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神戸:ファルコンの散歩メモ

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  • ハッシュタグ「#昆虫」の検索結果1186件

ファルコン昆虫記(792)マーガレットの花に【ヒメマルカツオブシムシ】(3)

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ファルコン昆虫記(792)マー...
体長2.5ミリほどの大きさですので、観察心がないと見過ごしてしまうコウチュウ目(鞘翅目)カツオブシムシ科マルカツオブシムシ属の【ヒメマルカツオブシムシ(姫丸鰹節虫)】です。

楕円形の体形で、側面から見ますと体はやや腹背に扁平で厚みがあり、全体的に灰黄色的な感じで、黒っぽい斑模様が上翅に入っています。

幼虫は名称通り「鰹節」などに発生、動物性の繊維質や角質を食べる食害虫です。
成虫は産卵を終えてから野外で花粉などを摂取するという変わった生態を持ち、特に白色の花に集まる傾向があり、「マーガレット」でよく見かける昆虫です。

マルカツオブシムシ属の仲間は、国内に「ミヤママルカツオブシムシ」など数種いますが、人家内に出現するのは本種のみです。
#昆虫 #鞘翅目

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ファルコン昆虫記(791)同定できない(57)<昆虫>(7)

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ファルコン昆虫記(791)同定...
いつの間にか部屋内に全長15~6ミリの小さな<蜂>が舞い込んでしまい、逆光での撮影になりましたが、口と脚で獲物を捕まえている様子は見て撮れると思います。

<蜂>は大きく分けて、花の蜜や花粉を採集する「ハナバチ(花蜂)」と、狩りをして餌を集める「カリバチ(狩り蜂)」とに分けられ、また「カリバチ」は 「スズメバチ」 や 「アシナガバチ」 のように大きな巣で社会性を持った<蜂>と、単独で巣作りをする<蜂>とに大別できます。

「カリバチ」は、母蜂が子育てのためにたの昆虫や蜘蛛を刺して毒で麻痺させ、巣に持ち帰ってそれに産卵、孵化した幼虫は餌として食べて成長します。

腹部の4本線を頼りに「ドロバチ」系か「ツチバチ」系かなと予測しながら図鑑とにらめっこしておりましたが、逆光では細部の確認ができず、同定するまでには至りませんでした。
#昆虫 #膜翅目

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ファルコン昆虫記(790)アルミサッシの溝に【プライアシリアゲ】(2)

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ファルコン昆虫記(790)アル...
前回は「ハクモクレン」の葉の間にとまっていた後ろ姿の 「プライアシリアゲ」 でしたが、運よくアルミサッシの溝で発見、翅の模様がきれいに撮れました。

シリアゲ目(長翅目)シリゲ科に分類され、前翅長18ミリ程度の大きさ、細長い体に細長い触角と細長い脚を持ち、膜状の翅です。
体色は黒色で、脚と腹部接合膜、前胸背前方は黄褐色をしています。翅の模様は個体変異が多く、北日本では模様がありません。

完全変態の昆虫として、古生代最後のペルム紀(約2億9900万年~約2億5100万年前)の化石が見つかっていますので、まさに「生きた化石」と呼ぶことができます。

「トンボ」や「ゴキブリ」の化石も古生代から発見されていますが、これらはいずれも<蛹>にならない「不完全変態」の昆虫たちです。
#昆虫 #長翅目

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ファルコン昆虫記(789)【ウリハムシ】(2)

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ファルコン昆虫記(789)【ウ...
体長7ミリほどの【ウリハムシ(瓜葉虫)】を、花壇の縁で見かけました。

コウチュウ目(鞘翅目)ハムシ科ウリハムシ属に分類され、非常に活発に動き回り、あまりじっとしていません。
頭部はやや幅が狭く、胸部はそれよりもやや幅広く、前身が黄橙色、腹部は黒色です。

成虫で浅い土の中で越冬、春に「胡瓜」や「カボチャ」・「スイカ」などのウリ科の苗に寄りつき、周囲の土の表面や浅い土中に産卵します。
孵化した幼虫は周りの根を食べ、蛹化は土の中で行われ、新成虫は7月頃に羽化します。

成虫はマメ科やアブラナ科・キク科などの葉も、円形に切り抜くように食べて害を及ぼします。
#昆虫 #鞘翅目

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ファルコン昆虫記(788)クレマチスの花に【ミナミトゲヘリカメムシ】

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ファルコン昆虫記(788)クレ...
体長20ミリを超える大型の【ミナミトゲヘリカメムシ】が、「クレマチス」 の花にとまっていました。

目にしたときには、「オオクモヘリカメムシ」だと思いました。
頭部や前胸部が緑色ではなく全体的に茶褐色、それでも細長い体形や触角の第四節の色の切り替えなどの特徴がみられ、変異個体かなと悩んだのですが、胸部左右の突き出した「トゲ」により【ミナミトゲヘリカメムシ】だと同定しました。

本来は南方系のカメムシで、1973~1975年ごろ鹿児島県のミカン畑で発見され、その後大分県・高知県・和歌山県などで発見されてきており、地球温暖化の影響でしょうか、徐々に日本列島を北上中のようです。

