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神戸:ファルコンの散歩メモ

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  • ハッシュタグ「#昆虫」の検索結果1186件

ファルコン昆虫記(822)終齢幼虫【ナミアゲハ】

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住宅の白い壁に、サナギになろうとしている【ナミアゲハ】の 「終齢幼虫」 をみつけました。せっかく葉の色に似せた緑色の迷彩色が役に立っていません。周辺には、柑橘系の樹木もなく、苦労してどこから移動してきたのか不思議に思い眺めておりました。

チョウの幼虫が食べる植物を、食草あるいは食樹といいます。幼虫は、食べる植物の種類が決まっていて、成虫はその植物に産卵します。ですから、その植物を見つければ、目当てのチョウと出合う可能性が高くなります。仮に、成虫がいなくても、卵や幼虫、蛹に出合える機会が増します。

身近なアゲハチョウの仲間を例に挙げてみます。【ナミアゲハ】 と 「キアゲハ」 は一見するとよく似ていますが、【ナミアゲハ】の幼虫が食べるのは、「ミカン」や「レモン」など柑橘類の植物が主です。「キアゲハ」の幼虫は「ニンジン」や「パセリ」などセリ科の植物を食べます。
「ツマグロヒョウモン」 の食草としては、「スミレ」が大好物で、「パンジー」や「ビオラ」も好物です。
#アゲハチョウ科 #チョウ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(820)【ジャガイモヒゲナガアブラムシ】

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植物の茎や葉の裏などに見かける「アブラムシ」ですが、庭いじりで服に付いてしまった【ジャガイモヒゲナガアブラムシ】です。名称通り触角が長く、体長は2ミリ程度で体は大きく卵型、角状管は細く長くまっすぐに伸び先は暗黒色をしています。

「アブラムシ(油虫)」は、カメムシ目(半翅目)のアブラムシ上科に属する昆虫の総称で、「アリマキ(蟻牧)」とも呼ばれています

植物の上でほとんど移動せず、集団で維管束に口針を突き刺して師管液を吸って生活する、小型で弱々しい昆虫と言われています。「アリ」と共生し、分泌物を与えるかわりに天敵から守ってもらう習性や、単為生殖によっても増え真社会性を持つことなどから、生態や進化の研究のモデル昆虫ともなっています。

「アブラムシ」は外殻が柔らかく、集団で生活しているので、これを捕食する動物は数多く、特に代表的な天敵は、「ナナホシテントウ」「ナミテントウ」 などのテントウムシ類と、「ヤマトクサカゲロウ」 や 「ヨツボシクサカゲロウ」「ヒラタアブ」 の幼虫です。

自身の防御力が弱いアブラムシ類には、「アリ」に外敵から守ってもらう種があり、これが「アブラムシ」が「アリマキ(蟻牧)」と呼ばれる所以になっています。食物である師管液には大量の糖分が含まれ、「甘露」と呼ばれる肛門からの排泄物には余剰な糖分が多く含まれるため、「アリ」達はこの甘露を求めて集まってきます。
#アブラムシ上科 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(819)若齢幼虫【ヒメシロモンドクガ】

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バラ科の 「イチゴ」の葉 の上で、お食事中の体調2センチばかりのチョウ(鱗翅)目ドクガ科の【ヒメシロモンドクガ(姫白紋毒蛾)】の若齢幼虫を見つけました。ドクガ科ですが、卵、幼虫、繭、成虫ともに毒針毛を持たず、また毒を持たないなど、名の由来がはっきりしないようです。

最終齢の幼虫の体長は35~40ミリ。体色は淡褐色~黒褐色で、背面に黒色の広い帯状筋があり、それを挟むように1対の橙色の筋が伸びています。黒色の帯状筋には白~黒褐色のブラシ状の毛束が4つあります。3齢を越えたころ、頭部の左右からやや長い黒い毛束を前方に突き出します。4齢になると腹部側面に1対の黒い毛束ができます。終齢になると、尾部にも灰色~黒褐色の毛束がみられるようになります。

幼虫は、バラ科(サクラ、リンゴ、ウメなど)、クワ科(クワ)、ブナ科(クヌギ)、ヤナギ科(ポプラ)、マメ科(ダイズ・インゲンマメ)など、多くの木本や草本の葉を食します。

成虫は、6、8、10月に現れ、翅を開いたときの大きさは雄が21~29ミリ、雌が30~42ミリで、翅は淡褐色~暗褐色で、前翅に褐色~黒色の斑紋や波状の模様が見られますが、変異が多いようです。
#ドクガ科 #ブログ #幼虫 #昆虫 #毛虫

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ファルコン昆虫記(818)旅路の果て(25)【ヒメウラナミジャノメ】(6)

