11日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5日続落し、前日比326ドル63セント(1.02%)安の3万1834ドル11セントで取引を終えています。
連日で年初来安値を更新しています。11日発表の4月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めを警戒した売りに押されています。
4月の(CPI)は前年同月比(8.3%)上昇し、上昇率は市場予想(8.1%)を上回りました。食品とエネルギーを除くコア指数も上昇率は(6.2%)と市場予想(6.0%)以上でした。インフレ高止まりが意識され、(FRB)が積極的な金融引き締めを続けるとの見方が改めて意識されています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は前日比373.435ポイント(3.2%)安の1万1365.236、多くの機関投資家が運用の指標にするS&p500種株価指数は前日比65.84ポイント(1.6%)安の3935.18で終えています。いずれも年初来安値を更新しました。
10日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4日続落し、終値は前日比84ドル96セント(0.26%)安の3万2160ドル74セントと連日で年初来安値を付けて取引を終えています。
米金融引き締めへの警戒感は強く、11日の4月の米消費者物価指数(CPI)を発表前に積極的な株買いが見送られています。ただ、米長期金利の低下を受けて、高PER(株価収益率)のハイテク株は割安感から買い直され、相場を下支えしました。
ダウ平均は朝方に500ドル強上げた後、昼過ぎに300ドル以上下げるなど不安定な値動きでした。前日までの3日続落で1815ドル下げており、短期的な戻りを見込んだ買いが先行しています。前日に(3.20%)と2018年11月以来の高水準を付けた米長期金利は、10日は(3%)を下回る場面が多く見受けられました。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発、前日比114.423(1.0%)ポイント高の1万1737.671で終えています。S&P500種は、前日比9.81ポイント高の4001.05でした。
9日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3日続落で始まりました。
午前9時50分では前週末比490ドル84セント安の3万2408ドル53セントで推移し、(3月8日)に付けた年初来安値「3万2632ドル64セント」を下回っています。
米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な金融引き締めへの警戒感が根強い中、エネルギー株やIT株などが売られています。午前11時26分現在、ダウは前週末終値比611.97ドル安の3万2287.40ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は440.50ポイント安の1万1704.16でした。
インフレ加速や金融引き締めへの警戒感から米長期金利が(3.2%)まで上昇し、ハイテクなど高PER(株価収益率)株を中心に売りが出ています。中国景気の減速懸念も相場の重荷となっています。
11日に4月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、インフレ懸念から金利先高観が強く、9日発表の中国の4月の貿易統計で輸出の伸びが大幅に鈍化しています。中国では新型コロナウイルス感染防止のための都市封鎖や行動制限が続いており、経済停滞が長引くと警戒されています。ウクライナ戦争の長期化も懸念材料です。
売りが売りを呼ぶ展開となり終値は、前週末比653ドル67セント(1.99%)安の3万2245ドル70セントで取引を終え、(3月8日)以来となる年初来安値を更新しています。ハイテク株中心のナスダック総合指数は521.41ポイント安の1万1623.25と、2020年11月以来約1年半ぶりに1万2000台を割り込んで終えています。
6日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落し、前日比98ドル60セント(0.30%)安の3万2899ドル37セントで取引を終えています。
朝方発表の4月の米雇用統計が労働市場の需給逼迫と高い賃金上昇を示しました。インフレ高止まりが懸念され、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めが続くと警戒する売りが強まりました。
ダウ平均は午前中に一時500ドル超安「3万2474ドル69セント」まで下落しています。前日もインフレ懸念で「1063ドル93セント」下げて終えており、短期的に売られ過ぎとみた買いで下げ渋る場面もありました。値を戻しては下げを繰り返し、乱高下位の不安定な値動きでした。
雇用統計では失業率が(3.6%)と前月から横ばいでしたたが、新型コロナウイルスの感染が拡大する前の50年ぶりの低水準にほぼ並んでいます。平均時給上昇率は前年同月比(5.5%)と高い伸びでした。市場では「FRBのタカ派姿勢の継続を裏付ける内容」と警戒された。米長期金利が一時(3.13)%と2018年11月以来の高さに上昇したのも相場の重荷となっています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数も続落し、前日比173.029ポイント安の1万2144.662で終え、連日で年初来安値を更新しています。S&p500種は、23.53ポイント安の 4123.34でした。
5日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日ぶりに反落して始まりました。下げ幅は一時1300ドルを超える場面もありました。前日に「932ドル27セント」(2.91%)高と今年最大の上昇としていましたが、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め方針は変わらないとの見方から売り直されています。米長期金利が3年半ぶりの高水準に上昇しているのも株式相場の重荷になりました。
(FRB)は前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で(0.5%)の利上げと資産圧縮の開始を決めています。会合後の記者会見で<パウエル議長>が(0.75%)の大幅な利上げは「積極的に考えていない」と述べると、急激な金融引き締めへの警戒が和らぎ、前日の米株相場は急騰しました。
しかし、通常の2倍にあたる(0.5%)の利上げは、インフレが収束しない限り当面続きますので、懸念材料となり、前日の株高は売り方の買い戻しが中心とみられ、買い戻し一巡後に売りが優勢になっています。5日朝に米長期金利が(3.04%)と2018年12月以来の高水準に上昇しているのも株売りに傾きました。
長期金利上昇を受け、高PER(株価収益率)銘柄が多いハイテク株が売られています。
