5日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反落して始まりました。
ダウ平均は前日までの2日間で1590ドル上昇し、主力銘柄には目先の利益を確定する売りが出ています。米長期金利が上昇しており、株式の相対的な割高感が意識されやすいことも相場の重荷となっています。
米連邦準備理事会(FRB)など主要な中央銀行が利上げペースを緩めるとの見方が広がり、前日にかけて株式を買い直す動きが活発になりました。週初の相場上昇を支える一因となっていた米長期金利の低下が一服し、5日朝は(3.7%)台前半と前日終値(3.63%)を上回る場面が出ています。
5日朝に発表された9月の(ADP)全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数は20万8000人増え、市場予想(20万人増)を小幅に上回りました。発表前はインフレ高止まりにつながる労働需給の逼迫が和らぐとの見方が広がっていただけに、今週末発表の9月の米雇用統計を見極めたいとの雰囲気も株式の買い手控えに反映されているようです。
終値は反落し、前日比42ドル45セント(0.1%)安の3万0273ドル87セントで取引を終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数も反落し、前日比27.768ポイント(0.2%)安の1万1148.638でした。
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は大幅に続伸して始まりました。
米連邦準備理事会(FRB)など主要中央銀行による急ピッチの利上げに対する過度な警戒が和らぎ、買いが入っています。前月までに株が売られすぎたとみた投資家が買い直す動きも続いているようです。
4日朝に米長期金利は前日終値(3.64%)より低下して(3.6%)を下回る場面がありました。4日にオーストラリア準備銀行が政策金利を(0.25%)引き上げ、(2.60%)とすること決めています。前回まで4会合連続で(0.5%)の利上げを決め、今回も(0.5%)の利上げを想定されていましたが、市場の想定を下回り、景況感悪化で利上げペースを緩める局面にさしかかったとの受け止めが広がり。市場参加者の警戒が和らぎ、株買いにつながっています。
終値は大幅に続伸し、前日比825ドル43セント(2.80%)高の3万0316ドル32セントで取引を終えています。前日「825ドル43セント」との2日間の上げ幅は「1590ドル81セント」に達しています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も続伸し、前日比360.971ポイント(3.3%)高の1万1176.406でした。
3日の米株式相場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反発して始まりました。
3日朝の米債券市場で長期金利が(3.6%)台と前週末終値(3.83%)から低下して、株式の相対的な割高感が和らいでいます。金融引き締めへの警戒から前月末にかけて売り込まれたため、売り方の買い戻しを巻き込んで目先の戻り期待の買いが入りました。
ダウ平均株価は9月に(8.8%)下げ、月間では2020年3月以来の大きな下げ幅となりました。前週に一時(4%)台に乗せた米長期金利が3日朝は低下し、相対的な割高感が薄れた株式が買い直されています。ただ、米利上げペースを占う上で今後発表される経済指標を見極めたい市場関係者は多く、積極的な買いは見送られていますが、上げ幅は一時900ドルを超え「2万9647ドル79セント」の高値を付けています。
終値は大幅に反発し、前週末比765ドル38セント(2.66%)高の2万9490ドル89セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前週末比239.816ポイント(2.3%)高の1万0815.435でした。
30日の米ダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。
米連邦準備理事会(FRB)など世界の主要中央銀行の急激な利上げが景気を冷やし、企業収益の重荷になるとの懸念が強いままです。ただ、ダウ平均株価は9月に入って前日まで2284ドル(7.3%)安と月間では2020年3月以来の下落となっており、押し目買いも入って下げ幅は限られています。
朝方発表された8月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、エネルギーと食品を除くコア指数が前月比(0.6%)上昇と7月(0.0%)から伸びが加速しています。投資家のインフレ警戒を強める内容でした。前日夕に発表した2022年6~8月期決算が嫌気され、スポーツ用品のナイキが(10%)を超える急落となったのもダウ平均の重荷になりました。