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ヒラヒラと低空を飛行、「アレチノギク」の葉の上で休憩中のチョウ目タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科の【ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)】 と遭遇しました、

かわいそうに、鳥にでも攻撃されたのか、後ろ翅に欠損があり、飛行するのもたいへんそうで、お疲れなのかもしれません。

金環の付いた、ひときわ目立つ蛇の目紋を翅に持っている、茶色の小さなチョウです。この蛇の目紋は後翅裏に5つありますが、まれに 6つ から8つほど持つ個体もあります。

本来この「眼状紋」の役割には二つの説があり、一つはそのフクロウやヘビの眼に似た模様によって鳥類等の天敵を脅かすためという説、もう一つは模様の付いた翅を頭と誤認させることで天敵の攻撃をこちらにそらし、重要な器官である頭を守るという説がありますが【ヒメウラナミジャノメ】の翅の欠損した (2) ・ (4) などの姿をよく見かけているだけに、どちらの説にしても、災難を回避するのは難しそうです。
#タテハチョウ科 #チョウ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(817)【カタモンコガネ】

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ファルコン昆虫記(817)【カ...
「ソラマメ」 の実の成長を確認に出向いたさい、おいしそうに「葉」を食している体長8mmほどの 害虫【カタモンコガネ(肩紋金亀子)】 を見つけました。

【カタモンコガネ】は、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科に分類される甲虫の一種で、植物食の小型のコガネムシです。前胸背板は黒褐色で密に点刻されています。上翅(背中)は、頭部や胸部に比べてはるかに薄い茶色で不思議な模様が入っています。腹部横面に灰白色の長い毛が生えています。

日本全土に分布。成虫は4月~6月にかけて発生し、マメ科植物、ブドウ類、ヤナギ類など、さまざまな植物の花や葉を食べる。ダイズやブドウといった農作物の葉も食い荒らし、幼虫は他のコガネムシ類同様に地中生活をし、植物の根を食べますので、害虫として対処されています。

コガネムシには夜行性のものが多いのですが、本種は昼間によく見られ、1枚の葉に複数の個体が固まって葉を食べていたりしています。人が近づいたり植物が揺れたりすると、後脚を斜めに挙げる動作をみせます。動きは鈍く、わりと簡単に捕えることができます。
#コガネムシ科 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(816)【ホソマダラシリアゲ】(2)

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ファルコン昆虫記(816)【ホ...
白黒模様のように見えフラフラと飛翔する姿は、「ヤマトシジミ」かなとおもいましたが、それならそれで 「シルビアシジミ」の可能性もあり、止まるのを待っていました。

よく見ますと透明の翅に黒い斑紋をもつシリアゲムシ目シリアゲムシ科の 【ホソマダラシリアゲ】 でした。遠目には翅が白黒模様に見えたわけです。

小型のシリアゲムシですので、一見、「ミヤケシリアゲ」や「キアシシリアゲ」に似ますが、本種には、前翅の前縁に黒く長いスジが不明瞭であること、吻や腹部末端が黒くならないことから区別できます。また、これら他の2種や 「プライアシリアゲ」 に比べ、翅の黒い模様が細く、小斑紋が多い印象があります。

・出現時期としては5月から6月にかけて見られますが、本州中部以西に分布しており、あまり多く見られる種ではありません。

「シリアゲ」の仲間かと間違うよく似た名称の昆虫に 「キイロシリアゲアリ」 がいます。
#シリアゲムシ科 #ブログ #昆虫

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雌のカブトムシに角@基礎生物学研究所

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< 前蛹になってから約29時間... < 前蛹になってから約29時間後に雌だけが持つ遺伝子を働かなくし、角が生えた雌(右端)。
左側は通常の雄と雌(画像:基礎生物学研究所提供)
カブトムシの角ができ始める詳しい時期を特定したと、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)などの研究チームが10日付の米オンライン科学誌に発表しています。

幼虫がさなぎになる直前の「前蛹」という状態になってから約29時間後で、この時期に雌だけが持つ遺伝子を働かなくすると、雌に角が生えたという。

同研究所は「角を持つ他の昆虫でも同じように遺伝子を調べることで、角ができる仕組みや、角を獲得した進化の過程の解明につながる」と期待しています。
#ブログ #昆虫 #遺伝子

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世界最大の蜂38年ぶりに発見@インドネシア・北モルッカ諸島

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< 左上の蜂は、「西洋ミツバチ... < 左上の蜂は、「西洋ミツバチ」 >
インドネシアの北モルッカ諸島でこのほど、世界最大とされるオオハキリバチの一種の「ウォレスズ・ジャイアント・ビー」が発見されています。このハチは1981年を最後に目撃例が途絶えており、人目に付きやすい大きさにもかかわらず、野生では一度も確認されておらず、科学者の間では絶滅が危惧されていました。

