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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン昆虫記(809)【ノシメマダラメイガ】

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ファルコン昆虫記(809)【ノ...
害虫としての「ノシメマダラメイガ」は、チョウ目メイガ科に属する昆虫です。ノシメコクガとも表記されます。地方によって、これを「こくぞうむし(穀象虫)」とも呼んでいますが、「コクゾウムシ」はカブトムシやコガネムシの仲間の鞘翅目です。

体長は7~8mm程度の細長い小さな蛾です。幼虫は植物油脂が豊富な種子を食害する害虫として知られ、玄米の胚芽部と糠層を食害したり、チョコレートをも食害します。

メイガ科に属する昆虫の幼虫は、シンクイムシ(芯喰い虫)と呼ばれ、農業害虫として忌避されています

漢字で書くと「熨斗目斑螟蛾」で、成虫の羽の模様が着物の熨斗目に似ていることから名づけられています。

発見して喜ばしい蛾ではありません、保存している食料品の被害を調べなければいけないようです。
特に梅雨時から夏の高温多湿時に、保存してある米、とくに玄米に焦げ茶色の小さな蛾がわくことがあります、これが「ノシメマダラメイガ」です。
#チョウ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(808)網戸にとまる(37)【マルカメムシ】(5)

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マルカメムシはマルカメムシ科に属するカメムシに分類されている1種です。この科のものはカメムシ一般と異なってとても丸っこい形をしており、本種は日本ではそのもっとも普通な種です。

この科のものの特徴として体型は丸形に近く、また小循版が大きく広がって腹部背面を広く覆い、前翅も後翅もほぼその下に折り畳んで収納されています。

体長は5-5.5mm程度。背面は暗黄褐色で光沢があって、黒い点刻が密に分布する。頭部は小さくて暗黄褐色で中央に溝があって黒い2本の筋がある。触角は5節あって黄褐色。前胸背はその前三分の一は点刻が少なく、あまりはっきりしない横縞のような模様があり、それ以降の部分との境に点刻が密に1列をなして並んでいます。

また正中線沿いに淡い色の縦筋模様が出る場合があり、身体の後半部を覆う小楯板はその表面が一様で模様などは全くありません。ただし基部の中央部には横溝で区分された部分がみられます。胸部の腹面側は黒くて光沢がなく、腹部の腹面側は光沢があり、中央部は黒く、側面側は黒褐色に気門が黒い。また腹部各節の前縁が黒く、また側部に黒い横筋がある。雄では腹部第3節以降に短く柔らかい毛が密生する。歩脚は黄褐色。

「幼虫」 は成虫とずいぶん見かけが異なります。まず背面が成虫のように盛り上がらず、やや平らな円盤状の形をしており、それに腹部の縁が波状です。色は緑色で、全体に直立した毛で覆われています。卵はバナナを短く平たくしたような独特の形をしています。
#カメムシ科 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(807)【マルガタゴミムシ】

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ファルコン昆虫記(807)【マ...
ゴミムシ(塵虫、芥虫)は、コウチュウ目(鞘翅目)オサムシ科、あるいはこれに近縁な科の類の中から目立ったものを除いた、雑多なものをまとめて呼ぶ名称ですが、日本では1000種以上が分類され、大きさも数mmから数cmまでと様々で、黒色のものが多いが緑や藍の金属光沢を持つ種類もあり多彩なだけに、同定するのが難しい昆虫です。

湿地、樹上、海浜、洞くつ、草地や河原など生息環境が特有の種類も多く、環境指標にもなります。

多くは地表を徘徊しながら生活し、翅が退化して飛べなくなった種類もあります。飛べない種類群では系統の分化が著しく、孤立した島のような場所では、固有種となりやすい傾向があります。

多くのゴミムシは人間の生活とは無縁ですが、防御のために毒液を放つもの(オサムシ類)、家屋周辺に生息して照明に飛来たり徘徊して家屋に侵入するもの(ゴモクムシ類、その他のゴミムシ類)、強烈な悪臭を放つもの(ホソクビゴミムシ類)などが不快な虫として挙げられます。

今まで何種類か 「ゴミムシ」  として同定できないままにアップしていますが、体長8ミリ程度、全体の形から一応【マルガタゴミムシ】としました。
#ブログ #昆虫 #生物

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ファルコン昆虫記(806)雌の【ショウリョウバッタ】(9)

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体色は、草叢での保護色の「緑色」ですが、アスファルトの黒い道路の上にいましたので、すぐに見つけられました【ショウリョウバッタ(精霊蝗虫)】 は、バッタ目・バッタ科に分類される昆虫の一種です。

