今夜<19:00>より「BS12トゥエルビ」にて、東映創立十周年を記念して製作され1956年1月15日より公開されました『赤穂浪士 天の巻・地の巻』の放送があります。
おなじみ忠臣蔵を扱った<大佛次郎>の小説『赤穂浪士』を原作に<新藤兼人>が脚本を執筆し<松田定次>が監督を務めています。
元禄十三年、江戸城内で「浅野内匠頭」が「吉良上野介」を斬りつける事件が発生。「浅野内匠頭」は即刻切腹、浅野家はお家断絶の処分を受けました。上杉家家老の「千坂兵部」は浪人の「堀田隼人」と泥棒の「蜘蛛の陣十郎」を、隠密として赤穂に放ちます。赤穂城受け渡しをすませた浅野家城代家老の「大石内蔵助」は、妻子と別居し京都で放蕩三昧の生活を続けていました。他の浪士たちも新しい生活を求めて江戸や他藩に移って行きましたが、用心深い「千坂」は吉良家に「小林平七」を付人として送り込みます。浪士たちの中には、「大石」に不審を抱き脱落する者まで出てきていました。
「立花左近」に<片岡千恵蔵>、「吉良上野介」に<月形龍之介>、「堀部弥兵衛」に<薄田研二>、「堀部安兵衛」に<堀雄二>、「千坂兵部」に<小杉勇>、「小林平七」に<加賀邦男>、「夕露太夫」に<千原しのぶ>、「大右妻りく」に<三浦光子>、「お千賀」に<喜多川千鶴>、「大石主税」に<伏見扇太郎>、「大石内蔵助」に<市川右太衛門>ほかが出演しています。