研究グループが「ウォレスズ・ジャイアント・ビー」を「再発見」したのは1月25日。生きた個体の写真と動画の撮影に初めて成功しています。このハチの翼幅は2.5インチ(約6.4センチ)で、体は人間の親指ほどの大きさがあります。

自然写真家の<クレイ・ボルト>氏ら4人で構成されるチームは長年このハチの研究を続けており、今回インドネシアの森を数日にわたり探索した末、ようやく遭遇できたとか。

再発見を受け、一帯に他にも生息地の森が存在するのではないかとの期待が再び高まっています。国際自然保護連合(IUCN)はこのハチを「危急種」に分類しています。

過去に「ウォレスズ・ジャイアント・ビー」を目撃した記録があるのは2人だけです。1人目は米自然保護団体「グローバル・ワイルドライフ・コンサベーション」によると、19世紀の英国の博物学者<アルフレッド・ラッセル・ウォレス>で、1858年にインドネシアのバカン島でこのハチを発見し、、「空飛ぶブルドッグ」の異名を持ち「ウォレスの巨大蜂」とも呼ばれています。1981年には昆虫学者の<アダム・メッサー>氏が2人目でした。

この「ウォレスズ・ジャイアント・ビー」は、シロアリ塚の内部に巣を作ります。大きな牙のような大顎を使って粘着性のある松やにを集め、自身の巣をシロアリから守るのに利用しています。
#ブログ #昆虫

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新種のダニ@「コウキョアケハダニ」

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< 皇居で発見された新種「コウ... < 皇居で発見された新種「コウキョアケハダニ」の雌成虫(画像:後藤哲雄教授) >
国立科学博物館は14日、2009~13年度に皇居内で実施した生物調査で、採集されたダニの中に新種が含まれていたことが分かったと発表しています。

新種は「コウキョアケハダニ」と名付けられ、12日付のニュージーランドのマグノリア・プレスから発刊・オンライン公開される国際学術誌「ズータクサ」に掲載されました。

発見した流通経済大の<後藤哲雄>教授によりますと、この新種は植物に寄生する体長0.5ミリ未満のダニで、皇居内の生物学研究所近くに生えたヤマグワの葉から見つかっています。日本でアケハダニ属の新種が発見されたのは10年ぶりといいます。
#ハダニ科 #ブログ #昆虫

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昆虫種の絶滅の危惧

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昆虫種の絶滅の危惧
世界の全昆虫種の半数近くが急速な減少傾向にあり、その3分の1ほどが地球上から姿を消す恐れがあるとの研究結果が、このほど発表されました。これにより、食物連鎖や農作物の受粉において悲惨な結果がもたらされると、研究は警告しています。

今回の研究をまとめた査読済みの論文は「人類が食物生産の方法を変えなければ、数十年後には全ての昆虫が絶滅の道をたどることになる」と結論付けています。この論文は4月に学術誌「バイオロジカル・コンサベーション(Biological Conservation)」に掲載される予定です。

減少傾向は、静水域に生息するさまざまな昆虫種にみられ、こうした傾向について論文は、過去5億年間で6回目となる「大量絶滅」の一環だと指摘しています。「われわれは、ペルム紀末期や白亜紀末期以降の地球上で最大規模の絶滅事象を目の当たりにしている」とのこと。2億5200万年前に起きたペルム紀末期の大量絶滅では、地球の生物種の9割以上が死滅した一方、6600万年前の白亜紀末期に突如として発生した大量絶滅では陸生恐竜が姿を消しています。

オーストラリア・シドニー大学の<フランシスコ・サンチェス・バヨ>氏と豪クイーンズランド大学の<クリス・ウィクホイス>氏の研究チームは、「減少傾向にある種の現在の割合は昆虫種全体の41%で、脊椎動物(背骨を持つ動物)のそれに比べて2倍高いと推定される」と報告。また、「現時点で、昆虫種全体の3分の1が絶滅の危機にさらされている」としています。

研究者らは、毎年1%が新たに絶滅危惧種の仲間入りをすると推定していますが、昆虫のバイオマス(生物量、生物体の総重量)は全世界で年間約2.5%の割合で減少しています。

研究結果について論文の執筆者らは、「生態系の壊滅的崩壊を回避できるのは、断固たる行動だけだ」と警告し、原野の回復と、農薬および化学肥料の大幅な使用料削減が、昆虫の減少ペースを減速させるための最善の方法であることが考えられると述べています。

昆虫の減少と絶滅危機の理由については、森林破壊、都市化、農地への転換など、生息域の変化が最大の要因としてあげられています。その次に大きかったのは、商業的農業における農薬の広範な使用と汚染でした。
#ブログ #昆虫 #生物

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