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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン昆虫記(827)同定できない〈迷宮の蛾〉(17)

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ファルコン昆虫記(827)同定...
和室に紛れ込んできた<蛾>ですが、種類まで同定できませんでした。

上翅は迷彩色らしい灰褐色の模様で、特徴がないのが特徴です。同定の判断となるべき斑点や筋模様もなく、困りました。

全体の形と上翅の形状からチョウ目(麟翅目)ヤガ科の仲間かなと当たりをつけ、調べてみましたが、ヤガ科は1,000種を越える大所帯ですので、類似するモノは見いだせませんでした。夜行性で、20mm前後の小型のものが多く、触角は糸状で、木の幹に張り付いて生活しているものがほとんどですので、迷彩色も納得です。幼虫の食草が畑作物であることが多く、重要害虫です。「ユウガオ」の受粉にかかわるのもこの仲間が主としておこないます。

後日のために、記録として残しておきます。
#ブログ #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(826)【ハリゲカシワクチブトゾウムシ】

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ファルコン昆虫記(826)【ハ...
移動される前にあわてての撮影で、夜間ということで光量も足りず、鮮明さに欠けていますが、雰囲気は確認できると思います。

体形の特徴から、コウチュウ目(鞘翅目)のゾウムシ(象虫)の仲間だと直感しましたが、象の鼻のように口吻の長い 「アルファルファタコゾウムシ」 や 「クヌギシギゾウムシ」 ・ 「ヒゲナガホソクチゾウムシ」 の類ではなく、また 「クリアナアキゾウムシ」 のように体表に特徴もなく、同定に苦労しました。

体色は灰色、口吻が長くなく、上翅部分に見られるマダラ模様、触角と頭部形状、体長6ミリなどの諸条件から、各種資料を見比べ、クチブトゾウムシ亜科の【ハリゲカシワクチブトゾウムシ】と同定しています。

名称通り、食草としてカシワ、ナラ、クヌギ、ハンノキなどで見られるようです。
#クチブトゾウムシ亜科 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(825)【ルリミズアブ】(2)

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ファルコン昆虫記(825)【ル...
「ハマユウ」 の長い葉に止まっているハエ目(双翅目)ハエ亜目(短角亜目)ミズアブ科の【ルリミズアブ(瑠璃水虻)】の「オス」と遭遇しました.


体長12~3ミリ、頭部は黒青色で触覚は黒色。胸部背面は青黒色に輝き、腹部背面は銅黒色に輝やいています。「メス」 は「オス」よりも体色が黒い。腹部は先端ほど太くなる。

北海道から九州にかけて分布しています。山間の流れの近くで見かける機会が多い感じです。あまり飛び回らず、木の葉などにとまってじっとしています。
#ブログ #ミズアブ科 #昆虫

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ファルコン昆虫記(824)【ナミアゲハ】の蛹

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ファルコン昆虫記(824)【ナ...
先だって某住宅の白い塀で見つけた 【ナミアゲハ】 の 「終齢幼虫」 (5回脱皮します)ですが、白い壁の上の緑色ですので非常に目立ち、ムクドリなどの鳥の餌になっていないかと心配、確認に出向きました。

無事に蛹化したようで、発見時とあまり変わらない位置で確認できました。

「カマキリ」の場合は、時間が経つと 卵鞘」 が白色から褐色に徐々に色が変わっていきますが、「ナミアゲハ」の場合は、緑色から褐色に変化するまでに約30時間ぐらいかかります。

アゲハの蛹の色を決める因子の研究がありますが、それによりますと、蛹化場所の色はあまり例関係がなく、艶があると緑色、ざらざらだと褐色になるそうです。
#チョウ目 #ブログ #昆虫 #蛹

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ファルコン昆虫記(823)同定できない(58)「ガガンボ」(4)

