27日の米株式相場でダウ工業株30種平均は反発して始まりました。
好決算を発表した銘柄が買われ、上昇をけん引しました。ダウ平均は前日に809ドル安となり、短期的な戻りを見込んだ買いも入っています。ただ、世界景気への懸念はくすぶっており、ただ、米金融引き締めや世界景気の鈍化への警戒感は強く、買い一巡後は下げに転じる場面もあり、「3万3108ドル89セント」の安値を付けています。
27日は中国政府による景気刺激策への期待などから上海株式相場が3営業日ぶりに反発し、株の買い直しの流れが米市場にも波及したようです。
終値は前日比61ドル75セント(0.19%)高の3万3301ドル93セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は、前日に(4%)安と今年最大の下げを記録し、朝方は押し目買いが先行しましたが小幅に続落し、連日で年初来安値を更新、前日比1.810ポイント安の1万2488.933で終えています。
26日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まり、寄り付きは3万3907ドル49セントの始値でした。
新型コロナウイルスの感染拡大で中国株式相場の下げが続き、中国を中心に世界景気の先行き不透明感を意識する売りが幅広い銘柄に出ています。
26日の中国・上海総合指数は続落し、前日比42.0861ポイント(1.43%)安の2886.4257でした。指数は前日に(5%)超下落で年初来安値を連日更新し、2020年5月以来の水準に下げています。売上高の中国比率が高い航空機のボーイングが値を下げ、工業製品・事務用品のスリーエムの下げもダウ平均の重荷になりました。朝方に2022年1~3月期決算と同時開示した通期予想で1株利益を下方修正しています。
相対的に安全資産とされる米国債は買われ、長期金利は(2.7%)台前半と前日終値(2.82%)を下回っています。利ざや縮小の見方からJPモルガン・チェースなど銀行株が売られています。
ダウ平均株価は引けにかけて下げ幅を拡大し、指数を構成する30銘柄がすべて値を下げています。終値は、前日比809ドル28セント(2.38%)安の3万3240ドル18セントと2021年3月中旬以来の安値で取引を終えています。
ナスダック総合株価指数は、514.109ポイント下げ、1万2490.743で終えています。
S&p500種は、120.92ポイント下げ、4175.20でした。
25日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3日続落して始まり、一時500ドル近く値を下げ「3万3323ドル37セント」の安値をつけています。
中国での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、都市封鎖(ロックダウン)が上海市以外にも拡大しかねないとの懸念が広がり、市場の不安が高まっています。中国の景気減速が世界経済を下押しするとの懸念が強まっています。
25日は人民元が対ドルで約1年ぶりの安値を付けたほか、上海株の終値は約1年10カ月ぶりの安値水準でした。「ゼロコロナ」政策による物流の寸断などで経済や供給網(サプライチェーン)が一段の打撃を受けるリスクが警戒され、業績が景気に影響されやすい景気敏感株を中心に売りが先行しました。
売り一巡後は米長期金利の低下を支えに、足元で下げが目立っていた金利との比較で相対的な割高感が意識されていた高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に買いが入り、相場全体を押し上げました。
終値は3営業日ぶりに反発し、前週末比238ドル06セント(0.7%)高の3万4049ドル46セントで取引を終えています。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は、165.559ポイント高の1万3004.852で終えています。S&p500種は。 24.34ポイント高の4296.12で終えています。
週末22日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落し、前日比981ドル36セント(2.82%)安の3万3811ドル40セントで取引を終えています。
米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めが景気を冷やすとの懸念が強まり、幅広い銘柄が売られました。決算発表を受けて一部銘柄が大幅安となったのも相場の重でした。ダウ平均の下げ幅は取引終了間際に一時1000ドルを超え安値「3万3773ドル39セント」を付ける場面もありました。
(FRB)の<パウエル議長>が前日の討論会で、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で通常の2倍の(0.5%)の利上げを示唆し、その後も速いペースで利上げを続ける考えを示しています。急速な金融引き締めが景気減速につながるとの見方が改めて意識されています。米長期金利が(2.9%)前後と高水準で推移し、相対的な株式の割高感が意識されています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落し、前日比335.359ポイント安の1万2839.293で終えています。
21日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3日続伸して始まり、午前9時35分には前日比319ドル97セント高の3万5480ドル76セントでした。米主要企業で市場予想を上回る決算の発表が相次いでいます。インフレやウクライナ危機などの逆風下でもしっかりとした企業業績が確認でき、好材料となっています。
前日夕に市場予想を上回る最高益決算を発表した電気自動車のテスラは(10%)超上昇しています。空運のアメリカン航空グループと同業のユナイテッド航空ホールディングスは旅客需要の回復で2022年4~6月期に黒字化する見通しを示し、株価は大幅高となりました。
長期金利が(2.9%)台に上昇し、高PER(株価収益率)のハイテク株などの売りを誘いました。の<パウエルFRB議長>は21日午前に民間研究機関の会合で講演し、午後に国際通貨基金(IMF)主催の討議に参加、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で「通常の倍の0.5%の利上げを検討している」と発言。「私の考えではもう少し速いペースで動くことが適切だ」とも語り、金融引き締めが強まることへの警戒感も投資家心理の重荷となりました。
また、ダウ平均は前日までの2日間で750ドル近く上げており、いったん利益を確定する目的の売りが出たようです。
