ファルコン昆虫記(432)同定できない(26)<ゴミムシ>
5月
18日
名前に「ゴミ」がつくのは、獲物となるミミズやカタツムリなどの小昆虫が多いゴミ溜めによく見受けられるからで、決して「ゴミ」を食べているわけではありません。
<ゴミムシ>には様々な形態や生態のモノが多く、一般的にやや腹背が扁平で、顎が大きく発達した咬む口を持ち、糸状の触角で獲物の匂いをかぎ分けています。
「オサムシ」 類と同様に翅が退化してありませんので飛ぶことができず、そのため獲物を捕獲する動作が機敏で、すごい速さで動き回る活動的な夜行性の昆虫です。
日本には1600を超える種があるようで、前胸部の形が微妙に違うだけで種が変わり、顕微鏡的なレベルでの同定が必要です。
特に特色のない場合は、微妙な違いで種が違いますので同定するのが難しい<ゴミムシ>です。