終値は、前日比1063ドル09セント(3.12%)安の3万2997ドル09セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに急反落しています。前日比647.165ポイント安の1万2317.691で終え、年初来安値を更新しています。
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3日続伸し、前日比932ドル27セント(2.81%)高の3万4061ドル06セントで取引を終えています。
景気敏感やハイテク株など幅広い銘柄が買い直されました。4日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>が(0.75%)の大幅利上げに消極的な姿勢を示し、急激な金融引き締めの観測が後退しました。
午後2時30分から始まった記者会見で、<パウエル議長>は「0.75%の利上げを委員会は積極的には考えていない」と発言。物価については「インフレは鈍化し始めることが期待される」とも述べました。市場が想定していたほどの急激な利上げの可能性は低いとの見方が広がりました。
米債券市場では国債利回りが大きく低下。長期金利の指標となる10年債利回りは前日比(0.07%)低い・債券価格は高い(2.90%)を付け、金融政策の影響を受けやすい2年債利回りも急低下しています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比401.099ポイント高の1万2964.856で終えています。
S&p500種は、前日比124.694ポイント高の4300.17で終えています。
3日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価はもみ合いで始まり、寄り付き直後には上昇する場面もありました。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を4日に控え、積極的な動きはありません。
(FOMC)では通常の倍の(0.5%)の利上げと、保有資産の圧縮開始を決める見通しです。投資家は、米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>が会合後の記者会見で6月以降の利上げペースに対しどう言及するかに注目しています。
米長期金利が(2.9%)台前半に低下しているのは株式相場の支えになっています。前日は一時(3.01%)と2018年12月以来の高水準を付けていました。
終値は小幅に続伸し、前日比67ドル29セント(0.20%)高の3万3128ドル79セントで取引を終えています。前週末に急落した後とあって、短期的に売られ過ぎとみた買いが優勢でした。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比27.740ポイント)0.22%)高の1万2563.757で終えています。
2日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価はもみ合いで始まりました。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を4日に控え、投資家の警戒心は強く、米長期金利が(3%)近くに上昇し、相場の重荷になっています。
終値は、前週末比84ドル29セント(0.26%)高の3万3061ドル50セントで取引を終えています。
前週末に急落した後とあって、短期的な戻りを期待した買いが相場を支えました。ダウ平均株価は午後に500ドルあまり下げて(3月8日)に付けた年初来安値「3万2632ドル64セント」を下回る「3万2449ドル87セント」を付ける場面もあり、終始不安定な値動きでした。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は、主力株が総崩れとなり急反落して前日比536.888ポイント(4.2%)安の1万2334.640と年初来安値を更新しています。
29日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反落して始まりました。28日夕に四半期決算を発表したネット通販のアマゾン・ドット・コムが大幅に下落し、投資家心理の悪化に連動して他のハイテク株にも売りが先行しました。
アマゾンの2022年1~3月期決算では、最終損益が保有株の電気自動車(EV)メーカー株の評価損を計上し2015年1~3月期以来7年ぶりの赤字でした。ネット通販の増収率も鈍化し、4~6月期の売上高見通しも市場予想を下回っています。株価は一時、(12%)安と下落しています。ダウ平均の構成銘柄では顧客情報管理のセールスフォースとソフトウエアのマイクロソフトが値を下げています。スマートフォーンのアップルも売りが先行でした。
半導体のインテルも大幅に下落しています。28日夕に2022年1~3月期決算と同時に発表した4~6月期の売上高見通しが市場予想を下回りました。一方、朝方に発表した四半期決算で売上高などが市場予想以上だった機械のハネウェル・インターナショナルは大きく上昇し、ダウ平均を下支えしています。
終値は3日ぶりに急反落し、前日比939ドル18セント(2.77%)安の3万2977ドル21セントで取引を終えています。ダウ平均株価の下げ幅は、取引終了間際に(4月22日)以来になる1000ドルを超える場面がありました。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も急反落。前日比536.888ポイント(4.2%)安の1万2334.640と年初来安値を更新しています。S&p500種も、前日比155.57ポイント下げて4131.93で終えています。
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸し、前日比646ドル19セント(1.85%)高の3万3916ドル39セントで取引を終えています。
前日夕に市場予想を上回る決算を発表した交流サイトのメタプラットフォームズが急伸し、今週下げが目立っていたハイテク株に見直し買いが入りました。好決算を発表したハイテク以外の銘柄が買われたのも相場を押し上げています。
メタプラットフォームズは2022年1~3月期の1株利益が市場予想を上回ったのが好感され(18%)高で終えています。ハイテク株全般に買いが波及し、ダウ平均の構成銘柄では顧客情報管理のセールスフォースが(6%)上げ、スマートフォンのアップルも大幅高となりました。
朝方に市場予想を上回る増収増益決算を発表した製薬のメルクが(5%)上昇。決算で売上高や特別項目を除く1株利益が市場予想を上回った外食のマクドナルドも買われ、中国経済の減速懸念から足元で売られていたスポーツ用品のナイキが大きく上昇しました。
一方、前日夕に発表した決算が減益だったバイオ製薬のアムジェンが大幅安でした。米金融引き締めや世界経済の減速への警戒感は強くダウ平均は朝方に小安くなる場面もありましたが、下値は堅く午後にかけて上げ幅を広げています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比382.595ポイント高の1万2871.528で終えています。S&p500種は、前日比103.54ポイント高い4287.50でした。
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