終値は3営業日ぶりに反落し、前日比368ドル03セント(1.05%)安の3万4792ドル76セントで取引を終えています。好決算銘柄が買われて高く始まりましたが、米長期金利の上昇を受けて伸び悩み、午後に下げに転じています。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めへの警戒も広がり、ダウ平均の日中の高値(3万5492ドル22セント)と安値(3万4723ドル82セント)の差は768ドルに達しています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比278.413ポイント安の1万3174.652で終えています。
20日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸し、前日比249ドル59セント(0.71%)高い3万5160ドル79セントで取引を終えています。
市場予想を上回る四半期決算を発表した銘柄が買われ、上昇をけん引しました。インフレや米連邦準備理事会(FRB)の利上げ加速が見込まれる中でも米景気や企業業績は底堅いとの見方が買いを後押ししています。
19日夕に発表した2022年1~3月期決算で売上高と1株利益が市場予想を上回ったIT(情報技術)のIBMが(7%)上昇し、ダウ平均を押し上げています。20日朝に市場予想を上回る増収増益決算を発表した日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)も(3%)高で推移しています。景気敏感株の上げが目立った前日と異なり、ヘルスケアなどディフェンシブ株が総じて買われています。
一方、映画・娯楽のウォルト・ディズニーが(6%)下げ、相場の重荷となりました。動画配信のネットフリックスが前日夕に発表した決算で世界の契約者数が減少に転じ、同社株が(35%)安と暴落しています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比166.592ポイント安の1万3453.065で終えています。
19日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反発して始まりました。
好決算を発表した銘柄が買われ、相場上昇をけん引しています。米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを強める中でも米景気は底堅く推移するとの見方から、景気敏感株や消費関連株にも買いが入っています。。
2022年1~3月期決算で1株利益が市場予想を上回った医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が大幅高となり、ダウ平均を押し上げています。足元で堅調な米景気指標が相次いでおり、19日発表の3月の住宅着工件数も市場予想を上回っています。年初からディフェンシブ株に出遅れていた景気敏感株や消費関連株が好感されています。
米長期金利は朝方に前日比(0.07%)高い(2.92%)と2018年12月以来の高水準を付け、利ざや拡大の見方から銀行株への買いにつながっています。一方、金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株は売りが先行し、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落して始まりました。
終値は、3営業日ぶりに反発し、前日比499ドル51セント(1.45%)高の3万4911ドル20セントで取引を終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比287.299ポイント(2.15%)高の1万3619.657で終えています。
18日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価はもみ合いで始まりました。
石油株など原油高の恩恵を受けやすい銘柄に買いが先行し、長期金利上昇を受けて銀行株も値を上げています。半面、ハイテク株や消費関連株の一角が売られ、相場の重荷になっています。
米原油先物は18日朝、一時1バレル108ドル台半ばと3週間ぶりの高値を付けました。米長期金利が18日深夜に一時(2.88%)と2018年12月以来3年4カ月ぶりの高水準をつけ、利ざや拡大の思惑から金融株が買われています。
半面、原油高が消費を冷やすとの見方から消費関連株は売りが優勢となり、長期金利上昇で相対的な割高感が意識されやすいハイテク株の一角も売られています。
終値は、小幅に続落し、前営業日の14日に比べ39ドル54セント(0.11%)安の3万4411ドル69セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前営業日の14日に比べ18.721ポイント安の1万3332.358でした。
日本ではあまりなじみがない「グッド・フライデー(Good Friday)」ですが、今年は4月15日(日本時間16日)です。
キリスト教徒にとっては大切な日で、アメリカでは祝日になっている州もあるようで、ニューヨーク州では「グッド・フライデー(Good Friday)」は祝日ではありませんが、ニューヨーク証券取引所はお休みですので、この時間にアップしています「ダウ平均株価」もお休みとなりました。
「グッド・フライデー(Good Friday)」は日本語では「聖金曜日」と呼ばれていますが、イースター(復活祭)前の金曜日になります。イースターは3月22日から4月25日の間で春分の日の最初の満月(Paschal Full Moon)のあとの日曜日でパームサンデー(Palm Sunday)から始まるイースター前の一週間はホーリーウィーク(Holy Week)となります。
イエス・キリストが十字架に架けられた日がこの「グッド・フライデー(Good Friday)」の金曜日だとされています。
14日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落し、前日比113ドル36セント(0.3%)安の3万4451ドル23セントで取引を終えています。
取引開始前に四半期決算を発表した金融株などに買いが先行し、ダウ平均は上昇して始まりました。買い一巡後は米長期金利の上昇を受けて高PER(株価収益率)のハイテク株に売りが強まると、ダウ平均も下げに転じています。米株市場は15日の「Good Friday」
からイースター(復活祭)で3連休となるため、取引終了にかけては持ち高調整の売りも膨らんだようです。
午後に米債券市場で長期金利が一時、前日比(0.13%)高い・価格は安い(2.83%)に上昇し、12日に付けた2018年12月以来の高水準に並んでいます。米連邦準備理事会(FRB)によるインフレ抑制を目的とした金融引き締めペースの加速による米金利の先高観が改めて意識されています。金利上昇時に相対的な割高感が強まりやすいハイテク株が売られています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比292.508ポイント(2.1%)安の1万3351.079と、1カ月ぶりの安値で終えています。
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