オスの成虫は体長5㎝前後で細身ですが、メスの成虫は体長8-9cm、全長(触角の先端から伸ばした後脚の先端まで)は14-18cmほどにも達し、オスよりも体つきががっしりしています。メスは日本に分布するバッタでは最大で、オスとメスの大きさが極端に違うのもこの種の特徴です。

頭部が円錐形で斜め上に尖り、その尖った先端に細い紡錘形の触角が2本つく。他のバッタに比べると前後に細長いスマートな体型をしています。

体色は周囲の環境に擬態した「緑色」が多いのですが、「茶褐色」 の個体も見られる。また、オス成虫には目立った模様がなく、メス成虫は体側を貫くように黒白の縦帯模様が入ることが多い。

幼虫は成虫とよく似ていますが、幼虫には翅がありません。
#バッタ科 #昆虫

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ファルコン昆虫記(805)旅路の果て(24)【ヒカゲチョウ】(5)

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【ヒカゲチョウ(日陰蝶)】は、チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科に分類されるチョウの一種です。

日本固有種で、関東以西の本州および四国では低地から山地にかけて分布し、ジャノメチョウ亜科の中でも比較的よく見られますが、今年も林縁の近くで見かけましたが、鳥にでもかじられたのか、上翅の一部がかけていました。

人の気配に敏感で、草にとまっているのを見つけても、すぐ林の中に逃げ込んでしまうことが多い。樹液に来ているのもよく見かけます。関西などでは普通種ですが、東北や九州では分布が限られています。

成虫は年2化で、初夏から初秋まで観察でき、 越冬態は幼虫。

幼虫の食草はイネ科のタケ・ササ類(メダケ、ヤダケ、アズマネザサ、マダケ、ネザサ、シャコタンチク、クマザサ、ゴキダケ、オクヤマザサ、イワテザサ、ナリヒラダケ)などです。
#タテハチョウ科 #昆虫

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「マメコガネムシ」の移入繁殖

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「マメコガネムシ」の移入繁殖
1日、米中西部ミネソタ州のミネソタ大の<ベラ・クリスチック准教授>(昆虫学)は農作物を食い荒らす害虫として知られる日本在来種のコガネムシ「マメコガネ」が州内で大量発生していると明らかにしています。

米メディアによりますと、中西部のアイオワ州やカンザス州などでも繁殖が進んでいるようです。

<ベラ・クリスチック准教授>は中西部には「マメコガネ」の天敵が少なく、過去10年間の気温上昇によって幼虫の生存率が高まったため地球温暖化が背景に、繁殖につながったとの見解を示しています。

「マメコガネ」は全長10ミリ前後で日本全土に分布。中国、カナダなどにも生息しています。農業害虫として〈ジャパニーズ・ビートル〉と呼ばれ、米農務省によりますと、米国では1916年に初めて確認されています。
#ブログ #昆虫 #移入昆虫

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ファルコン昆虫記(803)幼体のオスの【ササグモ】(10)

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ファルコン昆虫記(803)幼体...
【ササグモ】は普通にいる種類で日中に見かけることができるクモなので、日当たりの良い葉の上などを探せば、他の種類よりも簡単に見つけることができるクモだと思います。日向ぼっこが好きで日当たりの良い葉の上に良くとまっています。【ササグモ】 は当ブログ10度目の登場になります。

網を張らない徘徊性のクモで、小型の昆虫などの獲物を見つけると跳躍して捕えます。この敏捷性はさすが昆虫を餌として捕らえる肉食性のクモであると納得する動きです。

【ササグモ】の身体的特徴として脚のトゲが発達していて、トゲが良く目立つことです。脚にはまばらに長めの針状のトゲが生えており、このトゲが捕えた獲物が逃げないような働きをしています。普段の行動を見ていると、葉の上から落ちないように移動しながら糸を出して体を固定しているようです。雌雄ともに同じような大きさになりますが、雌の方がしっかりしていて大きく見えます。雄と雌が1緒にいる時には、腹部が大きい方が雌になります。

体色には変異があり季節によって色の違う個体群が現れたりします。色の違う個体を探すのも楽しいと思います。印象的な脚のトゲトゲが目立つクモなのに、名前がササグモと付いているのは、ササでよく見られたクモであったことからのようです。名前と姿がミスマッチに思えるクモです。色彩も模様も綺麗なクモのひとつです。

