24日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反落して始まり、始値は「 3万3444ドル72セント」でした。
前日までの2営業日でダウ平均が「580ドル」ほど上昇した後で、目先の利益確定売りが出やすくなっています。決算を発表した主力銘柄を中心に下げが目立ちました。
米景気の先行きに対する過度な懸念が和らぎ、前日まではハイテク株を中心に買い直す動きが出ています。ハイテク企業など主力銘柄の決算発表が本格的に始まる前に持ち高調整の売りが出ているようです。
終値は3営業日続伸し、前日比104ドル40セント(0.31%)高の3万3733ドル96セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに小反落し、前日比30.142ポイント(0.27%)安の1万1334.272でした。S&P500種は、前日比2.86ポイント(0.071)安い4016.95でした。
23日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は小幅続伸で始まりました。
今週はハイテク大手を含む主要企業の決算発表が相次ぎますので、内容を見極めたい投資家が多そうです、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが緩むとの観測は相場の支えになっています。
22日、米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』は米連邦準備理事会(FRB)が31日~2月1日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で「今年春に利上げを停止するかどうか検討し始める可能性がある」と伝えています。前週末には(FRB)の<ウォラー理事>が、2月1日までの会合で利上げ幅を前回の(0.50%)から(0.25%)に縮小する考えを示しており、市場の利上げ減速観測が高まっています。
終値は続伸し、前週末比254ドル07セント(0.8%)高の3万3629ドル56セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比223.980ポイント(2.01%)高の1万1364.414でした。S&p500種は、前週末比47.20ポイント(1.19%)高の4019.81でした。
20日の米ダウ工業株30種平均株価は小幅に4日続落して始まりました。
小売りや生産、住宅関連など今週発表された米経済指標が総じてさえず、景気悪化を警戒した売りが続いています。半面、年明け以降に下げが目立った一部銘柄には散発的な押し目買いが入り、ダウ平均を下支えしています。
ダウ平均の構成銘柄以外ではハイテク株の一角の上げが目立っています。動画配信のネットフリックスが急伸。前日夕に発表した決算で有料契約者数の伸びが市場予想を大幅に上回り、好感した買いが入りました。米IT業界では、景気後退懸念の高まりを背景にコスト削減や事業見直しの動きが広がっていますが、米国内外の幅広い部門を対象として1万2000人の人員削減を発表したグーグルの親会社、アルファベットも値を上げています。
終値は4営業日ぶりに反発し、前日比330ドル93セント(1.0%)高の3万3375ドル49セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比288.165ポイント(2.66%)高の1万1140.434でした。S&P500種指数は、前日比73.76ポイント(1.89%)高い3972.61でした。
19日の米株式相場でダウ工業株30種平均株価は3日続落して始まりました。
19日発表の週間の米新規失業保険申請件数が前週比で市場予想に反して減少しています。前日発表の12月の米小売売上高が市場予想を下回るなど景気減速感が強まるなかでも、労働市場の堅調さを背景に米連邦準備理事会(FRB)の利上げが続くと警戒されています。
新規失業保険申請件数は19万件と前週(20万5000件)から減少しました。市場予想(21万5000件)を下回り、労働需給が逼迫しているとの見方が改めて意識されています。(FRB)が長く金融引き締めを続けて景気が一段と冷え込むとの警戒感が出ています。
終値は、前日比252ドル40セント(0.76%)安の3万3044ドル56セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続落しました。前日比104.744ポイント(1.0%)安の1万0852.269でした。
18日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。
朝方発表の12月の米卸売物価指数(PPI)がインフレ鈍化を示しました。米連邦準備理事会(FRB)による利上げペースを落とすとの観測を強め、株買いが先行し一時「3万4016ドル53セント」の高値をつけていますが、本格化する米企業決算の発表を見極めたい雰囲気も強く出て次第に売りが優勢になりました。
(PPI)は前月比(0.5%)低下し、市場予想(0.1%低下)を下回りました。同時刻に発表されました12月の米小売売上高は前月比(1.1%減少)と市場予想(1.0%減少)以上に減っています。景気減速でインフレが沈静化に向かい、金融引き締めが和らぐとの見方を誘いました。ただ、インフレ鈍化は前週に出た12月の米消費者物価指数(CPI)でも確認されており、買いを急ぐ動きは弱い状況でした。
米株式相場は年明けから前週末にかけて戻りを試す展開が続いていたため、利益確定や持ち高調整の売りも出ており、取引開始前に発表された12月の米小売売上高が市場予想以上に減り、12月の米鉱工業生産指数も市場予想を下回ったことで景気懸念が意識されています。
終値は前日比613ドル89セント(1.81%)安の3万3296ドル96セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は8営業日ぶりに反落し、前日比138.100ポイント(1.24%)安の1万0957.013でした。S&p500種は、前日比62.11ポイント(1.56%)安い3928.86でした。
3連休明けの17日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5営業日ぶりに反落して始まりました。
2022年10~12月期の売上高や1株利益が市場予想を下回った金融のゴールドマン・サックスが売られ、ダウ平均を1銘柄で160ドルあまり押し下げ指数の重荷になっています。
ダウ平均は直近の4営業日で800ドル近く上昇し、短期的な利益を確定する売りも出やすい状況でした。
