『こはく』@<横尾初喜>監督
7月
1日
長崎県に暮らす「亮太」は、幼いころに別れた父が営んでいたガラス細工の工場を受け継ぎ、なんとか毎日を送っていました。しかし、「亮太」自身も父と同じように離婚を経験し、子どもたちと会うことがかなわずにいました。ある日、「亮太」は定職に就くことなくブラブラした生活を送る兄の「章一」から、町で偶然父の姿を見かけたと告げられます。
しかし、虚言癖がある兄の言葉を「亮太」はにわかに信じることができませんでした。そんな折に現在の妻である「友里恵」から「お父さんになる自信、ある?」と妊娠を告げられた「亮太」は、自分が父のいない過去を引きずったまま生きていることに気づかされます。
<井浦新>が弟「亮太」役、<大橋彰>が兄「章一」役をそれぞれ演じ、『ゆらり』の<横尾初喜>が監督を務め、横尾監督の幼少期の実体験をベースに『きらきら眼鏡』の<守口悠介>が脚本を担当しています。