終値は続落し、前日比500ドル10セント(1,71%)安の2万8725ドル51セントで終え、(6月17日)に付けた年初来安値「2万9888ドル78セント」の年初来安値を更新しています。ダウ平均株価が2万9000ドルを割り込むのは2020年11月以来、約2年ぶりになりました。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数も続落し、前日比161.887ポイント安の1万0575.619でした。6月16日に付けた年初来安値(1万0646.099)を下回っています。
S&p500種株価指数は前日比54.85ポイント安の3585.62で終え、こちらも同指数は連日で年初来安値を更新しています。
29日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。下げ幅は一時680ドルを超え「2万8997ドル934セント」の安値を付ける場面もあり、前日に大幅上昇した「548ドル75セント」分を超え、節目の2万9000ドルを切り、年初来安値を下回る場面もありました。
前日に急低下した米長期金利が再び上昇に転じ、ハイテク株を中心に株式の相対的な割高感が意識されています。世界的な金融引き締めが景気を冷やし、企業業績の悪化につながるとの警戒感も相場の重荷となっています。
29日の米長期金利は(3.7%台後半)と前日終値(3.73%)を上回って推移しています。前日は英国中央銀行が一時的に長期債を買い入れるとの発表を受け、米国でも長期金利が低下しましたが、1日で流れが反転しています。米連邦準備理事会(FRB)が急ピッチの利上げを続けるとの見方に変化はありません。
29日発表の週間の米新規失業保険申請件数が「19万3千件」と前の週から「1万6千件」減り、市場予想「21万5千件」も下回りました。市場では労働市場は底堅く、賃金上昇を受けたインフレ観測が続くと受け止められています。
終値は反落し、前日比458ドル13セント(1.54%)安の2万9225ドル61セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに大幅に反落し、前日比314.130ポイント(2.8%)安の1万0737.506でした。
S&p500種株価指数は前日比78.57ポイント(2.1%)安の3640.47で終え、年初来安値を更新しています。
28日の米株式相場でダウ工業株30種平均株価は小幅に7営業日ぶりに反発して始まりました。
英国中央銀行が長期の英国債を購入すると発表したのを受け、米長期金利が低下。長期金利低下で株式の相対的な割高感が薄れ、買いを促しました。ただ、米企業業績の悪化懸念はぬぐえていません。
28日、英国中央銀行は長期の英国債を一時的に買い入れると発表しました。英長期金利が急低下したのにつれ、米長期金利も28日朝は(3.8%台前半)と前日終値(3.94%)を下回っています。ダウ平均は前日までの6営業日続落で1900ドル近く下げ、短期的に売られすぎとの見方が出ていただけに、英中銀の発表が押し目買いのきっかけになりました。
ただ、世界的な金融引き締めとインフレが景気を冷やし、企業業績が下振れするとの懸念は強く、スマートフォンのアップルが「最新機種のiPhone14の増産計画を断念する」と報じられ、投資家心理の重荷になり、アップルは(5%)近く下げる場面がありました。
終値は7営業日ぶりに反発し、前日比548ドル75セント(1.88%)高の2万9683ドル74セントで取引を終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比222.132ポイント高の1万1051.636でした。
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は6営業日ぶりに反発して始まりました。
米長期金利の上昇が一服し、投資家心理の悪化にひとまず歯止めがかかっています。機関投資家が運用指標にするS&p500種株価指数が前日に3カ月ぶりに年初来安値を更新し、目先の売りの達成感から押し目買いが優勢になっています。
27日朝の米債券市場で長期金利は(3.8%)台後半と26日終値(3.92%)を下回っています。前日に「3655.04」で終えましたS&p500種は「3700」台を回復しています。ダウ平均株価も過去5営業日で1800度ル近く下げ、連日で年初来安値を更新しており、短期的な自律反発を狙った買いが入りやすい背景でした。
その後、27日の米債券市場で長期金利は一時(3.99%)と2010年4月以来、12年ぶりの水準に上昇しています。インフレ抑制のため、欧米の主要中央銀行が大幅利上げを続けるとの見方から欧米で長期金利の上昇が続いています。金融引き締めが景気を冷やすとの懸念や、ドル高が外需企業の収益を圧迫するとの見方も株式相場の重荷となっています。
終値は6営業日続落し、前日比125ドル82セント(0.4%)安の2万9134ドル99セントで取引を終えています。年初来安値を3営業日連続で更新し、2020年11月以来の安値でした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反発し、前日比26.582ポイント(0.2%)高の1万0829.504でした。
