10日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。終値は前日比240ドル04セント(0.66%)安の3万6079ドル94セントで取引を終えています。
10日朝発表の10月の米消費者物価指数(CPI)が(6.2%)と、1990年以来の高い伸びとなりました。前月比でも市場予想を上回っています。エネルギー価格の高騰に加え、中古車や家賃など全般に値上がりしました。
インフレ懸念が改めて強まり、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを前倒しするとの観測が売りにつながっています。主要株価指数は過去最高値圏にあり、利益確定売りも出やすい情況でした。
(CPI)を受け、米長期金利が一時(1.50%)に上昇し、相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株が売られています。
9日の米株式相場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反落して始まり、終値は、前日比112ドル24セント(0.31%)高の3万6319ドル98セントで取引を終えています。
連日で過去最高値を更新していましたので、上昇が目立っていました景気敏感株や経済再開の恩恵を受けやすい銘柄を中心に利益確定売りが出ています。10月の米卸売物価指数が大幅上昇し、供給網の混乱や原材料価格の高騰を嫌気した売りも出ています。
米政府のインフラ投資法案実現の恩恵を受けるとして前日に上昇したクレジットカードのビザや建機のキャタピラーが下落。米長期金利が一時、前日終値より(0.08%)低い(1.41%)まで低下し、利ざや縮小懸念から金融株が売られたのも相場の重荷になっています。
一方、長期金利が低下すると相対的な割安感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株は買われていますが、ハイテク株中心のナスダック総合指数は95.814ポイント安の1万5886.543で引けています。
8日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。午前9時35分には前週末比201ドル23セント高の3万6529ドル18セントと、取引時間中に最高値をつけています。米下院が5日に1兆ドル規模のインフラ投資法案を可決しました。政策が追い風となる銘柄を中心に買われ、相場を押し上げました。
終値は、前週末比104ドル27セント(0.29%)高の3万6432ドル22セントの過去最高値を更新して取引を終えています。
インフラ法案は上院ではすでに可決しています。総額1兆ドル規模の投資を目指し、道路や橋、電力送電網のほか、電気自動車(EV)向け設備や高速通信網の整備などを進めます。前週末に発表された10月の米雇用統計で雇用者数が市場予想を上回って増えたのも、景気敏感株への買いを誘いました。
米長期金利は(1.4%)台後半と5日終値(1.45%)を上回って推移し、前週後半に見られた低下が一服しまし。利ざや縮小の懸念が薄れ、金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースに買いが入っています。
ハイテク株主体のナスダック総合指数と幅広い銘柄のSP&500種株価指数は続伸し、ともに8営業日連続で最高値を更新。それぞれ10.77ポイント高の1万5982.36、4.17ポイント高の4701.70で終えています。
5日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。午前9時35分時点では、前日比214ドル30セント高の3万6338ドル53セントと、(11月3日)に付けた過去最高値「3万6157ドル58セント」を上回りました。その後も続伸、一時3万6483ドル79セントまで伸ばしましたが、終値は、前日比203ドル72セント(0.56%)高の3万6327ドル95セントの過去最高値で取引を終えています。
取引開始前に発表された10月の米雇用統計で景気動向を映す非農業部門雇用者数は、外食や宿泊などサービス業中心に雇用が回復し前月比53万1000人増と市場予想(45万人増)を上回っています。9月の実績も19万4000人増から31万2000人増に上方修正されています。失業率は(4.6%)と9月(4.8%)から低下し、市場予想(4.7%)も下回り、経済の回復が続いているとの見方から景気敏感株が買われています。
経済活動の正常化期待も株買いを後押ししています。製薬大手のファイザーは5日、開発中の新型コロナウイルス向け経口治療薬「パクスロビド(Paxlovid)」の投与により入院や死亡するリスクを約9割減らせたとの臨床試験(治験)データを公表しています。今後、米食品医薬品局(FDA)に詳細なデータを提出し、緊急使用許可を得られれば、年内にも米国で投与が始まる可能性があります。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は、31.28ポイント高の1万5971.59、幅広い銘柄のSP500種株価指数は、17.47ポイント高の4697.53と続伸し、ともに7営業日連続で最高値を更新してます。
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は6営業日ぶりに反落して始まりました。前日まで連日で最高値を更新していたため、短期的な利益確定の売りが出やすい情況でした。
終値は、前日比33ドル35セント(0.092%)安の3万6124ドル23セントで取引を終えています。
米長期金利が(1.55%)と前日終値(1.60%)から低下し、利ざや縮小懸念から金融株が下げているのもダウ平均の重荷になっています。半面、長期金利が下がると買われやすい高PER(株価収益率)銘柄のハイテクは底堅く、ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は9日続伸で前日比128.724ポイント高の1万5940.308で終え、過去最高値を連日で更新しています。
3日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5営業日ぶりに反落して始まり、米連邦準備理事会(FRB)は(FOMC)でテーパリング(量的緩和の縮小)の開始を決める見通し。市場ではテーパリング終了後の利上げ開始時期への関心が高まっています。会合後に公表される声明やパウエル議長の記者会見でインフレの認識を見定めたい動きでした。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を午後に控え、買い控えムードが強く、主要3株価指数は前日に連日で過去最高値を更新しており、短期的な利益を確定する売りに押されて始まりましたが、テーパリングも段階的に縮小、ゼロ金利政策は続投との安心感が広がり、引けにかけて続伸しています。
