< 浅野健一・増永成遥・博多華丸・富田靖子 >
明太子を日本に広めた『ふくや』の創業者<川原俊夫>をモデルにした人情ドラマ<江口カン>監督の映画『めんたいぴりり』(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)が、1月11日から福岡で先行公開され、1月18日から全国で順次公開されます。
昭和30年代。戦後最大の引揚港でもありました福岡は戦争の傷跡を残したまま、復興を遂げようとしていた時代、主人公「海野俊之」(博多華丸)は焼け跡となっていた中洲の一角に小さな食料品店「ふくのや」を立上げ、妻の「千代子」(富田靖子)と営んでいました。博多の祭り<博多祇園山笠>に情熱を燃やし盛り上げてきた「山のぼせ」でもありました。
一方で<俊之>には山笠と並んで熱中しているものがありました。それは「めんたいこ」作り。
戦前、日本の統治下でもあった韓国の釜山で生まれ育った「俊之」は、当時の思い出の味「明卵漬 → ミョンランジョ」をヒントに明太子を作り出し、日々味の改良を重ねていたが、なかなか納得できる味に近づかず苦悩の毎日だった。
映画『めんたいぴりり』では、2013年8月のテレビ西日本開局55周年を記念して制作されたテレビドラマと同様に、戦後の混乱期を乗り越え、経済は復興から成長へとシフトしていく「昭和」という時代の光と影を描き、テレビドラマでは語りきれなかったエピソードも加え、福岡の代表的な惣菜として知られることに なった「辛子明太子」が出来上がるまでを「笑い」と「涙」を交えながら描いていきます。
『パターソン』の<ゴルシフテ・ファラハニ>が、捕虜となった息子の救出のためIS(イスラム国)と戦うこととなったクルド人女性を演じるフランス・ベルギー・ジョージア・スイス合作映画『バハールの涙』が、2019年1月19日より全国で公開されます。
デビュー作品『青い欲動』(2015年)の<エヴァ・ウッソン>監督が、自らクルド人自治区に入り、女性戦闘員たちの取材にあたって描いています。
弁護士の「ババール」は夫と息子と幸せな生活を送っていましたが、ある日クルド人自治区の町でISの襲撃を受けます。襲撃により、男性は皆殺しとなり、「バハール」の息子は人質としてISの手に渡ってしまいます。
その悲劇から数カ月後、「バハール」はクルド人女性武装部隊「太陽の女たち」のリーダーとして戦いの最前線にいました。そんな「バハール」の姿を、同じく小さな娘と離れ、戦地で取材を続ける片眼の戦場記者「マチルド」の目を通して映し出していきます。
2018年・第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品です。
ベテラン女優<グレン・クローズ>(71)が、世界的作家の夫を慎ましく支えてきた妻に扮し、夫婦の絆や人生の意味とは何かを描いたヒューマンドラマ『天才作家の妻ー40年の真実ー』が、2019年1月26日から全国で公開されます。
主人公「ジョーン・キャッスルマン」を演じた<グレン・クローズ>は第91回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされ、<クローズ>自身にとって7度目のアカデミー賞候補になっています。現代文学の巨匠「ジョゼフ・キャッスル」がノーベル文学賞を授与されることになり、「ジョゼフ」と妻の「ジョーン」は息子を伴い、ノーベル賞の授賞式が行われるストックホルムを訪れます。
しかし、そこで「ジョゼフ」の経歴に疑いを抱く記者「ナサニエル・ボーン」(クリスチャン・スレーター)と出会い、夫婦の秘密について問いただされます。実は若い頃から文才に恵まれていた「ジョーン」は、あることがきっかけで作家になることをあきらめた過去がありました。そして「ジョゼフ」と結婚後、「ジョーン」は夫の影となり、世界的作家となる彼の成功を支えてきました。
夫「ジョゼフ」役は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどに出演するベテラン俳優の<ジョナサン・プライス>が務め、監督は、<ビョルン・ルンゲ>(57)が務めています。