【ササグモ】の出現期は5~8月(秋にもいます)、体色は黄緑色~黄褐色ですが、季節によって体色の違いがある個体群が出ます。春ころから黄色っぽい個体、そのあとに赤茶色っぽい個体、秋が深まると白っぽい個体群が出てきます。雄と雌の区別は腹部が大きくガッシリと見える方が雌で、腹部が細く黒い蝕肢を持っている方が雄になります。雄の蝕肢の先端はボクシングノグローブのように膨らんでいます。

雌雄ともに脚は細長く、さらに脚には黒い色をした鋭い針状の長いトゲがまばらに生えていて、このトゲで捕えた獲物が逃げないように押さえこんで他の昆虫を捕食します。この脚に生えている黒色の長いトゲが特徴になります。雌雄ともに頭胸部には黒い縦線が入っていることも特徴になります。腹部の縦線は帯のような形の斑紋に見えます。腹部の形は細長い卵型で先が尖って見えます。ササグモの産卵期は7~8月になります。越冬は幼体で越冬します。ササグモの幼体は 「ハエトリグモ」 に似た体形に見えます。非常によく似たクモに地色が黄色い「コウライササグモ」がいます。
#クモ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(802)薄緑色の翅【ヒロヘリアオイラガ】

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ファルコン昆虫記(802)薄緑... ファルコン昆虫記(802)薄緑...
はき出し窓のガラスにとまっているチョウ目(鱗翅目)イラガ科の【ヒロヘリアオイラガ(広縁青毒棘蛾)】で、 体長20ミリほどです。

ずんぐりとした形で、丸っこい体形をしています。足には茶色の毛が生えています。
前翅外縁が茶褐色、内側が薄緑色で、背にも薄緑色の毛が生えています。

元々は中国南部・インド・ジャワ島に分布する南方系の種で、1960年代に本州中部以南に分布を広げている外来種になります。

食樹は、サクラ・カシ・ケヤキ・クスノキ・モクレンなどで繁殖しています。

幼虫の体色は全体に薄緑色で、棘も薄緑色しており、刺されると痛みやしびれを伴いますので要注意です。 終齢幼虫は体長25ミリほどで、棘の一部が朱色になっています。
#チョウ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(801)草叢の中に【ツマグロヒョウモン】(7)

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ファルコン昆虫記(801)草叢...
野原や公園などに広く生息し、都市周辺ではヒョウモンチョウの中で最も見る機会が多い、チョウ目タテハチョウ科の)【ツマグロヒョウモン】です。

草叢の中で、休憩場所を探している感じでしたが、ゆっくりと観察もできず、取りあえずレンズの中に納めた一枚です。

もともと南方系のチョウですが、「幼虫」 がパンジーなどスミレ類を広く食べることから園芸植物にまぎれて広がりました。また、地球の温暖化もこのチョウの繁殖に一役買っているようです。(ただし北国では冬越しできません。)

これはメス。翅の端部が黒く白い帯が入ります。オス は羽根全体が、ヒョウモン柄です。
#チョウ目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(800)【ヤママユ】の幼虫

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ファルコン昆虫記(800)【ヤ...
体長6センチほどですが、太さがありますので、貫禄ある姿をしています。体側の白い線で【ヤママユ(山繭)】の幼虫だと同定しました。

【ヤママユ】はチョウ目・ヤママユガ科に分類されるガの一種です。ヤママユガ(山繭蛾)、テンサン(天蚕)とも呼ばれています。日本在来の代表的な野蚕で、北海道から九州にかけて分布し、全国の落葉性雑木林に生息しています。

写真では、「アブラムシ」を食べてるように見えますが、肉食の幼虫はいない筈です。

ヤママユガ科のガの成虫は口が完全に退化しており、蛹化以降は一切の食餌を摂らずに幼虫時に蓄えた栄養だけで生きます。

前翅長は70~85mmと翅は厚く大きい。4枚の翅には、それぞれ1つずつ大きな黄茶色で目玉状の模様がある。幼虫はブナ科のナラ、クヌギ、コナラ、クリ、カシ、カシワ、ミズナラなどの葉を食べる。年1回の発生で、出現期は8~9月頃。卵の状態で越冬します。

4回の脱皮を経過して熟蚕となり、鮮やかな緑色をした繭を作ります。繭一粒から得られる糸は長さ約600~700m、1000粒で約250~300g程度の絹糸が採取される。この糸は「天蚕糸」と呼ばれています。
#ブログ #幼虫 #昆虫

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