29日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発で始まりました。前日夕に発表されました「ストレステスト(健全性審査)」の結果を受け、銀行株が買われています。朝方発表の米経済指標は米景気の底堅さを示し、米景気懸念を和らげなした。景気敏感株を中心に買いが入っています。
米連邦準備理事会(FRB)は前日夕に「ストレステスト」の結果を公表し、米国内で相対的に規模の大きい23行すべての銀行が不況時にも規制上必要な自己資本を維持できるとの見解を示しました。
29日発表の2023年1~3月期の米実質国内総生産(GDP、確定値)は前期比年率(2.0%増)と、改定値(1.3%増)から大幅に上方修正されています。市場予想(1.4%)も上回りました。一方、週間の米新規失業保険申請件数は23万9000件と前週から減り、市場予想(26万4000件)を下回っています。(FRB)が金融引き締めを続ける環境でも、米景気は底堅いとの見方が強まっていますが、(FRB)による金融引き締めが長期化するとの観測は相場の重荷となっています。
終値は反発し、前日比269ドル76セント(0.8%)高の3万4122ドル42セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに小幅反落し、前日比0.419ポイント(0.0031%)安の1万3591.331でした。
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。朝方から米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>がパネル討論に参加している。今後の金融政策を巡る発言への警戒から、持ち高調整の売りが優勢となりました。下げ幅は一時160ドルを超え「3万3755ドル92セント」の安値を付けています。
28日の日の欧州中央銀行(ECB)フォーラムでは、(FRB)の<パウエル議長>が(ECB)の<ラガルド総裁>らとのパネル討議に参加していますが、インフレについて「想定していたよりもしつこい」と述べています。利上げを1会合置きではなく、連続で実施する可能性があるとも指摘しています。
<パウエル議長>の発言は、消費関連株の一角やディフェンシブ株の重荷となり、一方、ハイテク株の一部は買われ、相場を下支えしました。
終値は反落し、前日比74ドルル08セント(0.22%)安の3万3852ドル66セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比36.077ポイント(0.27%)高の1万3591.750でした。
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は7営業日ぶり反発して始まりました。朝発表の米経済指標が市場予想を上回り、米景気の底堅さを示し、前日まで下げが続いた後で、値ごろ感があるとみられた銘柄にも買いが入りました。
朝方発表の5月の米耐久財受注額は前月比(1.7%増)と市場予想(1.0%減)に反して増加しています。5月の新築住宅販売件数も前月比(12.2%増)と市場予想(1.2%減)に反して伸びています。6月の米消費者信頼感指数は(109.7)と市場予想(104.0)を上回り、2022年1月以来の高水準となりました。いずれも米景気の底堅さを示す内容と受け止められ、買いが入っています。前日に下げが目立ったハイテク株にも買いが入り、指数を支えています。
28日には欧州中央銀行(ECB)主催の金融シンポジウム「ECBフォーラム」で米連邦準備理事会(FRB)<パウエル議長>が<ラガルドECB総裁>や<ベイリー英イングランド銀総裁>、<日銀の植田和男総裁>らとパネル討議に参加します。主要中銀トップの金融政策や物価見通しについての発言が注目しされています。
終値は7営業日ぶりに反発し、前日比212ドル03セント(0.63%)高の3万3926ドル74セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比219.895ポイント (1.65%)高の1万3555.673でした。
26日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。ダウ平均株価は4週ぶりに下落した前週に570ドル下げています。値ごろ感などから消費関連株や景気敏感株の一角が上昇し、相場を支えていますが、米利上げ継続観測からディフェンシブやハイテク株には売りが出ており、ダウ平均は下げる場面も出ています。
前週は米連邦準備理事会(FRB)<パウエル議長>が21日の議会証言で改めて年内あと2回の追加利上げが適切になる可能性を示し、米地区連銀総裁などからも同様の趣旨の発言がありました。英イングランド銀行など欧州の中央銀行も利上げを続けており、主要中銀の金融引き締めが世界景気を悪化させるとの懸念が意識されています。
今週は28日に、欧州中央銀行(ECB)主催の金融シンポジウム「ECBフォーラム」で<パウエル(FRB)議長>が<ラガルド(ECB)総裁>や<ベイリー英イングランド銀総裁>、<日銀の植田和男総裁>らとパネル討議に参加します。主要中銀トップの金融政策や物価見通しについての発言を見極めたい市場模様です。
終値は6営業日続落し、前週末比12ドル72セント(0.038%)安の3万371471セントセントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前週末比156.738ポイント(1.16%)安の1万3335.778でした。S&P500種は、前週末比19.51 ポイント(0.45%)安の4328.82でした。
23日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5営業日続落して始まりました。
世界的なインフレが続くなか、景況感の悪化が目立ち始め、投資家心理の重荷となっています。前日に上げが目立っていたハイテク株にも売りが出ています。
米東部時間23日早朝までに発表されました欧州主要国の6月の購買担当者景気指数(PMI)は市場予想を下回る内容が目立ち、企業心理が悪化していることを示しています。
一方、各中央銀行はインフレ抑制のために一段の金融引き締めを進める構えをみせており、米国でも米連邦準備理事会(FRB)高官からは年内に1、2回の利上げを示唆する発言が相次いでいます。一段の金融引き締めが景気を冷やすとの懸念が米株式相場の重荷となりました。
終値は5営業日続落し、前日比219ドル28セント(0.65%)安の3万3727ドル43セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比138.093ポイント(1,01%)安の1万3492.516でした。S&P500種は、前日比33.56 ポイント(0.77%)安の4348.33でした。
22日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日続落して始まりました。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ継続への警戒が引き続き根強く、売りが優勢となっています。半面、ディフェンシブ株への買いが下値を支えています。