S&p500種株価指数は6日続落し、前日比7.75ポイント(0.2%)安の3647.29と連日で年初来安値を更新しています。
26日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5営業日続落して始まりました。
前週末につけた年初来安値を下回っています。米連邦準備理事会(FRB)の急激な金融引き締めが景気後退を招くと懸念する売りが続いています。米欧の大幅利上げ継続を織り込んで米長期金利が一時(3.90%)と2010年4月以来、12年ぶりの水準に上昇しました。世界的な金融引き締め長期化が景気後退を招くとの見方やドル高も株式相場の重荷でしたが、ダウ平均は過去4営業日で1400ドル強下げており、自律反発を狙う買いが入り下値は堅いようです。
26日の外国為替市場で英ポンドがアジアの取引時間帯に対ドルで「1ポンド=1.0ドル」台と1985年に付けた水準を下回り、変動相場制移行後の最安値を付けています。ドルの総合的な強さを示すインターコンチネンタル取引所(ICE)算出のドル指数は20年ぶり高水準で推移し、海外事業の比率が高い米企業の収益が目減りするとの懸念も相場の重荷になっています。
原油先物相場が早朝の取引で下げ、足元で相対的に底堅く推移していたディフェンシブ銘柄の下げが目立ちます。一方、前週に売り込まれたハイテク株は買いが先行しています。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反発して始まっています。
終値は5営業日続落し、前週末比329ドル60セント(1.11%)安の2万9260ドル81セントで取引を終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日続落し、前週末比65.004ポイント安の1万0802.922でした。
S&p500種株価指数は前日比38.03ポイント安の3655.20で終え、(6月16日)以来となる年初来安値を更新しています。
23日の米ダウ工業株30種平均株価は4営業日続落して始まりました。6月に付けた年初来安値(2万9888ドル78セント)を下回っている。
米連邦準備理事会(FRB)の大幅利上げで景気後退に陥りかねないとの懸念が強まり、景気敏感株を中心に売りが広がっています。米長期金利が急上昇し、12年ぶりの高水準を付けたのも株式相場の重荷になっています。
先行して始まった欧州の主要市場でも景気懸念で株価指数は軒並み大幅安となっており、世界同時株安の様相が一段と強まってきています。
米長期金利は23日早朝に一時(3.82%)と2010年4月以来の高水準を付けています。(FRB)の金融引き締めが長期化するとの観測を反映しています。長期金利上昇で相対的な割高感が強まった高PER(株価収益率)のハイテク株の売りを促しています。
終値は続落し、前日比486ドル27セント(1.62%)安の2万9590ドル41セントで取引を終えています。(6月17日)に付けた年初来安値「2万9888ドル78セント」を下回りました。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日続落し、前日比198.879ポイント(1.8%)安の1万0867.926でした。
S&p500種は前日比64.76(1.7%)安の3693.23でした。一時は3647.47まで下落し、年初来安値「3666.77」を下回りました。
22日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日続落して始まりました。
米連邦準備理事会(FRB)が大幅利上げを継続し、景気悪化につながるとの懸念が強く、米長期金利の上昇も株式相場の重荷となっています。
米長期金利は一時、前日比(0.13%)高い(3.66%)と2011年2月以来の高水準を付けています。(FRB)は前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続で(0.75%)の大幅利上げを決め、委員らの政策金利見通しでは年内2回の会合で合計(1.25%)の利上げを見込んでいます。急ピッチの利上げが景気を冷やすとの懸念が強めています。
22日は英イングランド銀行とノルウェー銀行が(0.5%)、スイス国立銀行は(0.75%)の利上げを発表しました。9月8日には欧州中央銀行(ECB)も(0.75%)の利上げを決定しており、世界的に「利上げドミノ」が起きています。欧州を中心とした世界景気への影響も懸念されています。
終値は続落し、前日比107ドル10セント(0.4%)安の3万0076ドル68セントで取引を終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日続落して、前日比153.387ポイント(1.4%)安の1万1066.805でした。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