<是枝裕和>、<西川美和>が立ち上げた制作者集団「分福」に所属し、<是枝裕和>、<西川美和>作品で監督助手を務めた<広瀬奈々子>の監督デビュー作『夜明け』が、2019年1月18日より全国で公開されます。
ある日、川辺を歩いていた初老の「哲郎」は、水際に倒れていた1人の青年を見つけます。「哲郎」の自宅で介抱された青年は自ら「シンイチ」と名乗ります。「哲郎」と「シンイチ」は徐々に心を通わせ、「哲郎」は自身が経営する木工所で「シンイチ」に技術を教え、周囲も「シンイチ」を受け入れていきます。
しかし、「シンイチ」は本名を明かすことができないある秘密を抱えており、「哲郎」もまた決して忘れることができない過去がありました。
<是枝裕和>監督作『誰も知らない』で、12歳の長男役を演じ、第57回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞して以来、活躍を続ける<柳楽優弥>が「シンイチ」役を務め、「哲郎」役は<小林薫>が演じています。
『ローン・サバイバー』(2013年)・『バーニング・オーシャン』(2016年)・『パトリオット・デイ』(2016年)に続き、<マーク・ウォールバーグ>と<ピーター・バーグ>監督が4度目のタッグを組んだ『マイル22』が、2019年1月18日より全国で公開されます。
何者かに国家レベルの危険物質が盗まれます。その行方を知る「リー・ノアー」は重要参考人として政府の保護下にありましたが、そんな「ノアー」を抹殺するため武装勢力が送り込まれます。
「ジェームズ・シルバ」率いるCIAの機密特殊部隊は、「ノアー」を国外脱出させるため、インドネシアのアメリカ大使館から空港までの22マイルを、武装勢力の攻撃を浴びながら、「ノアー」を護送するミッションに挑みます。
<マーク・ウォールバーグ>が「ジェームズ・シルバ」を演じるほか、<イコ・ウワイス>、<ローレン・コーハン>、初代UFC世界女子バンタム級王者の<ロンダ・ラウジー>、<ジョン・マルコビッチ>らが共演に名を連ねています。
<リュック・ベッソン>が製作・脚本を手がける人気カーアクションシリーズ第5弾『TAXi ダイヤモンド・ミッション』が、2019年1月18日より公開されます。
最高のドライビングテクニックを持ちながら、問題だらけの警官「マロ」はパリ警察から地方都市マルセイユへ左遷されてしまいます。赴任先のマルセイユ警察は、フェラーリなどの高級車を使ったイタリアの宝石強盗団に頭を悩ませていました。
強盗団に対抗するため、時速300キロ超えの伝説のタクシー「プジョー407」を手に入れようとする「マロ」は、タクシーの持ち主「ダニエル」の甥で、間抜けなタクシー運転手「エディ」とタッグを組むはめになります。
そんな中、世界最大級のダイヤモンド「カシオペア」が5日後に到着するという知らせが入ります。強盗団は用意周到な完璧な作戦でダイヤモンドを盗み出そうとしていました。
「TAXi(4)」までのキャストを刷新し、「マロ」役の<フランク・ガスタンビドゥ>と「エディ」役の<マリク・ベンタルハ>が新コンビとして登場。2人が企画、製作も担当し、<フランク・ガスタンビゥ>が監督を務めています。
< 「ラ・ラ・ランド」 「カメラを止めるな!」 >
日本テレビの「金曜ロードSHOW!」(後9・00)で、2月1日にヒット映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、8日にアカデミー賞受賞作 『ラ・ラ・ランド』 が地上波初放送されます。2018年の映画界最大のヒット作『カメラを止めるな!』(監督:上田慎一郎)も地上波初放送することが決定しています。
2月1日は「スター・ウォーズ」のスピンオフ作品第1弾『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。劇場公開第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の直前までの新たな世界を描いた作品で、スターウォーズ史上最高傑作との呼び声も高い.作品です
8日は第89回アカデミー賞6部門を受賞した記録的大ヒット作『ラ・ラ・ランド』。全世界で興奮と熱狂を巻き起こしたミュージカル・エンターテインメントを本編ノーカットで地上波初放送されます。