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ファルコン昆虫記(823)同定...
一目見て形態からは、ハエ目(双翅目)・糸角亜目・ガガンボ科「ガガンボ(大蚊)」だとわかるのですが、どの種なのかの同定にてこずらされる仲間です。翅を広げている、あるいは体調のもようがわかればいいのですが、そううまくは一瞬の撮影では難しい観察です。

世界中に分布する昆虫であり、日本でもかなりの数の種類を目にすることができ、昆虫記として、 「同定できない(41)」 や 「同定できない(7)」 ・ 「網戸に止まる(2)」 などをアップしていますが、同定できたのは、【キイロホソガガンボ】 だけです。

体調に比べて、かなり長い脚の持ち主という特徴があるのですが、手持ちの資料では、同定できませんでした。
#ガガンボ科 #ハエ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(822)終齢幼虫【ナミアゲハ】

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ファルコン昆虫記(822)終齢...
住宅の白い壁に、サナギになろうとしている【ナミアゲハ】の 「終齢幼虫」 をみつけました。せっかく葉の色に似せた緑色の迷彩色が役に立っていません。周辺には、柑橘系の樹木もなく、苦労してどこから移動してきたのか不思議に思い眺めておりました。

チョウの幼虫が食べる植物を、食草あるいは食樹といいます。幼虫は、食べる植物の種類が決まっていて、成虫はその植物に産卵します。ですから、その植物を見つければ、目当てのチョウと出合う可能性が高くなります。仮に、成虫がいなくても、卵や幼虫、蛹に出合える機会が増します。

身近なアゲハチョウの仲間を例に挙げてみます。【ナミアゲハ】 と 「キアゲハ」 は一見するとよく似ていますが、【ナミアゲハ】の幼虫が食べるのは、「ミカン」や「レモン」など柑橘類の植物が主です。「キアゲハ」の幼虫は「ニンジン」や「パセリ」などセリ科の植物を食べます。
「ツマグロヒョウモン」 の食草としては、「スミレ」が大好物で、「パンジー」や「ビオラ」も好物です。
#アゲハチョウ科 #チョウ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(820)【ジャガイモヒゲナガアブラムシ】

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ファルコン昆虫記(820)【ジ...
植物の茎や葉の裏などに見かける「アブラムシ」ですが、庭いじりで服に付いてしまった【ジャガイモヒゲナガアブラムシ】です。名称通り触角が長く、体長は2ミリ程度で体は大きく卵型、角状管は細く長くまっすぐに伸び先は暗黒色をしています。

「アブラムシ(油虫)」は、カメムシ目(半翅目)のアブラムシ上科に属する昆虫の総称で、「アリマキ(蟻牧)」とも呼ばれています

植物の上でほとんど移動せず、集団で維管束に口針を突き刺して師管液を吸って生活する、小型で弱々しい昆虫と言われています。「アリ」と共生し、分泌物を与えるかわりに天敵から守ってもらう習性や、単為生殖によっても増え真社会性を持つことなどから、生態や進化の研究のモデル昆虫ともなっています。

「アブラムシ」は外殻が柔らかく、集団で生活しているので、これを捕食する動物は数多く、特に代表的な天敵は、「ナナホシテントウ」「ナミテントウ」 などのテントウムシ類と、「ヤマトクサカゲロウ」 や 「ヨツボシクサカゲロウ」「ヒラタアブ」 の幼虫です。

自身の防御力が弱いアブラムシ類には、「アリ」に外敵から守ってもらう種があり、これが「アブラムシ」が「アリマキ(蟻牧)」と呼ばれる所以になっています。食物である師管液には大量の糖分が含まれ、「甘露」と呼ばれる肛門からの排泄物には余剰な糖分が多く含まれるため、「アリ」達はこの甘露を求めて集まってきます。
#アブラムシ上科 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(819)若齢幼虫【ヒメシロモンドクガ】