22日午前に<ボウマンFRB理事>の講演や<パウエルFRB議長>の米上院銀行委員会での議会証言を控えていました。<パウエル議長>は21日の米下院金融サービス委員会での証言で、物価上昇率が「目標の2%にはまだかなり遠く、2%に戻すために注力している」と述べていました。22日も金融政策を巡り踏み込んだ発言をすることへの警戒が出ています。
欧州では英イングランド銀行(中央銀行)が政策金利を0.5%引き上げて(5.0%)としています。利上げ幅は市場の想定を上回る内容でした。この日はノルウェーとスイスの中銀も利上げを決めています。世界的なインフレが続くなか、(FRB)の引き締めが長引くとの見方が米株の売りにつながっています。
終値は小幅に4営業日続落し、前日比4ドル81セント(0.014%)安の3万3946ドル71セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発し、前日比128.410ポイント(0.96%)高の1万3630.609でした。
S&P500種は、前日比16.20 ポイント(0.37%)高の4381.89でした。
21日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日続落して始まりました。米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>は21日午前に米下院で議会証言に臨みます。金融引き締めに積極的なタカ派的な姿勢を示すことへの警戒から、売りが先行しました。
(FRB)が21日朝に公表しました<パウエル議長>の証言の草稿では、物価上昇率を目標の(2%)に低下させるまでの「道のりは長い」と強調。「インフレを抑えるには、一定の間、低成長が続き労働市場を少し軟化させることが必要になる」との見方を示しています。
金融政策については、「ほとんどすべての米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者は年内にさらに利上げするのが適切だとみている」と説明しています。先週の(FOMC)では政策金利を据え置いたものの、7月以降に再び利上げをするとの見方が改めて強まっています。
終値は3営業日続落し、前日比102ドル35セント(0.30%)安の3万3951ドル52セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も3営業日続落し、前日比165.095ポイント(1.21%)安の1万3502.199でした。
S&P500種は、前日比23.02ポイント (0.52%)安の4365.69でした。
3連休明けの20日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。週内には米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>の議会証言を控え、買い手控えの雰囲気が出ています。中国景気への不安が重荷となり、ダウ平均株価の下げ幅は200ドルを超え「3万3915円93銭」の安値を付けています。
(FRB)の<パウエル議長>の議会証言は21日に下院、22日に上院でそれぞれ予定されています。政策金利を据え置いた前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)後では初めて公の場で発言する機会となります。市場では、金融引き締めに積極的なタカ派的な発言への警戒が根強くあります。
20日には中国人民銀行(中央銀行)が政策金利の引き下げを決めています。中国の景況感が落ち込む中で利下げが想定されていたものの、小幅な利下げにとどまりました。景気の下支えには物足りないとの見方もあり、同日の上海(0.47%安)や香港(1.53%安)など主要な株価指数が下落、米国市場でも投資家の心理に影響が出ているようです。
終値は続落し、前週末比245ドル25セント(0.72%)安の3万4053ドル87セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前週末比22.277ポイント(0.16%)安の1万3667.294でした。
S&P500種は、前週末比20.88 ポイント(0.47%)安の4388.71でした。
16日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。米消費の底堅さが意識されたことで景気後退の懸念が和らぎ、買いが広がった前日の勢いが続いています。ただ、ダウ平均は前日に6カ月ぶりの高値水準となり、一部の主力株に目先の利益を確定させる売りが出ています。
15日発表の5月の小売売上高は市場予想に反し、前月比で増加しました。過度な景気への懸念が和らいでおり、株式相場を押し上げているようです。19日は奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で米市場は休場となります。3連休前に持ち高を減らす売りも出やすくなっています。
また、<ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事>は16日の講演で、「一部の銀行の経営不振を心配して、金融政策のスタンスを変えることを支持しない」と述べ、利上げ長期化が意識され、相場の重荷となっています。
終値は反落し、前日比108ドル94セント(0.32%)安の3万4299ドル12セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は7営業日ぶりに反落し、前日比93.250ポイント(0.68%)安の1万3689.571でした。
15日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。米連邦準備理事会(FRB)が7月以降に追加利上げを決めるとの観測は株式相場の重荷となり、小幅反落で始まりましたが、業績が景気に左右されにくいディフェンシブ株の一角が買われ、ダウ平均を支えています。
(FRB)は、14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で11会合ぶりとなる政策金利の据え置きを決めています。累積的な金融引き締めの効果を見極めます。一方、2023年の政策金利見通しは年内に(0.25%)の利上げ2回を織り込む水準に切り上げました。また、欧州中央銀行(ECB)は15日の理事会で8会合連続の利上げを決め、主要国による利上げ長期化が意識されています。
金融政策の先行きは経済データ次第となるなか、朝方発表されました米経済指標は強弱が入り交じる内容でした。5月の小売売上高は前月比(0.3%増)と市場予想(0.2%減)に反して増えています。ニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀がそれぞれ発表しました6月の製造業景況指数はともに前月から改善。一方、週間の新規失業保険申請件数は26万2000件と市場予想(24万5000件)を上回っています。
終値は反発し、前日比428ドル73セント(1.26%)高の3万4408ドル06セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日続伸し、前日比156.344ポイント(1.15%)高の1万3782.821でした。S&P5指数はは、53.25 ポイント(1.22%)高の4425.84でした。
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