環境省は21日、特定外来生物「ツマアカスズメバチ」の巣が山口県防府市で見つかったと発表しています。九州では侵入が確認されていましたが、本州で見つかったのは初めてになります。既に駆除して焼却処理されています。 中国や東南アジアが原産の「スズメバチ」で、国内では長崎県対馬市に定着しているようです。 同省によりますと、18日に防府市の道路沿いで見つかった「スズメバチ」の巣を業者が駆除。鑑定の結果、「ツマアカスズメバチ」の成虫が確認されました。 人への危険性は在来の「スズメバチ」と変わりませんが、繁殖力が強く在来の「ミツバチ」を捕食するため、生態系への影響が懸念されます。