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ファルコン昆虫記(819)若齢...
バラ科の 「イチゴ」の葉 の上で、お食事中の体調2センチばかりのチョウ(鱗翅)目ドクガ科の【ヒメシロモンドクガ(姫白紋毒蛾)】の若齢幼虫を見つけました。ドクガ科ですが、卵、幼虫、繭、成虫ともに毒針毛を持たず、また毒を持たないなど、名の由来がはっきりしないようです。

最終齢の幼虫の体長は35~40ミリ。体色は淡褐色~黒褐色で、背面に黒色の広い帯状筋があり、それを挟むように1対の橙色の筋が伸びています。黒色の帯状筋には白~黒褐色のブラシ状の毛束が4つあります。3齢を越えたころ、頭部の左右からやや長い黒い毛束を前方に突き出します。4齢になると腹部側面に1対の黒い毛束ができます。終齢になると、尾部にも灰色~黒褐色の毛束がみられるようになります。

幼虫は、バラ科(サクラ、リンゴ、ウメなど)、クワ科(クワ)、ブナ科(クヌギ)、ヤナギ科(ポプラ)、マメ科(ダイズ・インゲンマメ)など、多くの木本や草本の葉を食します。

成虫は、6、8、10月に現れ、翅を開いたときの大きさは雄が21~29ミリ、雌が30~42ミリで、翅は淡褐色~暗褐色で、前翅に褐色~黒色の斑紋や波状の模様が見られますが、変異が多いようです。
#ドクガ科 #ブログ #幼虫 #昆虫 #毛虫

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ファルコン昆虫記(818)旅路の果て(25)【ヒメウラナミジャノメ】(6)

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ファルコン昆虫記(818)旅路...
ヒラヒラと低空を飛行、「アレチノギク」の葉の上で休憩中のチョウ目タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科の【ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)】 と遭遇しました、

かわいそうに、鳥にでも攻撃されたのか、後ろ翅に欠損があり、飛行するのもたいへんそうで、お疲れなのかもしれません。

金環の付いた、ひときわ目立つ蛇の目紋を翅に持っている、茶色の小さなチョウです。この蛇の目紋は後翅裏に5つありますが、まれに 6つ から8つほど持つ個体もあります。

本来この「眼状紋」の役割には二つの説があり、一つはそのフクロウやヘビの眼に似た模様によって鳥類等の天敵を脅かすためという説、もう一つは模様の付いた翅を頭と誤認させることで天敵の攻撃をこちらにそらし、重要な器官である頭を守るという説がありますが【ヒメウラナミジャノメ】の翅の欠損した (2) ・ (4) などの姿をよく見かけているだけに、どちらの説にしても、災難を回避するのは難しそうです。
#タテハチョウ科 #チョウ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(817)【カタモンコガネ】

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ファルコン昆虫記(817)【カ...
「ソラマメ」 の実の成長を確認に出向いたさい、おいしそうに「葉」を食している体長8mmほどの 害虫【カタモンコガネ(肩紋金亀子)】 を見つけました。

【カタモンコガネ】は、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科に分類される甲虫の一種で、植物食の小型のコガネムシです。前胸背板は黒褐色で密に点刻されています。上翅(背中)は、頭部や胸部に比べてはるかに薄い茶色で不思議な模様が入っています。腹部横面に灰白色の長い毛が生えています。

日本全土に分布。成虫は4月~6月にかけて発生し、マメ科植物、ブドウ類、ヤナギ類など、さまざまな植物の花や葉を食べる。ダイズやブドウといった農作物の葉も食い荒らし、幼虫は他のコガネムシ類同様に地中生活をし、植物の根を食べますので、害虫として対処されています。

コガネムシには夜行性のものが多いのですが、本種は昼間によく見られ、1枚の葉に複数の個体が固まって葉を食べていたりしています。人が近づいたり植物が揺れたりすると、後脚を斜めに挙げる動作をみせます。動きは鈍く、わりと簡単に捕えることができます。
#コガネムシ科 #ブログ #昆虫

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