ダウ平均株価(4月21日)@終値3万3808ドル96セント
4月
22日
景気減速懸念がくすぶり、金融や景気敏感株の一角に売りが先行しています。一方21日朝に2023年1~3月期決算を発表した日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が上昇し、ダウ平均を支えています。
前日発表の4月のフィラデルフィア連銀の製造業景況指数が市場予想以上に悪化するなど景気先行きへの懸念がくすぶっています。来週には、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン・ドット・コムなど大手ハイテク企業の決算発表を控えています。内容を見極めたいとの向きもあり、積極的な売買は手控えられ、相場全体の方向感は乏しい流れでした。
22日からは米連邦準備制度理事会(FRB)高官が金融政策に関する公の場での発言を控えるブラックアウト期間に入ります。市場では「FRBが(0.25%)の利上げを決める」との見方がかなり有力視されており、市場の関心は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の動きへと移っているようです。
終値は4営業日ぶりに小幅に反発し、前日比22ドル34セント(0.066%)高の3万3808ドル96セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に反発し、前日比12.898ポイント(0.11%)高の1万2072.456でした。S&P500種は、前日比3.73 ポイント(0.090%)高の4133.52でした。