4日(日本時間5日)、米ジョンズ・ホプキンス大学システム工学研究所(CSSE)の集計によりますと、新型コロナウイルスによる米国での死者数が計90万人を超えています。昨年12月中旬に80万人に達してから、2カ月弱でさらに10万人が亡くなっています。
米国では昨年12月以降、「変異株(オミクロン)」の流行により、1日当たりの陽性判明数が100万人を超える日もあるなど感染者が急増。それに伴い、死者も増加しました。
感染者数は1月中旬をピークに減少傾向にありますが、死者や入院件数は依然として高水準で、疾病対策センター(CDC)によりますば、今月3日時点の1日当たりの死者は2300人超(7日間平均)。昨年12月初旬と比べて約2倍で、高止まりが続いています。
米国でワクチン接種が可能な5歳以上のうち、接種を終えた人は68%にとどまっています。<バイデン>大統領は4日、声明で「きょうわが国はまた一つ悲劇的な節目を迎えた」と述べ、改めてワクチンの接種を国民に呼び掛けています。
米国は世界で最も死者が多く、ブラジル(約63万1千人)、インド(約50万1千人)が続いています。
若手バレエダンサーの登竜門、第50回ローザンヌ国際バレエコンクールの本選が4日、スイス西部モントルーで実施され、東大阪市出身の<田中月乃>さん(17)、横浜市出身の<高田幸弥>さん(18)と、オーストラリア出身でコンクールでの登録は同国籍ですが、両親が日本人で日本国籍も保持する<清水ひよう>さん(18)が最終選考に進み、3人を含む20人が5日の最終選考で競い合いました。
<田中月乃>さんはスイス北部チューリヒ、<高田幸弥>さんは同バーゼル、<清水ひよう>さんはドイツ西部マンハイムのバレエ学校に在籍しています。
本選では、クラシック(古典)、コンテンポラリー(現代)の2課題を舞台で披露し、入賞者7人が選ばれ、<田中月乃>さんが2位に入賞しています。
入賞者には1年間の名門バレエ学校への無償留学やバレエ団での研修資格が与えられ、生活費2万スイスフラン(約250万円)が支給されます。
4日(日本時間5日)、米フロリダ州フォートマイヤーズ、クラウンコロニーG&CC(6592ヤード・パー72)にて<米国女子ゴルフツアー:ドライブオン選手権>〈賞金総額150万ドル(約1億7300万円)優勝22万5000ドル(約2590万円〉第2日が行われました。
34位から出ました米ツアー2戦目の兵庫県神戸市出身の<古江彩佳>(21・富士通)は1イーグル、1バーディー、3ボギーの「72」で回り、通算2アンダーで45位に後退したもののデビュー戦から2週連続予選通過を果たしています。
首位タイから出ました<畑岡奈紗>(23・アビームコンサルティング)は、2バーディー、5ボギーの「75」とスコアを落とし、通算4アンダーで28位に後退。この日「65」の首位<レオナ・マグアイア>(27・アイルランド)と9打差がつき、米ツアー通算6勝目は厳しくなりました。
115位と大きく出遅れました<笹生優花>(20・ICTSI)は、6バーディー、1ボギーの「67」と伸ばしましたが、通算イーブン「144」の74位でカットラインに1打足りず予選落ちしています。
5日、西武ホールディングス(HD)がプリンスホテルやレジャー施設など国内約30施設をシンガポールの政府系投資ファンド「GIC」に売却する検討に入ったことが.報道されています。
売却額は1500億円程度になる見通し。売却後も西武(HD)の子会社が運営を担うようです。
売却する施設は「ザ・プリンスパークタワー東京」(東京)、「札幌プリンスホテル」(札幌市)、「グランドプリンスホテル広島」(広島市)のほか、スキー場やゴルフ場など。ホテルは計十数件とみられています。
当初は全体で40件程度の売却を検討していましたが、一部は保有を続ける模様で、西武(HD)は「現時点で決定した事実はない」としています。
伝説のジャズシンガー<ビリー・ホリデイ>とFBIの対決を描いた<リー・ダニエルズ>監督の『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』が、2022年2月11日より全国で公開されますが、<ビリー・ホリデイ>が『奇妙な果実(Strange Fruit)』〈「奇妙な果実」とは、リンチにあって虐殺され、木に吊りさげられた黒人の死体のことです。歌詞は「南部の木には、変わった実がなる・・」と歌い出し、木に吊るされた黒人の死体が腐敗して崩れていく情景を描写〉を歌い、警官に追われるシーンの本編映像が解禁となっています。
