12日の米株式市場のダウ平均株価は続伸して始まり、前週末比126ドル02セント(0.36%)高の3万4966ドル18セントで取引を終え、(7月9日)の過去最高値「3万4870ドル16セント」を更新しています。
今週に2021年4~6月期決算を発表する大手金融株を中心に決算に先回りした買いが入り、相場を支えました。米長期金利の低下一服も市場心理の改善につながっているようです。
宇宙旅行の「ヴァージン・ギャラクティック・ホールディングス」が急落し、一時は前週末比(15.2%)安の41.70ドルを付けています。12日に最大5億ドル相当の普通株を発行する方針を公表し、1株価値の希薄化を懸念した売りが目立ちました。
ヴァージンが米証券取引委員会(SEC)に提出した資料によりますと、株発行によって得た資金は一般的な事業目的や宇宙船の開発、設備投資などに充てるといいます。本業で好材料が相次いで株価が上昇し、資金調達の好機と判断したようです。5月に有人試験飛行に成功し、6月には米連邦航空局(FAA)から商業宇宙旅行の承認を受けています。7月12日には創業者の<リチャード・ブランソン>氏らを乗せた宇宙船の試験飛行に成功したと発表したばかりです。
12日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、前週末比628円60銭(2.25%)高の2万8569円02銭で取引を終えています。
前週末の米株式市場で主要な株価指数(ダウ平均株価・ナスダック総合株価指数・S&P500種株価指数)がそろって最高値を更新したこと受け、東京市場でもリスク資産である株式を買う動きが優勢でした。
取引時間前に内閣府が発表した5月の機械受注統計が市場予想を上回ったことで、外需がけん引する形での業績改善への期待も追い風となっています。
前週末までに日経平均先物を売っていた短期筋による買い戻しも指数を押し上げました。
9日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は大きく反発し、前日比448ドル23セント高の3万4870ドル16セントと1週間ぶりに過去最高値を更新しています。
米長期金利の低下が一服し、投資家心理が上向きました。前日まで下げが目立っていた金融株を含む景気敏感株が買い直され、相場を押し上げています。
9日の米債券市場で長期金利が一時(1.36%)と前月に付けた2月以来の5カ月ぶりに低水準(1.25%)から回復しています。利ざや縮小の懸念が後退し、金融株が高値で終えています。
今週は世界で新型コロナウイルスの「変異株(デルタ株)」での感染が再拡大し、景気回復が遅れるとの懸念が株売りを促していましたが、米国では経済活動の再開が広がるにつれて、サービス業などでの需要増加が加速するとの期待が根強く、景気敏感株に押し目買いが入り、消費関連株も上昇しました。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数と機関投資家が運用指標にするS&P500種株価指数も反発し、ともに過去最高値を更新して終えています。
8日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まり、前日比259ドル86セント(0.75%)安の3万4421ドル93セントで取引を終えています。下げ幅は一時500ドルを超えました。
世界で新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、景気回復が遅れかねないとの見方が強まりました。米長期金利が一時(1・25%)と2月以来の低水準まで下げ、急速な金利低下も景気減速の懸念を誘っています。
日本政府が東京都に4度目の「緊急事態宣言」を発令し、米国内で世界的な「変異株(デルタ株)」の広がりへの警戒感が高まっています。
8日朝発表の週間の米新規失業保険申請件数は37万3000件と前週から増え、市場予想(35万件)よりも高く、米国の雇用回復ペースの鈍化も意識されています。
中国当局によるネット企業などへの規制強化を背景にアジアの主要株式相場が軒並み下げたことも、投資家心理に影響を与えています。前日まで長期金利低下を支えに上昇基調にありました主力ハイテク株にも利益確定売りが目立ちました。
7日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発し、前日比10104セント(0.30%)高の3万4681ドル79セントで取引を終えています。
米長期金利が約4カ月ぶりの水準に低下し、長期金利が低下すると買われやすい主力ハイテク株が上げを主導しています。午後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて金融緩和の長期化観測が強まると、ダウ平均は上げ幅をじりじりと広げました。
米長期金利の指標である10年債利回りが4カ月半ぶりに一時(1.3%)を下回っています。6日発表の米サプライマネジメント協会(ISM)の非製造業景況感指数が市場予想を下回ったのをきっかけに、米景気がピークアウトしつつあり、金利が一段と低下するとの観測が浮上しています。
午後に公表された6月の(FOMC)議事要旨では、テーパリング(量的緩和の縮小)の議論を始めた一方で、政策変更には「複数の参加者が忍耐強くあるべきと強調した」ことが判明。米連邦準備理事会(FRB)は緩和縮小を慎重に進める方針だと受け止められ、主要株価指数は発表後に上げ幅を広げています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に4日続伸し、前日比1.423ポイント(0.01%)高の1万4665.063と過去最高値を連日で更新しています。また。S&P500種株価指数も反発し、前日比14.59高の4358.13と2日ぶりに過去最高値を更新しています。
6日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5営業日ぶりに反落し、連休前2日に比べ208ドル98セント(0.60%)安の3万4577ドル37セントで取引を終えています。
6月の米サプライマネジメント協会(ISM)の非製造業景況感指数が低下し、米景気回復がピークアウトしつつあるとの見方が浮上。金融や資本財など景気敏感株に売りが出ました。ダウ平均株価は前週末に過去最高値「3万4786ドル35セント」を付け、利益確定の売りも出やすい状況でした。