(FOMC)結果発表の直前に160ドル下げていますが、発表後に下げ渋り、パウエル議長の会見中に上昇に転じ、終値は前日比104ドル95セント(0.29%)高の3万6157ドル58セントの最高値更新で取引を終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は8日続伸し、前日比161.981ポイント高の1万5811.584と連日で過去最高値を付けています。多くの機関投資家が運用の参考指標に据えるS&p500種株価指数も29.92ポイント高の4660.57と過去最高値を更新しています。
2日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価はもみ合いで始まり続伸、終値は前日比138ドル79セント(0.39%)高の3万6052ドル63セントで取引を終え、終値で初めて3万6000ドルを超え、連日で過去最高値を更新しています。
<ジェームズ・グラスマン>、<ケビン・ハセット>両氏の共著『Dow 36,000』が出版されたのは1999年10月1日でした。この日のダウ平均の終値は「1万0273ドル」でした。それから22年余りが過ぎましたが、予言の書となりました。
米主要企業の2021年7~9月期決算が総じて市場予想を上回り、投資家心理を支えています。半面、ダウ平均株価を含む主要3指数は、前日に過去最高値を更新しており、短期的な利益確定売りに押される場面もありました。
3日に米連邦公開市場委員会(FOMC)のテーパリングの結果発表を控えて様子見ムードも出ています。
(FOMC)ではテーパリング(量的緩和の縮小)開始が決まる見通しです。会合後の<パウエル>米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見では物価や労働市場の現状についての認識に注目されています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合指数は53.69ポイント(0.34%)高の1万5649.60で終え、S&p500種指数は16.98ポイント(0.37%)高の4630.65で、共に過去最高値をつけています。
週明け1日のニューヨーク株式市場は、景気の先行きへの期待感から買い注文が出て続伸して始まり、ダウ平均株価は一時、3万6000ドルを上回り、取り引き時間中の最高値を更新しています。
終値は、前週末比94ドル28セント(0.26%)高の3万5913ドル84セントで取引を終え、連日で過去最高値を更新しています。
米主要企業の7~9月期決算が総じて好調で、米景気や企業業績への楽観的な見方が広がています。
ただ、ダウ平均株価など米主要3株価指数は前週末に過去最高値を更新しており、過熱感から利益確定売りも出やすく、3日に米連邦公開市場委員会(FOMC)のテーパリング(量的緩和の縮小)の結果発表を控えて様子見ムードも強く、朝方の買い一巡後は伸び悩み上値は重い推移でした。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6日続伸し、前週末比97.526(0.6%)ポイント高の1万5595.915と連日で過去最高値を更新、多くの機関投資家が運用指標とするS&p500種株価指数は3日続伸し、前週末比8.29ポイント(0.2%)高の4613.67で終え、連日で過去最高値を更新しています。
29日の米ダウ工業株30種平均株価は小幅に続伸して始まり、好決算を発表した銘柄に継続的な買いが入り、ダウ平均を支えています。終値は、前日比89ドル08セント(0.25%)高の3万5819ドル56セントで取引を終え、3営業日ぶりに過去最高値を更新しています。
前日に発表した決算で売上高が市場予想を下回ったスマートフォンのアップルとネット通販のアマゾン・ドット・コムが売られ、相場の重荷になっています。
建機のキャタピラー、石油のシェブロンの上げが目立ちました。キャタピラーは前日に発表した決算で1株利益が市場予想を上回り、シェブロンは原油高を追い風に、29日朝に発表した2021年7~9月期決算で売上高と1株利益が市場予想を上回っています。
一方、アップルは(4%)安、ダウ平均の構成銘柄ではありませんがアマゾンは(5%)安となる場面がありました。ともに前日の引け後に発表された2021年7~9月期決算で売上高が市場予想を下回っています。ソフトウエアのマイクロソフトが時価総額でアップルを抜き、米株で首位に浮上、終値ベースの時価総額は約2兆4900億ドル(約283兆円)。一方でアップルの株価は(1.8%)安で引け、時価総額は約2兆4600億ドルとなっています。
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発で始まり、終値は前日比239ドル79セント(0.68%)高の3万5730ドル48セントで取引を終えています。
市場予想を上回る決算を発表した銘柄に買いが入り、相場上昇を牽引しています。引け後に決算を発表するスマートフォンのアップルも好決算を見込んでの高い上昇です。
製薬のメルクが(4%)前後上昇しています。28日朝発表の2021年7~9月期決算が市場予想を上回る増収増益となり、通期予想を引き上げました。2021年7~9月期決算で1株利益が市場予想を大幅に上回った建機のキャタピラーも高く。ダウ平均の構成銘柄以外では27日発表の決算で通期予想を上方修正した自動車のフォード・モーターが(10%)超えて値を上げています。
米<バイデン>政権の看板政策の1つである子育てや教育支援、気候変動対策について、大統領と上院民主党が約11億ドル規模の歳出・歳入法案で合意目前だと報じられています。協議が難航していた政策が成立に向かうとの期待も株買いを誘っています。週間の米新規失業保険申請件数が28万1千件と市場予想(28万9千件)を下回り、雇用回復が進んでいると確認されたのも好感されました。
ナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比212.280ポイント(1.4%)高の1万5448.118と9月7日以来ほぼ1カ月半ぶりに過去最高値を更新して引けています。
多くの機関投資家が運用指標とするS&p500種株価指数は反発し、44.74ポイント(1.0%)高の4596.42と過去最高値を更新しています。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