますが、またも重要参考人の「阿部佳奈」は、命を狙われますが、寸前のところで「佐江」に助けられ、警察への聴取は拒まれてしまいます。
 
文中、「佐江」と「川村」が出向くバー「展覧会の絵」で、著者の代表作で私の大好きな『新宿鮫』シリーズに関する描写があり、鮫島刑事ファンにはニヤリとさできるサービスが楽しめました。
 
上巻(374ページ)としての前編が終り、下巻(388ページ)の後半に続きますが、小気味よいテンポの描写が続き、長さを感じさせません。
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今年の読書(7)『 超短編! 大どんでん返し Special』(小学館文庫)

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今年の読書(7)『 超短編! ...
息抜きとして楽しめる本書『超短編! 大どんでん返し Special』は、〈2000字〉の作品が詰められた〈超〉短編アンソロジーのシリーズ第2弾として、2023年12月11日に発売されています。

ミステリー、SF、ホラー、歴史時代、恋愛などなど、多彩な作家陣は以下の34名(五十音順)です。〈今年の読書〉にて過去に読んでいる作家は、リンクさせています。
 
<浅倉秋成>、<麻布競馬場>、<阿津川辰海>、<綾崎隼>、<一穂ミチ>、<伊吹亜門>、<伊与原新>、<小川哲>、<織守きょうや>、<加藤シゲアキ>、<北山猛邦>、<京橋史織>、<紺野天龍>、<佐川恭一>、<澤村伊智>、<新川帆立>、<蝉谷めぐ実>、<竹本健治>、<直島翔>、<七尾与史>、<野崎まど>、<乗代雄介>、<藤崎翔>、<万城目学><真梨幸子>、<宮島未奈>、<桃野雑派>、<森晶麿><森見登美彦><谷津矢車>、<結城真一郎>、<柚月裕子><横関大>、<芦花公園>

少しの空き時間に読むのに最適で、家事の合い間、通勤の移動時間など、4分あれば楽しめる物語が34編収録されています。作家の力量が試される〈2000字〉作品集だと思います。
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今年の読書(5)『美しくありたい』梅澤美波(日経BP)

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今年の読書(5)『美しくありた...
アイドルグループ「乃木坂46」のキャプテン<梅澤美波>(24)が1月12日に本書『美しくありたい』(2200円・税込み)を、(日経BP)より発売しています。
 
<梅澤美波>は、「乃木坂46」に2016年、3期生として加入。加入直後から3期生のまとめ役として手腕を発揮。2021年11月に副キャプテンに就任、2023年2月に3代目の「乃木坂46」のキャプテンに就任しています。
 
「乃木坂46」をけん引する一方で、舞台『キングダム』(2023年2月~5月)では「楊端和」を演じ、朝の情報番組『THE TIME,』では、2021年10月の番組開始から2023年3月まで月曜レギュラー。また、ファッション誌『with』の専属モデルとして活躍するなど、個人としても活躍の場を広げています。
 
本書は、<梅澤美波>の日々の思いや成長をつづった、月刊誌『日経エンタテインメント!』(日経BP)で連載の『梅澤美波の清楚系熱血派』を第1回(2018年5月号)から最終回(2023年8月号)までを収録した1冊となっています。
 
そして3代目「乃木坂46」のキャプテンに就任するなかでの意識の変化やエピソードも収録されています。
#ブログ #単行本 #芸能 #読書

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今年の読書(4)『花澤香菜のひとりでできるかな?公式読本』花澤香菜(ワニブックス)

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今年の読書(4)『花澤香菜のひ...
『鬼滅の刃』の「甘露寺蜜璃」役や『五等分の花嫁』の「中野一花」役などで知られる声優の<花澤香菜>(34)がパーソナリティを務め、文化放送にて放送中(毎週日曜日・22:30~23:00)のラジオ番組『花澤香菜のひとりでできるかな?』は、<花澤香菜>が日々の出来事や仕事について語る番組で、1月で放送開始から16周年を迎えています。
 
1月10日に発売されました書籍『花澤香菜のひとりでできるかな?公式読本』には、<花澤香菜>の撮り下ろしインタビューやグラビアのほか、初回放送や懐かしのコーナーを振り返る企画が掲載されています。
 
また、600回を超える放送から厳選されたトーク集や、番組スタッフによる座談会や、毎年12月に番組にゲスト出演している声優の<戸松遥>、<矢作紗友里>の対談も収められ、160ページで構成されています。
#ブログ #ラジオ番組 #単行本 #芸能 #読書

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今年の読書(2)『処方箋のないクリニック』仙川環(小学館文庫)

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今年の読書(2)『処方箋のない...
医学関係の著作が多い<仙川環>は、デビュー作の『感染』をはじめとして『治験』『虚報』『細胞移植』『鬼嵐』という「医学」ミステリー的な作品があります。
 
本書は、2020年12月に単行本が、2023年9月11日に文庫本が発売されていますが、やはり「医学」関連ですが、ハートウォーミングなお医者さん小説の短編が6篇収められています。
 