6月の(ISM)非製造業景況感指数は(60.1)と前月から(3.9)ポイント低下し、市場予想(63.3)を下回っています。「サービス業の業況回復ペースが鈍化してきた」ということで景気敏感株が売られ、原油先物の下落で石油株も値を下げています。
また、米長期金利が一時(1.35%)と2月下旬以来の水準に低下し、利ざや縮小の思惑から金融株の下げが目立ち、ダウ平均の下げ幅は一時420ドルを超えています。
半面、金利低下の局面で買われやすい高PER(株価収益率)のハイテク銘柄は底堅く、相場を下支えしています。
中国政府が海外に上場する自国企業への規制強化を打ち出し、中国株の米預託証券(ADR)への売りが目立っています。4日に中国政府がアプリ販売の停止を命じた「滴滴出行(ディディ)」は(20%)安と急落、ネット通販の「アリババ集団」やネット検索の「百度」も売られています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前週末24.315ポイント(0.2%)高の11ドルと過去最高値を連日で更新しています。S&P500種は、8.80ポイント下げ、4343,54で終えています。
2日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4日続伸し、前日152ドル82セント(0.44%)高の3万4786ドル35セントと(5月7日)につけた過去最高値「3万4777ドル76セント」を、2カ月ぶりに更新して取引を終えています。
朝方発表の6月の米雇用統計は雇用者数の伸びが市場予想を上回りましたが、米連邦準備理事会(FRB)がテーパリング(量的金融緩和の縮小)を早めるほどの内容ではないとの見方から米長期金利が低下しています。高PER(株価収益率)銘柄が多いハイテク株を中心に買いが優勢となりました。
雇用統計で景気動向を映す非農業部門雇用者数は前月比85万人増と市場予想(77万人増)を上回っています。一方、失業率は(5.9%)と5月(5.8%)から上昇し、市場予想(5.6%)よりも(0.1%)高い発表でした。経済の正常化に伴い雇用回復は続いていますが、総じて予想の範囲内でした。
金融緩和の早期縮小懸念が和らぎ、長期金利は前日比(0.03%)低い(債券価格は高い)(1.42%)を付けています。長期金利の低下を受け相対的な割高感が薄れたハイテク株が買われています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比116.949高い1万4639.325と3日ぶりに過去最高値を更新しました。機関投資家が運用指標にするS&P500種株価指数も連日の過去最高値の4352.34で取引を終えています。
1日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3日続伸し、前日比131ドル02セント(0.38%)高の3万4633ドル53セントで取引を終えています。
多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数が連日で過去最高値を更新し、投資家心理が上向くなか、新たな四半期に入って新規の投資資金が流入するとの期待が広がりました。
1日発表の週間の新規失業保険申請件数は前週比で減少し、市場予想も下回りましたが、今後の米金融政策を予想するうえでは2日に6月の雇用統計、5月の貿易収支、5月の製造業受注などが発表される状況を見極めたいという流れでした。
原油先物相場が一時2年9カ月ぶりの高値を付け、石油のシェブロンが上昇がめだちましたが、朝方発表の四半期決算と同時に新型コロナウイルスのワクチン接種事業の減速見通しを示したドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスが売られ、ダウ平均の重荷となっています。
30日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸し、前日比210ドル22セント(0.62%)高の3万4502ドル51セントで取引を終えています。朝方発表の雇用関連指標が市場予想を上回り、米労働市場の改善に伴う景気の回復期待が強まりました。雇用増に伴い個人消費が強含むとの見方から景気敏感や消費感関連株への買いが目立っています。
6月全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)が前月比60万2千人増と、市場予想(55万人程度の増加)を上回りました。
7日発表の米政府の雇用統計では非農業門の雇用者数が前月比70万人程度増加すると予想されています。同程度の増加であれば、労働市場の改善は続く一方、米連邦準備理事会(FRB)がテーパリング(量的金融緩和の縮小)の開始を前倒しするほどの強い内容にはならないとみられています。
四半期末と半期末の持ち高調整で割高感が意識されやすいハイテク株を売って、相対的に割安な景気敏感株を買う動きもみられました。取引終了にかけて景気敏感株への買いが強まり、ダウ平均は上げ幅を広げる展開になりました。
ダウ平均は6月月間で6ドル(0.1%)安と小幅ながら5カ月ぶりに下落しています。
29日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は小反発し、前日比9ドル02セント(0・026%)高の3万4292ドル29セントで取引を終えています。
米景気の回復を示唆する経済指標の発表を受け、消費関連株への買いが目立ちました。米長期金利が心理的節目(1.5%)を下回って推移し、高PER(株価収益率)銘柄のハイテク株の一角も上昇しています。ただ、ダウ平均は(5月7日)につけた過去最高値「3万4777ドル76セント」に迫っており、利益確定の売りも多く上値は伸びませんでした。
29日発表の6月の米消費者信頼感指数は前月比(7.3)ポイント高い「127.3」と、市場予想「118.7」を上回っています。
米長期金利は前日と同水準の(1.48%)近辺で推移しており、金利上昇の局面で売られやすいハイテク株が買われ、ソフトウエアのマイクロソフトが上場来高値「271ドル40セント」を更新しています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比27.827ポイント高い1万4528.335と連日で過去最高値を更新です。
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