ダウ平均株価(1月12日)@終値3万4189ドル97セント
1月
13日
朝方発表の12月の米消費者物価指数(CPI)は市場の予想通り、前年同月比で伸び率が低下しています。インフレ鈍化を織り込んで株式相場は前日にかけて上昇していたため、利益確定売りが優勢となりました。
(CPI)は前年同月比(6.5%)上昇と伸び率は11月(7.1%)から縮小し、市場予想と一致しています。インフレ基調を測る上で重視される前月比は(0.1%)低下し、これも市場予想と同じでした。米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの市場の見立てに沿った内容でした。
ダウ平均株価は賃金インフレの減速が示された12月の米雇用統計の発表があった6日以降、前日までに1000ドルあまり上昇しています。(CPI)の発表でひとまず短期の利益確定売りや持ち高調整売りが出たようです。
債券市場では米長期金利が前日比(0.11%)低い(3.43%)とほぼ1カ月ぶりの水準に低下。債券に比べた株式の相対的な割高感が和らぎ、ハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄を中心に買われています。景気敏感株の上昇も目立ちました。
終値は3日続伸し、前日比216ドル96セント(0.64%)高の3万4189ドル97セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5日続伸し、前日比69.434ポイント(0.6%)高の1万1001.105でした。S&p500種は、前日比13.56ポイント高の3,983.17でした。