地上にひとつしかないと称えられた歌声で肌の色や身分の違いを超えて当時の人々を魅了し、没後60年以上経っても、その強烈なカリスマ性が現代のアーティスト達に影響を与え続けている<ビリー・ホリデイ>は、人種差別を告発する『奇妙な果実』を歌い続け執拗にFBIに長きに渡り追い続けられました。本作は、<ビリー・ホリデイ>の短くも壮絶な人生をFBIとの対決に焦点を当てて描いています。
<ビリー・ホリデイ>を演じる歌手の<アンドラ・デイ>は、映画初出演ながら、そのズバ抜けた歌唱力で名曲の数々を<ビリー・ホリデイ>が憑依したかのように歌い上げ、彼女のパワフルかつ美しい生き様を体現した演技で観る者全ての胸を打ち、「第78回ゴールデングローブ賞」主演女優賞(ドラマ部門)を受賞、「第93回アカデミー賞」主演女優賞ノミネートを果たしています。
解禁された本編映像は、<ビリー・ホリデイ>が合衆国から危険視されていたことがわかる本編の中でも非常に象徴的なシーンです。1947年フィラデルフィアのアール劇場、満員の会場に警察が並び構える異様な光景から始まります。緊張感漂う重々しい空気の中、「ビリー・ホリデイ」(アンドラ・デイ)がステージに立つと会場は一気に拍手と歓声に包まれます。「ビリー」が『奇妙な果実』を歌いだしたその時、警官が「やめさせろ」と動き始めます。歌うことを止められていた夫の「モンロー」を一瞥しながらも歌い続けようとした「ビリー」でしたが、「逃げるぞ」とバンドメンバーに抱えられ、ステージを降ろされます。
このシーンは、観客にも多くの白人がおり、<ビリー・ホリデイ>が歌う『奇妙な果実』が肌の色や身分の違いを超えていかに人々を魅了していたか、そしていかに合衆国から危険視されていたかがわかる本作の中でも非常に象徴的なシーンになっています。
<大久保佳代子>『浜の朝日の嘘つきどもと』
コロナ禍で一昨年、昨年と中止されていました「おおさかシネマフェスティバル2022」が、2022年3月6日(日)に大阪市内で開催予定であることが4日、発表されています。
また、「おおさか映画祭」以来、恒例の「2021年度ベストテンおよび個人賞」もこのほど決定しています。
◆日本映画
●主演男優賞 <古田新太>・<松坂桃李>『空白』、●主演女優賞 <尾野真千子>『茜色に焼かれる』、●助演男優賞 <鈴木亮平>『孤狼の血 LEVEL2』、助演女優賞 <大久保佳代子>『浜の朝日の嘘つきどもと』、●新人男優賞 <倉悠貴>『夏、至るころ』、●新人女優賞 <駒井蓮>『いとみち』、<片山友希>『茜色に焼かれる』、<津田晴香>『まっぱだか』
●監督賞 <西川美和>『すばらしき世界』、●脚本賞 <濱口竜介>・<大江崇允>『ドライブ・マイ・カー』、●撮影賞 <四宮秀俊>『ドライブ・マイ・カー』、●音楽賞 <石橋英子>『ドライブ・マイ・カー』、●新人監督賞 <春本雄二郎>『由宇子の天秤』、<上西雄大>『ねばぎば新世界』、●ワイルドバンチ賞 『COME & GO カム・アンド・ゴー』
◆外国映画
●監督賞 <クロエ・ジャオ>『ノマドランド』、●主演男優賞 <ジョニー・デップ>『MINAMATAーミナマター』、●主演女優賞 <キャリー・マリガン>『プロミシング・ヤング・ウーマン』、●助演男優賞 <アダム・ドライバー>『最後の決闘裁判』、●助演女優賞 <ユン・ヨジョン>『ミナリ』
◆2021年度・ベストテン
●作品賞(日本映画)『ドライブ・マイ・カー』、●作品賞(外国映画)『ノマドランド』
◆日本映画ベスト10
(1)『ドライブ・マイ・カー』、(2)『すばらしき世界』、(3)『空白』、(4)『孤狼の血 LEVEL2』、(5)『由宇子の天秤』、(6)『茜色に焼かれる』、(7)『ヤクザと家族 The Family』、(8)『あのこは貴族』、(8)『護られなかった者たちへ』、(10)いとみち
◆外国映画ベスト10
(1)『ノマドランド』、(2)『ファーザー』、(3)『ミナリ』、(4)『プロミシング・ヤング・ウーマン』、(5)『アメリカン・ユートピア』、(6)『最後の決闘裁判』、(7)『聖なる犯罪者』、(8)『ラストナイト・イン・ソーホー』、(9)『春江水暖~しゅんこうすいだん』、(9)『リスペクト』
ベストテンは、年間200本以上鑑賞した関西の映画ファンによる投票をもとに、2021年に関西で公開された映画を対象とし、選考会を開いて決まっています。