また、日本テレビは昨年社会現象を巻き起こし、一大ブームとなった『カメラを止めるな!』の放送を予定していると発表。低予算のインディーズ映画で、出演者は全て無名の俳優。ミニシアター2館のみで上映がスタートしてから口コミやSNSで評判が広がり、大ヒットを打ち出した。放送日時は後日発表されますが、話題作のテレビ初放送に注目が集まりそうです。
『ヘルタースケルター』 ・ 『リバーズ・エッジ』など、1980~90年代にかけて数多くの人気作品を送り出した漫画家の<岡崎京子>が、1994年に発表した『チワワちゃん』を実写映画化した『チワワちゃん』が、2019年1月18日より全国で公開されます。
SNSが普及した現代の東京を舞台に、<門脇麦>、<成田凌>、<寛一郎>、<玉城ティナ>、<吉田志織>、<村上虹郎>らが演じる若者たちが繰り広げる青春を描いた群像劇です。
ある若者グループのマスコット的存在で「チワワ」(吉田志織)と呼ばれていた女性が、バラバラ遺体となって東京湾で発見されます。「チワワ」の元彼や親友など残された仲間たちは、それぞれが「チワワ」との思い出を語り出しますが、そこで明らかになったのは、「チワワ」の本名も境遇を誰も知らないまま、毎日バカ騒ぎをしていたということでした。
監督は、自主映画『SLUM-POLIS』などで注目され、『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTYーリミット・オブ・スリーピング ビューティ』(2017年)で商業デビューした弱冠27歳の新鋭<二宮健>が務めています。
『キセキ あの日のソビト』 (2017年・監督:兼重淳)に続く<GReeeeN>の楽曲映画化プロジェクト第2弾で、名曲「愛唄」をモチーフに送る青春ラブストーリー『愛唄ー約束のナクヒトー』が、2019年1月25日より全国で公開されます。
<GReeeeN>自ら脚本に参加し、彼らの実話エピソードをもとにしたオリジナルストーリーで描きます。恋する勇気を持てないまま大人になってしまった「野宮透」は、元バンドマンの旧友「坂本龍也」との再会や、運命を変える詩との偶然の出会いを通し、全力で恋と向き合う勇気を得ます。
ようやく巡り会えた運命の少女「伊藤凪」の言葉に生きる意味を教えられる「トオル」ですが、「凪」にはある秘密がありました。
「トオル」を『虹色デイズ』(2018年・監督:飯塚健)の<横浜流星>(22)、「凪」を 『3月のライオン』 (2017年・監督:大友 啓史)の<清原果耶>(16)、「龍也」を『仮面ライダーエグゼイド』の<飯島寛騎>(22)がそれぞれ演じています。監督は『海月姫』(2014年)・『きょうのキラ君』(2017年)の<川村泰祐>がつとめています。
『ロッキー』シリーズを新たな主人公「アドニス」の物語として復活させ、世界中で好評を博した『クリード チャンプを継ぐ男』の続編『クリード 炎の宿敵』が、2019年1月11日より公開されます。
『ロッキー4 炎の友情』で、「アドニス」の父であり、「ロッキー」の盟友だった「アポロ・クリード」を葬った「イワン・ドラコ」の息子「ヴィクター」が登場し、「アドニス」が因縁の対決に挑む姿を描いています。ロッキーの指導の下、世界チャンピオンに上り詰めた「アドニス」は、かつて父「アポロ」の命を奪った「イワン・ドラゴ」の息子「ヴィクター」と対戦することになります。
「ヴィクター」の反則行為により試合には勝利したものの、納得のいく勝利を飾ることができなかった「アドニス」は、心身ともに不調に陥ってしまいます。やがて婚約者の「ビアンカ」が出産して父親になった「アドニス」は、「ロッキー」から父親という存在の大切さを諭され、しばらく一線から遠のきますが、「ボクシングこそが自分そのもの」と気づいた「アドニス」は、「ヴィクター」との再戦を決意します。
前作から続いて「アドニス」役を<マイケル・B・ジョーダン>、「ロッキー」役を<シルベスター・スタローン>が演じ、脚本も担当しています。『ロッキー4』で「イワン・ドラコ」を演じた<ドルフ・ラングレン>も同役で出演。監督は<スティーブン・ケイプル・Jr.>が務めています。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