終値は5営業日ぶりに反落し、前営業日の13日に比べ391ドル76セント(1.14%)安の3万3910ドル85セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に7日続伸し、前営業日比15.956ポイント(0.14%)高の1万1095.113でした。S&p500種は、前営業日日8.12ポイント(0.20%)安の3990.97でした。
13日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日ぶりに反落して始まりました。
朝方に決算を発表した主要銀行の一部が経済の先行きに慎重な見方を示しています。米景気が悪化するとの懸念が改めて強まり、主力銘柄には売りが先行し、一時「3万3915ドル49セント」の安値を付けていますが、売り一巡後は主力株を中心に買い直しされています。
JPモルガン・チェースが朝方に発表した決算は1株利益が市場予想を上回ったものの、経営陣が米経済に慎重な見方を示しました。ダウ平均の構成銘柄ではありませんが、決算を発表した同業のバンク・オブ・アメリカやウェルズ・ファーゴなども景気悪化を示し、こうした動きを受けて主要な銀行株が下落し、重荷となりました。
ダウ平均は前日まで3日続伸し、2022年12月初以来の高値を付けていました。米市場は週末を挟んで「マーティン・ルーサー・キング牧師の日」が重なり3連休を控えており、主力銘柄には持ち高調整の売りも出ています。
終値は4日続伸し、前日比112ドル64セント(0.33%)高の3万4302ドル61セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6日続伸し、前日比78.052ポイント(0.71%)高の1万1079.157でした。S&P500種は、前日比15.92ポイント(0.40%)高の3959.09でした。
12日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反落して始まりました。
朝方発表の12月の米消費者物価指数(CPI)は市場の予想通り、前年同月比で伸び率が低下しています。インフレ鈍化を織り込んで株式相場は前日にかけて上昇していたため、利益確定売りが優勢となりました。
(CPI)は前年同月比(6.5%)上昇と伸び率は11月(7.1%)から縮小し、市場予想と一致しています。インフレ基調を測る上で重視される前月比は(0.1%)低下し、これも市場予想と同じでした。米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの市場の見立てに沿った内容でした。
ダウ平均株価は賃金インフレの減速が示された12月の米雇用統計の発表があった6日以降、前日までに1000ドルあまり上昇しています。(CPI)の発表でひとまず短期の利益確定売りや持ち高調整売りが出たようです。
債券市場では米長期金利が前日比(0.11%)低い(3.43%)とほぼ1カ月ぶりの水準に低下。債券に比べた株式の相対的な割高感が和らぎ、ハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄を中心に買われています。景気敏感株の上昇も目立ちました。
終値は3日続伸し、前日比216ドル96セント(0.64%)高の3万4189ドル97セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5日続伸し、前日比69.434ポイント(0.6%)高の1万1001.105でした。S&p500種は、前日比13.56ポイント高の3,983.17でした。
11日の米株式相場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。
前週末の米雇用統計で平均時給の伸びが市場予想を下回り、前日は米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>が講演で金融政策に関して踏み込んだ発言をしませんでした。12日朝に予定されています12月の米消費者物価指数(CPI)の発表に先回りし、米金融引き締めの長期化懸念の後退による買いが続いています。大型ハイテク株が総じて上げたのも市場心理の改善につながっています。
(CPI)は11月まで2ケ月連続で前年同月比の伸び率が縮小し、市場予想も下回りました。12月もさらに減速すれば米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め長期化の観測が後退し、相場を押し上げると見込まれています。前週末に発表された12月の米雇用統計では、サービス価格を左右する賃金の伸び率低下が確認されています。
米債券市場では長期金利が低下し、相対的な割高感が薄れた高PER(株価収益率)のハイテク株の追い風となりました。ダウ平均の構成銘柄以外ではネット通販のアマゾン・ドット・コムが(6%)高で終えています。
終値は、前日比268ドル91セント(0.8%)高の3万3973ドル01セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸して、前日比189.041ポイント(1.8%)高の1万0931.671でした。S&p500種は、前日比50.36ポイント高の3,969.61でした。
10日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は小幅に反発して始まりました。
米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>が同日に開かれた講演で、金融政策運営に関する踏み込んだ発言をしませんでした。市場の一部でタカ派寄りの発言が警戒されていたため、買いが優勢となっています。前日に下げが目立った一部銘柄への買いも相場を支えています。
<パウエル議長>はスウェーデンで開かれている国際会議の講演で「インフレ時には物価の安定を回復するために、短期的に不人気な政策も求められる」とだけ語り、特に金融政策に関する具体的な発言はありませんでした。
12日には12月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていますので上値の伸びも慎重です。前週末発表の12月の米雇用統計では平均時給の伸び率が鈍化しており、(CPI)もインフレ懸念を和らげる内容になるかが焦点になりそうです。
終値は、186ドル45セント(オ・56%)高の3万3704ドル10セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比106.980ポイント(1.0%)高の1万0742.630でした。S&p500種は、前日比27.16ポイント高の3919.25 でした。
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