東京郊外にある大きな総合病院の庭に建つ古びた洋館。そこには先端科学では治せない患者と家族の「人生」を治療する、アメリカの学会でも一目置かれている凄腕、イケメンだけど、短パン姿のちょっと変わり者でスイーツ大好きな医師「青島林倫太郎」がのんびりと「総合内科」の看板を挙げ、明るい看護師「小泉ミカ」と患者を待ち構えています。
 
目が悪くなったのに車の運転をやめない父。怪しげなサプリにはまる母。ステロイドを嫌い民間治療に心酔した妻。そんな患者を持つ家族たちはどうしたらいいのか。スイーツと紅茶の香る古い洋館の診察室を訪れた患者と家族は、「青島」と話をするうちに、隠していた心の内を打ち明け、薬を使うことなく快方に向かわせます。
 
現代の赤ひげ先生が、鮮やかに患者と家族のトラブルを解決するハートウォーミングお医者さん小説で、「青島林倫太郎」と「小泉ミカ」の経歴は、『総合内科 本日開院』の章にて詳しく出てきます。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(1)『スター・ウォーズ タイムライン』監修:川本崇之(世界文化社)

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今年の読書(1)『スター・ウォ...
映画「スター・ウォーズ」シリーズの壮大な歴史をビジュアル年表で解説する図鑑『スター・ウォーズ タイムライン』(6930円)が、2023年12月21日に発売されています。
 
1977年に『スター・ウォーズ』(日本公開:1978年6月24日・監督:ジョージ・ルーカス)が公開されて以来、約45年以上にわたりさまざまな形で発表されてきました『スター・ウォーズ』作品です。
 
本書は映画、小説、ドラマ、コミック、アニメーションなどで描かれてきた物語を、時系列に集約・解説したビジュアル年表図鑑となっています。日本では馴染みの薄いコミックや小説などで発表された物語も網羅していますので、それらを読まなくても歴史を理解できるメリットは大きいです。
 
また「アナキン・スカイウォーカー」、「オビ=ワン・ケノービ」、「ルーク・スカイウォーカー」、「レイア・オーガナ」といった主要登場人物の生涯についても解説されています。
 
さらに〈ライトセーバー〉や〈ミレニアム・ファルコン〉、惑星にまつわる小史もビジュアルで詳しく掲載され、「スター・ウォーズ」ファン必携の一冊です。
#ブログ #単行本 #映画 #読書

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今年の読書(83)『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』東野圭吾(光文社文庫)

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今年の読書(83)『ブラック・...
今年最後の読書は<東野圭吾>の『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』です。2020年11月に単行本が刊行され、2023年11月20日に文庫本が発売されています。
 
「神尾真世」の元中学校の国語教師である父が故郷の実家で殺害されます。不動産会社でリフォームを担当している「真世」は仕事と結婚準備を抱えたまま生家に戻り、何年間も音信不通だった叔父「武史」と再会します。アメリカでショーマンとして成功した元マジシャンの「武史」は警察の捜査を頼らず、自らの手で犯人を突き止める行動をとります。
 
おりしも中学校の同窓会が予定されていましたが、父の葬儀を迫瀬ますが、警察の捜査も進展しません。かつて教師だった父を殺した犯人は、教え子である「真世」の同級生の中にいるのか。
 
コロナ禍で観光客の激減に苦しむ名もなき町で町を舞台に、元マジシャンが新たなヒーローとして、手品のように謎を突き詰めていく主人公のシリーズ誕生を予感させ、颯爽とあらわれた〈黒い魔術師〉が人を喰ったような知恵と仕掛けを駆使して、犯人と警察に挑む518ページでした。
 
ちなみに、2024年01月24日には、第2弾『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』が、(光文社)より単行本が刊行予定です。 
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(82)『ヴァイタル・サイン』南杏子(小学館文庫)

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今年の読書(82)『ヴァイタル...
医師であり作家の<南杏子>は、<吉永小百合>主演映画『命の停車場』(2021年・監督:成島出)の原作者ということで、気になっていましたが、解説者が<久坂部羊>ということで、今回本書『ヴァイタル・サイン』を手にしました。
 
2021年8月18日に(小学館)から刊行され、2023年10月11日に文庫本として発売されています。
 
物語の舞台は二子玉川グレース病院で、看護師として働く「堤素野子」は、元看護師の母の介護をしながら31歳になり今後のキャリアについても悩みながら忙しい日々を過ごしていました。患者に感謝されるより罵られることの方が多い職場で、休日も気が休まらない過酷なシフトをこなしますが、同じ病院の整形外科医である恋人「市川翔平」と束の間の時間を分かち合うことでどうにかやり過ごしていました。
 
あるとき「素野子」は休憩室のPCで、看護師と思われる「天使ダカラ」という名のツイッターアカウントを目にします。そこには看護師として決して口にしてはならないはずの、実体験の本音が赤裸々に投稿されていました。若い看護師「大原桃花」や看護助手の見習い「小山田貴士」の指導をしなければならず、心身ともに追い詰められていくにちじょうが、現場ならではのリアリティーで描かれていきます。
 
お仕事小説とみれば、将来の看護師希望者には読ませたくない現実感が伝わる「看護師残酷物語」とでもいえる現実を医療現場従事者ならではの目線で《白衣の天使》の裏側をなまなましく見事に描いています。
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