「オオクモヘリカメムシ」はかなり強烈な臭いを放ちますが、おそらく同じヘリカメムシ科の仲間として、本種も強烈な臭いの防衛機能を持っているはずです。
#半翅目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(788)ハゴロモジャスミンの花に【セマダラコガネ】(4)

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ファルコン昆虫記(788)ハゴ...
いい匂いを芳香させている「ハゴロモジャスミン」の花に、【セマダラコガネ(背斑黄金虫)】が訪れていました。

コウチュウ目コガネムシ科スジコガネ亜種に分類され、フィリピン原産の昆虫で、コガネムシ科の中では比較的に早い5月上旬ごろから、活動しています。

体長8ミリ程度、薄茶色と黒色の斑模様を基本としていますが、個体変異 が大きく、真っ黒い上翅を持つのもあり、先端が3本に分かれたアンテナ状の触角が見分ける決め手です。

雑木林周辺に生息、成虫は広葉樹をはじめ、色々な植物の葉や花を餌とし、幼虫は土中で草の根などを食べて成長します。
#コウチュウ目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(787)クレマチスの花に【セイヨウミツバチ】(8)

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ファルコン昆虫記(787)クレ...
近所のお家の生け垣にきれいに咲いています<クレマチス>の花に 「ヤブキリ」 の幼体を見かけて以来、その後の成長はと気になり観察していますが、今朝は【セイヨウミツバチ】が花粉を集めに<蕊>に潜りこんでいました。

【セイヨウミツバチ】の学名は、[Apis mellifera]で、1758年に「分類学の父」と呼ばれたスウェーデンの<カール・フォン・リンネ>によって命名されています。

[Apis]は「ミツバチ」に対応するラテン語で、種小名の[mellifera]は「蜂蜜」を意味する[merlli-]と「運ぶ」を意味する[ferre]から構成されています。

しかしこの後、このハチが運ぶのは「蜂蜜」ではなく「花粉」であることが判明しましたが、国際動物命名規約に従い、先に付けられた名称が優先となるシノニムによりそのまま学名として使用されています。

この働き蜂も朝早くから活動していたようで、両足の「花粉かご」には花粉がいっぱいですが、それでも貪欲に子孫のために働いていました。
#ハチ目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(786)毛だらけ(3-2)【マイマイガ】(7)の幼虫

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ファルコン昆虫記(786)毛だ...
昨年の夏は毛虫の最活動時期に雨が多く、遭遇する機会が少なかったのですが、今年は 「オオシマザクラ」 の花や 「ザイフリボク」 に「オビカレハ」の幼虫(毛虫)が観察でき、いいスタートが切れました。

写真の毛虫は体長25ミリ、体全体の剛毛と色合いで、チョウ目(鱗翅目)ドクガ科マイマイガ属の【マイマイガ(舞舞蛾)】の幼虫だとすぐに分かります。

ドクガ科に分類されていますが孵化したばかりの一齢幼虫には「毒針毛」がありますが、二齢幼虫以降は「毒針毛」がなく、それでも刺されますと少し痛みは感じます。

国際自然保護連合(IUCN)が指定している「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定されていて、この幼虫は広葉樹・針葉樹・草本の区別なく食い尽くす「森林害虫」の代表格です。
#チョウ目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(785)クレマチスの花に【ササグモ】(9)

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ファルコン昆虫記(785)クレ...
先ほどは「クレマチス」の花粉を食べていた 「ヤブキリ」 の幼虫をアップしましたが、その近くで、体長6ミリほどの【ササグモ】の幼体がいました。
写真の左上の花弁(蕚)の穴は、「ヤブキリ」の食事跡だと思います。

クモ目ササグモ科ササグモ属の「蜘蛛」ですが、「ハエトリグモ」 と同様に網を張らずに草叢の葉の上などを徘徊して餌を捉えます。

眼はそれほど発達せず8個の単眼が円周上に並び、体色は黄緑色~黄褐色、脚に生えている黒い剛毛が目立ちます。

成体は雌で8~11ミリ、雄で7~9ミリですので、この幼体ももう少し大きくなりますが、6月頃になりますと体の模様もはっきりとしてきます。
#クモ目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(784)クレマチスの花に【ヤブキリ】(9)の幼虫

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ファルコン昆虫記(784)クレ... ファルコン昆虫記(784)クレ...
生け垣にきれいに咲き出している「クレマチス」の <H.F.ヤング> をアップしましたが、ちょうど【ヤブキリ】の幼虫が雄しべの中に埋もれて食事中でした。

前年度に雌が産卵した卵が翌年に孵化するのは数パーセントで、多くは2年目3年目の3月~4月頃に孵化して地上に這いだし、初齢幼虫は草本上で生活を始めます。
若齢幼虫は体が小さいため、草本植物の種子や花粉・花弁を食べて成長しますが、脱皮して成長するにつれてチョウ目(鱗翅目)の幼虫(毛虫)や小型の他の昆虫を捕食するようになり、共食いも起こります。

キリギリス科において肉食は不可欠で、動物性タンパク質を摂らなければ成長もままならず、また雌においては産卵に支障をきたすことになります。

この幼虫の周りの<クレマチス>の花弁(蕚)は穴だらけでしたので、この幼虫の食欲に驚くばかりです。
#バッタ目 #昆虫

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