破滅型の私小説で知られる芥川賞作家の<西村賢太>さん〈1967年(昭和42年)7月12日~2022年2月5日〉が5日朝、東京都内の病院で逝去されています。東京都出身の54歳でした。
中学卒業後、アルバイトで生計を立てながら小説を執筆。2004年、『煉瓦』第30号(同年7月)に発表した『けがれなき酒のへど』にて作家デビュー、2007年に『暗渠の宿』で野間文芸新人賞、2011年に『苦役列車』で第144回芥川賞を受賞しています。
芥川賞受賞決定後の記者会見での破天荒な発言が注目され、『苦役列車』はベストセラーになりました。2012年には俳優の<森山未來>主演で、<山下敦弘>が監督を務め映画化『苦役列車』もされています。
他の著書に『小銭をかぞえる』・『どうで死ぬ身の一踊り』などがあり、作品において主人公の行動に擬して描かれているように、<西村賢太>の作風は、主人公の生きざまが強く残る強烈な私小説作家でした。
本日深夜<2:20(~4:13)>より「カンテレ」にて、2000年アメリカ製作の『原題:Chocolat』が、邦題『ショコラ』として2001年4月28日より公開されました作品の放送があります。
冬のある日、フランスの小さな村に謎めいた女性「ヴィアンヌ」(ジュリエlチト・ピノシュ)が娘「アヌーク」(ヴィクトワール・ティヴィソル)を連れて越してきます。母娘は村人が見たこともないような美味しそうなチョコレートいっぱいのお店を開きます。客の好みにピタリと合わせて勧められるチョコレートは人々を虜にし、村人はカトリックの断食期間にも教義に反しチョコレートを食べていました。
村の指導者「レノ伯爵」(アルフレッド。モリーナ)はその事実に愕然となり、「ビアンヌ」を村から追放しようとします。そんな時、ジプシーの青年「ルー」(ジョニー・ディップ)の船が村にやってきます。
<ジョアン・ハリス>の同名小説『Chocolat』をもとに、<ラッセ・ハルストレム>が監督を務め、宗教と人間関係の複雑な絡み合い、そして大人の事情に飲み込まれている子供たち、また、愛する人を遠く思い続ける大人たちの感情を描き映画化した作品です。
今夜<19:00(~20:45)>より「BS12トゥエルビ」にて、2007年アメリカ製作の『原題:Cleaner』が、邦題『ザ・クリーナー 消された殺人』として、2009年2月7日より公開されました作品の放送があります。
『スター・ウォーズ』シリーズの「メイス・ウィンドゥ」を演じている俳優<サミュエル・L・ジャクソン>主演、<レニー・ハーリン>が監督を務めたサスペンス・ドラマです。
14歳の娘を育てながら、殺人現場の清掃請負業を営む元刑事「トム」のもとに、ある邸宅の清掃依頼が舞い込みます。「トム」は邸宅に残された殺人の痕跡を完璧に除去しますが、後日その依頼主が架空の人物であることが判明します。
やがて「トム」は、事件の裏に警察汚職事件を巡る組織的な陰謀が潜んでいることを知ります。次第に大きな陰謀へと巻き込まれていく「トム」は、警察時代の相棒、「エディ」(エド・ハリス)とともに事件の謎に迫ります。
<エド・ハリス>、<エヴァ・メンデス>、<ルイス・ガスマン>、<キキ・パーマー>、<マギー・ローソン>、<ロバート・フォスター>、が共演に名を連ねています。
本日深夜<0:59(~2:53)>より「NHK BSプレミアム」にて、1995年3月25日より全国で公開されました『Love Letter』が放送されます。
『Undo』(1994年)・『花とアリス』(2004年)・『ラストレター』の<岩井俊二>監督の長編第1作品で、恋文から始まる、雪の小樽と神戸を舞台にしたラブストーリーです。
神戸に住む「渡辺博子」は、婚約者で山岳事故で亡くなった「藤井樹」の三回忌に参列したあと、彼の母「安代」から彼の中学時代の卒業アルバムを見せてもらいます。「博子」はそのアルバムに載っていた、彼が昔住んでいたという小樽の住所へ「お元気ですか」と届くはずのない手紙を出します。しかしその手紙は、婚約者と同姓同名の、彼と中学時代同級生だった女性のもとへ届き、2人の不思議な文通が始まるのでした。
<中山美穂>が「博子」と手紙を受け取る女性、「樹」の2役を演じ、ブルーリボン賞、報知映画賞、ヨコハマ映画祭、高崎映画祭などで主演女優賞を受賞しています。
<豊川悦治>、<加賀まりこ>、<酒井美紀>、<柏原崇>、<篠原勝之>、<田口トモロヲ>、<范文雀>が共演に名を連ねています。
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